フェーズフリー型ドローン物流プラットフォームの構築に向けてエアロネクストと業務提携
2025年7月29日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、フェーズフリー型ドローン物流プラットフォームの構築に向けて、株式会社エアロネクスト(以下「エアロネクスト」)と業務提携を2025年7月14日に締結しました。
フェーズフリーとは、平時と有事(災害時など)を区別せず、日常的に活用できる仕組みを平時から整備することで、発災時にもそのまま機能する状態を目指すという考えです。
今回の提携に基づき、両社はAI(人工知能)を活用した同時遠隔自動操縦を可能とするドローン運航管理システムの開発や、フェーズフリー型ドローン物流プラットフォームの構築に向けた取り組みを進めていきます。

<両社の役割>
ソフトバンクは、通信インフラに加え、AIを活用した効率的かつ安全な自律航行技術や、プラットフォームの構築に関するノウハウを提供します。 エアロネクストは、ドローン機体の開発に加え、ドローン物流における運航管理のノウハウを提供します。
<背景>
近年、物流業界では人手不足やラストワンマイル配送の課題が深刻化しています。一方で、災害時における緊急物資の輸送など、ドローンを活用した新たな物流手段へのニーズが高まっています。こうした社会課題をテクノロジーの力で解決すべく、ソフトバンクはエアロネクストとの業務提携に至りました。
<今後について>
ソフトバンクは、各産業の課題解決を支援する総合的なドローンサービス「SoraBase(ソラベース)」を提供しており、ドローンの社会実装を推進しています。
今回の提携では、両社が連携してフェーズフリー型ドローン物流プラットフォームの早期実用化を目指します。これにより、物流の効率化やラストワンマイル配送の課題解決、災害時における物資輸送など、さまざまな社会課題の解決に貢献していきます。
■「SoraBase」サービスサイト
https://www.softbank.jp/biz/services/infrastructure/sorabase/
<エアロネクストについて>
エアロネクストは、「人生100年時代の新しい社会インフラで、豊かさが隅々まで行き渡る世界へ。」をミッションに掲げ、低空域を活用した今までにない新たな価値創造を推進しています。重力、空力特性を最適化することで、産業用ドローンの基本性能や物流専用ドローンの運搬性能を向上させる独自の機体構造設計技術4D GRAVITY®を提供する技術ライセンス事業、ドローン関連技術の共同開発や開発受託を行う共同開発事業を展開しています。また、戦略子会社株式会社NEXT DELIVERYを通じて、地域の物流を集約化、効率化していく新スマート物流SkyHub®事業、日本有数のノウハウと実績を持つチームが最先端の技術とスキルで推進するドローン運航事業を展開しています。SkyHub®事業は、すでに国内の複数地域で社会実装され、多くの課題を抱える地域物流の課題解決の貢献を推進しています。
*会社概要は https://aeronext.co.jp/about/company/をご覧ください。