Weekly AWS アップデート情報 - 2022/9/6             ~VMware Cloud on AWS と Amazon FSx for NetApp ONTAP のインテグレーションが可能に~

2022年9月6日掲載

キービジュアル

皆さま、こんにちは。大塚 清です。

先週 (2022/8/29 - 2022/9/4) の主な AWS アップデート情報をお送りいたします。

目次

今週の注目アップデート

VMware Cloud on AWS と Amazon FSx for NetApp ONTAP のインテグレーションが可能になりました。これにより、コンピューティングリソースから独立した、スケーラブルでハイパフォーマンスなストレージを、AWS Software Defined Data Center(SDDC)上の VMware Cloud にアタッチすることができます。

セキュリティ、ID、およびコンプライアンス

AWS Security Hub は、セキュリティのベストプラクティスのチェックを行い、アラートを集約し、自動修復を可能にするクラウドセキュリティ体制管理サービスです。今回、AWS Security Hub は、Amazon Simple Notification Service (SNS) を通じてアナウンスを発行するようになりました。これにより、最新の機能リリースやアナウンスメントが通知できます。また、AWS Lamda 関数を使用することで、通知の受信をトリガーとして処理の自動化が可能になりました。

 

AWS IAM Identity Center (旧 AWS Single Sign-On) に、ユーザやグループの作成、更新、削除等をするための API が追加されました。これにより、ユーザやグループの管理作業を軽減し、時間を短縮することができます。

 

Amazon Inspector はソフトウェアの脆弱性や意図しないネットワークのエクスポージャーがないか継続的に AWS ワークロードをスキャンする自動脆弱性管理サービスです。EC2 で稼働するWindows Server 2012、2012 R2、2016、2019, 2022上での脆弱性スキャンのサポートを追加しました。

コンテナ

AWS は、credentials-fetcher というオープン ソース プロジェクトの一般提供を開始しました。これを使用すると、サービスアカウント認証モデルを使用して Linux コンテナでホストされているサービスから AD にアクセスすることができます。ソースコードはこちらの github で公開されています。

 

AWS Fargate で Microsoft Windows Server 2022 ランタイムプラットフォームのサポートが開始されました。Amazon ECS で Windows Server 2022 を実行することにより、イメージ全体のサイズを縮小できます。

データベース

Amazon Aurora MySQL-Compatible Edition version 1 (with MySQL 5.6 compatibility)は、2023年2月末にサポートが終了されます。ご利用いただいている方は、サポート終了までにバージョンアップのご検討をお願いします。

その他

UAE (アラブ首長国連邦) リージョンが利用開始されました。これにより、AWS 全体では、計27リージョン、87 AZ (Availability Zone) となりました。今後さらにオーストラリア、カナダなどで21 AZ と7つのリージョンオープンが計画されています。

 

AWS Step Functions に14種類の組み込み関数が追加され、入出力データ操作のサポートを拡張しました。関数の数は合計18になり、JSON や、文字列、配列操作の関数(Intrinsic functions)が利用できるようになりました。これらの関数はダウンストリーム サービスを呼び出したり、タスク状態を追加したりする必要はありません。詳しくは Developer Guideをご覧ください

 

Amazon Connect は、クラウド上に顧客窓口を構築するためのサービスです。今回の発表でインスタンス作成のために AWS CloudFormation をサポートするようになりました。インスタンスの構築にあわせて、インスタンス内のユーザやコンタクトフローといったリソースもデプロイできます。詳しくはこちらの公式ドキュメントを参照してください。

 

Amazon Connect は、インスタンスでルーティングプロファイルを検索するためのAPIを新たに提供するようになりました。API 経由でルーティングプロファイルを名前、説明、またはタグで検索することが可能です。同時にクエリーを検索するための API もリリースされました

 

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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