SNSボタン
記事分割(js記載用)

福岡ソフトバンクホークス王監督が退任

福岡ソフトバンクホークス(以下、ホークス)の王 貞治監督が、14年間慣れ親しんだホークスのユニフォームを脱ぎ、監督を退任することになりました。退任を発表した2日後の9月25日、王監督は東京・汐留のソフトバンク本社を訪れ、オーナーである孫 正義と、退任発表後初めて懇談しました。

孫は王監督の退任について「お体さえ許すのであれば、終身、監督を務めていただきたかった。その思いは最初から一度も変わっていませんし、ますます強く思っています。しかし、大切なお体のことがありますので、現場を指揮する立場を離れることを、泣く泣く了承させていただきました。今年いっぱいゆっくり休んでいただき、来年からは現場の監督とは違った形ですが、ホークスファン、選手、日本の野球界のためにお力添えをいただきたいと思います」と語り、今回の退任を心より惜しんでいました。

王監督は「孫オーナーから“野球のことはすべて任せるので、思い切ってやってほしい’と言われ、本当に理解あるオーナーのためにも、チャンピオンフラッグを手渡すことが念願でした。しかし、それが果たせなかったことは大変残念です」と語りました。そして今後については「この14年間、九州ですばらしい第二の人生を歩ませていただきました。私には野球のことしか分かりませんが、今後は恩返しを含め、私にできることは何でもさせていただきたいと考えています。また日本中の若い選手や海外の選手を、ぜひ飛んでいって自分の目で実際に見てみたいと思います」と語り、今後のホークス、そして野球界への貢献について抱負を述べました。

福岡ソフトバンクホークスは、王監督が14年間で築いた財産を継承し、引き続き王監督の助力もいただきながら、頂点を目指してまいります。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

(掲載日:2008年10月7日)