PBXが老朽化。繰り返されるPBX更新作業をなくすためには

2023年4月27日更新

2021年11月12日更改

PBXが老朽化。繰り返されるPBX更新作業をなくすためには

オフィスの電話利用に必要なPBX(電話交換機、Private Branch Exchange)は、一般的に耐用年数が6年と言われています。PBXが老朽化して交換が必要になったとき、「次の6年」を考慮したうえで検討しなければなりません。新型コロナウイルス感染症により、働き方やオフィスの考え方は大きく変わりました。今後、このような緊急事態や自然災害が起こった場合を考えると、これまでと同じ電話システムの運用をこれからも続けてよいのでしょうか?

今回のブログでは、PBXが老朽化して交換を検討し始めるタイミングで考えるべきことをご紹介します。電話環境の改善に向けて「電話環境の課題別導入事例」も一緒にご確認ください。

目次

高まる「ハイブリッドワーク」の需要

国土交通省が2022年3月に発表した「令和3年度テレワーク人口実態調査」によると、「新型コロナウイルス感染収束後のテレワーク継続移行」について84%が「継続意向あり」と回答しています。オフィス利用はコロナ禍以前に戻りつつありますが、一方でテレワークの継続意向は強いため、今後はテレワークと出社を組み合わせた「ハイブリッドワーク」が主流になっていくと予想されます。

どこでも受電できる環境が必要

ハイブリッドワークをする上での検討事項として、企業の代表番号といった『固定電話番号宛ての電話対応』があります。オフィス内に設置する従来のPBX(オンプレミス型PBX、構内交換機)では、代表電話番号にかかってきた電話はオフィスの固定電話機でしか受けることができず、テレワークをしている従業員は電話に出ることはできません。そのため、テレワークをしている従業員宛にかかってきた電話の取り次ぎは、一度電話を切った後にテレワークの従業員に電話し、折り返し電話をしてもらうという対応が必要でした。

このような場合は、PBXの機能をクラウド化したクラウドPBXを利用すると、スマートフォンや携帯電話で固定電話番号宛ての電話の受電や内線転送が可能で、場所にとらわれず電話をとることができます。

オフィス出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドワークや災害などの緊急時のことを考慮すると、「次の6年」には働く場所が柔軟に対応できるクラウドPBXがおススメです。

 

 

老朽化したオンプレミス型PBXのリスク

また、オンプレミス型PBXを利用する場合に避けられないのが老朽化や保守切れのリスクです。具体的には以下のようなリスクを考慮しなければなりません。

突然の故障時に対応できない

オンプレミス型PBXを耐用年数を超えて使い続ければ故障リスクが高まります。保守切れしている場合は、サポートが受けられず復旧できない状況に陥りかねません。保守期間中であっても代わりの機器や部品がすぐに準備できなかったり、生産中止になっている可能性もあります。当然、PBXが故障すると電話が使えなくなるので業務にも多大な影響を及ぼします。
また、PBX本体同様に電話機も使い続けると、故障時だけでなく代替の電話機や部品が調達できないリスクも高まります。

FMCサービス機能が使えない

古いPBXでは、携帯電話から固定電話番号発信を可能にするV字発信やFMC※端末から固定電話のピックアップ(代理受け取り)など、比較的最近リリースされたPBXに搭載しているFMCサービス機能が使えないものもあります。

※FMC(Fixed Mobile Convergence):携帯電話とオフィスの固定電話間で内線通話を可能にし、さらに携帯電話から固定電話番号での発着信を実現するサービス

 

課題別のクラウドPBXユースケースをご紹介

・家でも会社と同じように働ける環境を作りたい(ハイブリットワーク)
・BCP(事業継続計画)を整えたい
・移転時や組織変更の際のPBXの設定業務を見直したい
・オフィスレイアウトを変更する際の配線作業をなくしたい
・固定電話を撤廃し、オフィス内を移動しやすくしたい
・既存のオンプレミスPBXの保守切れになる拠点だけ、部分的にクラウドPBX導入したい

上記のような課題をクラウドPBXで解決できるのか、詳しい資料をご用意しております。PBX更新をご検討中でしたら、ぜひご覧ください。

 

ビジネスにおける電話利用のユースケースを課題別に紹介します。 

クラウドPBXサービスページ

クラウドPBXは、物理的な機器の購入や設置、運用手間を削減することができるため、大規模や多拠点ならではのビジネスフォンの課題に対しても最大の効果を発揮します。ソフトバンクが提供するクラウドPBXのサービス詳細や事例をご紹介しています。

お問い合わせ

「自社にはどのような電話環境が適しているか」「クラウド音声サービスの仕様が知りたい」「費用やスケジュールはどのぐらいかかるのか」など、電話環境の見直しについての全般的なお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

導入事例

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