「Starlink Business」のアンテナを搭載した マルチタスク車両の開発・運用を支援
〜MONET Technologiesが自治体や企業向けに、7月10日に提供開始〜

2025年7月10日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、自治体や企業向けに提供している衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business(スターリンクビジネス)」のアンテナを搭載した、MONET Technologies株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:清水 繁宏、以下「MONET」)のマルチタスク車両の開発を支援しました。MONETは、自治体や企業向けに、この車両の提供を7月10日に開始します。ソフトバンクは、今後、運用面での支援を継続して行います。

マルチタスク車両は、車内のレイアウトを柔軟に変更して、医療や行政サービス、防災、現場事務所などさまざまな用途に活用できるMaaS向けの架装車両です。これまでマルチタスク車両で「Starlink Business」を利用する場合は、車両の近くにスタンド型の「Starlink Business」のアンテナを設置してケーブルで接続する必要があり、設置にかかる手間や時間、悪天候下での作業の困難さなどに課題がありました。

「Starlink Business」のアンテナを搭載したマルチタスク車両では、停車後に電源を入れて専用のアプリを操作するだけで通信ができ、アンテナの設置作業が不要です。従来はアンテナの設置と設定に約30分を要していましたが、アンテナを搭載した車両では設定のみの約5分で済み、約83%の時間短縮につながることが確認できました。これにより、マルチタスク車両におけるサービス提供までの時間が大幅に短縮され、訪問場所や訪問回数の拡大など運用効率の向上を実現することで、より多くのサービスを提供できるようになります。また、「Starlink Business」を利用することで、通信環境が整っていない地域や災害発生時でも、衛星通信による安定した通信環境と高速データ通信を利用することができます。

ソフトバンクは、今後もお客さまの多様なニーズに応え、あらゆる場所で通信がシームレスにつながる環境をつくり、社会に貢献していきます。

■「Starlink Business」のアンテナを搭載したマルチタスク車両


■「Starlink Business」について

「Starlink Business」は、国内の通信環境が整っていない地域においても、高速かつ低遅延なインターネット接続を実現する衛星ブロードバンドインターネットサービスです。ソフトバンクはStarlinkの認定インテグレーターとして、企業や自治体のニーズに応じたStarlink Businessの導入を支援しています。陸上・海上問わず、災害対策や遠隔地での業務など、さまざまなシーンで安定した通信環境を構築できます。

■「Starlink Business」サービスサイト
https://www.softbank.jp/biz/services/network/satellite/starlink-business/

■マルチタスク車両について
https://www.monet-technologies.com/product/maasconversion_mtv

  • SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
  • その他、このお知らせに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。