【新米エンジニア奮闘記】20時間+無料でMicrosoft認定AZ-900を取得した話

2022年08月19日掲載

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初めまして、新卒でクラウドエンジニアリング本部のエンジニアに配属された金棟植と申します。現在は主に、フロントエンド開発(Vue.js/Nuxt.js)、クラウド(Azure)を活用するサービス開発に取り組んでいます。

「クラウドの勉強を始めたいが、どこから始めるべきかわからない」という方には、無料・短時間で取得できるMicrosoft Certified: Azure Fundamentals (AZ-900)資格の勉強がおすすめです。

本記事では、クラウドに慣れていない方を対象に、クラウド勉強の最初の一歩を紹介しています。Microsoft Azureというクラウドサービスに初めて接し、基礎資格のAZ-900を取得するまでをわかりやすく解説します。

*本記事の情報は2022年8月時点のものになっております。

目次

Microsoft Certified: Azure Fundamentals (AZ-900)とは?

Microsoftが提供するクラウドサービスであるAzureの基礎を取得できる、スタートラインの資格です。予約すれば、基本的にいつでも受験可能です。

基礎の資格であるため、難易度は高くありません。基礎的なコンピュータやネットワークの知識を持っている方には、より簡単な資格だと思います。ただ、やはり基礎の資格である上に、あまり業務上のアピールにはつながらないです。この資格を踏み台として、上位の資格を目指すことを推奨します。

方式

CBT(Computer Based Testing)方式(マウスとキーボードで回答)

受験場所

テストセンター・職場・自宅の中で選択

言語

言語選択可能(英語、日本語など)

試験時間

45分

問題数

35問前後

合格条件

700点以上(1,000点満点)

有効期限

無し

受験料

一般:13,200円(税込)(ただし、特典による免除あり)

評価項目

クラウドの概念について説明する (25–30%)

Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する (35–40%)

Azure の管理とガバナンスについて説明する (30–35%)

試験時間は結構余裕があり、考える時間は十分です。国・地域別に受験料が異なりますが、取得後は同じ取り扱いです。なので、受験料が比較的安い海外などで受験することも可能です。

試験に関する最新の情報はこちらのリンクを確認してください。

AZ-900取得まで、私のタイムライン

私はテストセンターで日本語を選択して受験しました。結果は742/1,000点で、ギリギリ合格しました。 CBTのテスト自体が久しぶりだったことや過去問や模擬テストを一回も受験せず、本番テストから受けたことでギリギリでした。個人的には、言語を問わず、一応模擬テストを受けることを推奨します。

AZ-900に直結する勉強時間をまとめると20時間弱になります。1ヵ月あれば、余裕で合格できると思います。具体的に勉強した内容は、やったことまとめを参考にしてください。

私の場合、配属までの研修に技術研修が含まれています。技術研修では、ネットワークやコンピュータ、セキュリティに関する知識を取り扱っていたため、少し役に立っている可能性があるので、図に記入しておきました。軽く参考にしてください。

やったことのまとめ

まずは、私が実際に活用した勉強の教材と所要時間を紹介します。

Microsoft Learn(〜12時間、無料)

AZ-900の試験ページ内の下の方の3つのラーニングパスを受講することで、クラウドの基礎概念を取得することができます。

ここの6つのラーニングパスを受講することで、Azureの基本概念を取得することができます。

Microsoft Virtual Training Days(〜7時間、無料) 

専門講師が直接登壇する集中講義です。このようなイベントに参加する場合、無料でテストを受けられるバウチャーを提供していただけることもあるので、受講されることをおすすめします。

私の場合だと、3時間30分ずつ2日に分けての集中講義でした。無料受験のバウチャーの提供は、5営業日後になります。予約を入れる際に、画面上部に表示されるバウチャーをクリックしてください。

以下で紹介する模擬テストを受けてない人は、まずこれに参加しましょう。無料枠で受験してテストの形式に慣れておくことが大事です。

Virtual Traning Dayの予約はこちらで可能です。

今回はやってないが、推奨すること

私も利用したかったのですが、諸事情により利用できなかったおすすめの方法を紹介します。私のようにまず、本番からテストを受けることは避けた方がいいと思います。ぜひ以下を活用することを検討してください。 

Udemyで模擬テスト(3~6時間、有料)

模擬テストを受ける際はUdemyの模擬テストがおすすめです。日本語で信頼できるサイトで模擬テストを受けることが可能です。その上、問題数が多く、実際のテスト環境と似ている環境での受験が可能です。

Udemyの講座は特に受けなくてもMicrosoft Learnで対応可能であるため、必須ではないと思います。独学に自信がない人におすすめします。

Udemy:2022年版の模擬問題集です。有料ではありますが、実際の問題形式を体験しておくことができるため、おすすめです。

おすすめの組み合わせ

本記事の情報を基に、自分に適した勉強法を試してAZ-900にチャレンジしてみてください。

Microsoft Learn + Microsoft Virtual Training Day + Udemy模擬テスト

個人的に一番おすすめの対策法はこちらです。Udemyの模擬テスト以外はコストは一切かかりません。その上、合格するのは難しくもないと思います。

Microsoft Virtual Training Day + Udemy有料講座/模擬テスト

あまり時間に余裕がない方や独学に慣れていない方向けです。コストは少し高めになりますが、講義の内容をよく理解することで試験に対応することができます。Microsoft Virtual Training Dayを受講することで、短期集中で学習することができます。また、無料バウチャーの特典でコストを下げることができるので、おすすめです。

まとめ

本記事では、MicrosoftのAzure基礎資格であるAZ-900を紹介しました。AZ-900はMicrosoftが提供するクラウドサービスであるAzureの基礎を取得できる、スタートラインの資格です。

クラウドに関する知識があまりなかった私が勉強でやったこととして、Microsoft learnや Virtual Training Dayを紹介しました。そして、その経験から追加で必要だったと感じた模擬テストの情報や勉強法の組み合わせを紹介しました。

本記事の情報を基に、自分にあう勉強法を試してAZ-900にチャレンジしてみてください。クラウドに興味がある方々に役立つことを期待しています。

関連サービス

Microsoft Azure

Microsoft Azureは、Microsoftが提供するパブリッククラウドプラットフォームです。コンピューティングからデータ保存、アプリケーションなどのリソースを、必要な時に必要な量だけ従量課金で利用することができます。

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