サイクルロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2025」において、衛星通信サービス「Eutelsat OneWeb」を活用したライブ中継時の電波対策に協力

〜熊本阿蘇ステージにおける走行テストで、映像伝送の成功率が30%から80%に改善〜

2025年10月3日
ソフトバンク株式会社

ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、2025年10月10~13日に、長崎県、福岡県、熊本県、宮崎県および大分県で開催される国際自転車競技連合認定のサイクルロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2025」において、安定したインターネットライブ中継を行うため、低軌道衛星通信サービス「Eutelsat OneWeb(ユーテルサットワンウェブ)」を活用した電波対策に協力します。

この取り組みは、株式会社テレビ熊本(以下「テレビ熊本」)がライブ中継で使用するモバイル通信を用いた映像伝送装置「LiveU」と、ソフトバンクが提供する「Eutelsat OneWeb」を併用して、電波対策を強化するものです。
ソフトバンクは、今回のライブ中継で使用する「Eutelsat OneWeb」の対象アンテナにおいて、携帯移動地球局の特定無線局包括免許を取得しており、これにより走行中の車両やバイクに低軌道衛星通信サービスを提供することが可能になります。



Eutelsat OneWebのアンテナを搭載したバイク


ソフトバンクとテレビ熊本は、「マイナビ ツール・ド・九州2025」の事前走行が行われた南小国町、 産山村、 阿蘇市、 高森町および南阿蘇村を結ぶ全長約115kmの熊本阿蘇ステージで、モバイル通信と衛星通信を併用した電波対策のテストを行いました。阿蘇熊本ステージは、標高が最大約900mで、標高差が最大約500mとなる、世界最大級のカルデラの地形を生かしたアップダウンの激しいコースです。このコース全域で行われたテストでは、映像伝送の限界ライン成功率が、モバイル通信では約30%でしたが、「Eutelsat OneWeb」と併用した場合では約80%まで大幅に改善しました。



熊本阿蘇ステージにおける電波対策テストの結果


ライブ中継は、以下の大会公式Youtubeチャンネルで配信予定です。
https://www.youtube.com/@tourdekyushu


■「Eutelsat OneWeb」について
「Eutelsat OneWeb」は、国内の企業や政府機関、自治体などのお客さま向けに提供する低軌道衛星通信サービスです。電波が届きにくい山間部や海上などでも通信が可能です。ソフトバンクの閉域網サービス「SmartVPN※」とのダイレクトな相互接続により、低軌道衛星通信でありながら閉域接続が可能なため、機密性の高い情報伝達にも利用できます。ソフトバンクは、国内で「Eutelsat OneWeb」の包括免許を取得した初めての通信事業者です。

  • 「SmartVPN」の申し込みが別途必要です。

■「Eutelsat OneWeb」サービスサイト
https://www.softbank.jp/biz/services/network/satellite/eutelsat-oneweb/

■「マイナビ ツール・ド・九州2025」の概要
開催期間:2025年10月10日(金)~10月13日(月・祝)
開催地:長崎県、福岡県、熊本県、宮崎県、大分県
主催:ツール・ド・九州2025実行委員会、一般社団法人ツール・ド・九州
公式ウェブサイト:https://tourdekyushu.asia/


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