ソフトバンクとTAWAL、次世代スマートインフラの構築と導入に向けて協業を開始

2025年12月25日
ソフトバンク株式会社


ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、サウジアラビア王国(以下「サウジアラビア」を拠点とする通信インフラ企業であるTelecommunications Towers Company J.S.C. (C) (以下「TAWAL」)と、次世代スマートインフラの構築と導入に関する覚書を、2025年11月11日に締結しましたので、お知らせします。

ソフトバンクとTAWALは、この覚書に基づき、サウジアラビア国内での次世代スマートインフラの構築を目指して、TAWALの5G(第5世代移動通信システム)やIoT(Internet of Things)、エッジコンピューティング技術と、ソフトバンクの高精度位置測位サービスなどの技術を活用したインフラ設計および事業展開に向けて協力するための枠組みの確立を目指します。

具体的には、以下のような活用事例の実現に向けた取り組みを支援します。

  • 無人航空機(UAV)の運用
  • 高度な車両運行管理システム
  • AIによる活用分析
  • 群衆管理ソリューション
  • 三次元デジタルモデルアプリケーション

ソフトバンクは、経済産業省がグローバルサウス諸国※の市場活性化および日本との経済的連携強化を目的として実施した「令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業委託費におけるマスタープラン策定等調査事業」を実施する再委託先事業者の二次公募で、ソフトバンクが提案した「サウジアラビア王国における高精度測位サービスの事業展開に関するマスタープラン策定等調査事業」が採択され、2025年5月にサウジアラビアでの調査を開始して取り組みを進めています。

ソフトバンクは、この覚書を通してTAWALとの戦略的な協力関係をさらに深め、サウジアラビアにおける高度な社会基盤の発展に貢献し、「サウジ・ビジョン2030(Saudi Vision 2030)」が目指す、デジタル技術を活用した社会と経済の進化に寄与していきます。

 

  • 経済的な発展を遂げ、国際社会における影響力が増している新興国や途上国を指します。