低容量・低価格IoT回線サービス「1NCE」をシガーソケット型デバイスに搭載し、動態管理の効率化を推進 〜バンテックの運行管理システム「モバイルTMS」に採用〜
2025年1月22日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、 物流業界における動態管理の効率化の推進を目指して、自動車向け位置トラッキングデバイス「AP3-MJ」に独1NCE(ワンス)社の低容量IoT回線サービス「1NCE IoTフラットレート」※を搭載したサービスが、株式会社バンテック(以下「バンテック」)の運行管理システム「モバイルTMS」に採用されましたのでお知らせします。
バンテックは、協力会社の動態管理のための運行管理システム「モバイルTMS」を提供していますが、スマートフォン(スマホ)専用のため自社トラックでの使用がメインになっており、協力会社やスポット車両向けのサービスとして、スマホ以外の手段を模していました。
これらを解決するため、ソフトバンクは、車両のシガーソケットに簡単に装着できる自動車向け位置トラッキングデバイス「AP3-MJ」に、独1NCE(ワンス)社の低容量・低価格で通信を可能にするプリペイド式のIoT回線サービス「1NCE IoTフラットレート」を搭載したサービスを提供します。バンテックの運行管理システム「モバイルTMS」と、ソフトバンクが提供するサービスを連携することで、ドライバーが操作することなく、協力会社の車両やスポット車両に対して動態管理を実現できます。また、トラック輸送におけるDX化を普及させ、滞留時間の改善や最適な輸送網の構築を目指します。
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ソフトバンクは、日本を含むAPACの19カ国・地域において、「1NCE IoTプラットフォーム」の独占販売権を取得しています。

■自動車向け位置情報トラッキングデバイス「AP3-MJ」サービスサイト
https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/car-tracking
ソフトバンクは今後も、物流業界の課題解決に向けて、企業や社会のDX支援を推進します。
<製品画像・使用イメージ>
<AP3-MJ> <AP3-MJ差し込みイメージ>
<モバイルTMS画面イメージ>
<アプリのイメージ>
当日の配車計画や出発到着時間が表示されます
<管理画面のイメージ>
車両の現在位置と待機時間や遅延状況をリアルタイムで確認が可能
1NCE
「1NCE IoTフラットレート」は低容量に特化しているため、建物や工場の設備管理や物流のトラッキング、スマートメーター、消費者向け家電製品など、1日当たりの通信頻度が少なく、より低廉なコストでの利用が求められる場面の導入に最適です。また、1回線から契約できるため、研究開発や実証実験など、本格的なサービス導入前の検証などに気軽に利用できます。
■低容量・低価格IoT回線サービス「1NCE」のサービスサイト
https://www.softbank.jp/biz/services/module/1nce/
モバイルTMS
スマートフォンを利用した運行管理システム「モバイルTMS」は、運行状況や積載率をリアルタイムで可視化し、効率的な輸送を実現します。
これにより、"空気"を"運ばない"輸送が可能となり、物流コスト削減と環境保護の両立を実現します。同システムは、地球環境への負荷を低減する取り組みが評価され、一般社団法人 日本物流団体連合会 第21回 物流環境大賞を受賞しました。
現在、数百台の大型トラックで運用されており、運行管理者からも「運行状況の把握が容易になり、輸送台数の適正化ができた」と高い評価を得ています。
「モバイルTMS」は自社開発のシステムであり、ユーザーからの改善要望をもとに毎年機能拡張を行っています。これにより、常に最新の機能を提供し、ユーザーのニーズに応え続けています。