Weekly AWS アップデート情報 - 2022/10/4～新たなキャッシュサービスが一般提供開始～

セキュリティ、ID、およびコンプライアンス

• AWS がサポートプランの切り替え方法を更新

AWS のサポートプランの管理は、これまで Root ユーザのみできましたが、今回 IAM を利用して AWS アカウントにサポートプランを管理する権限を付与できるようになりました。読み取り専用などの細かいアクセス許可を設定可能です。

コンピューティング

• AWS App Runner で Node.js 16 マネージドランタイムをサポート

AWS App Runner は、コンテナ化された Web App や API を開発者が簡単で迅速にデプロイできるフルマネージド型サービスです。今回 Node.js v16 マネージドランタイムが追加されました。

• Bottlerocket が Amazon Inspector で使用可能に

Bottlerocket は、コンテナを実行するために AWS によって構築された Linux ベース OS です。 今回 Amazon Inspector で Bottlerocket が使用可能になり、脆弱性チェックを行うようになりました。

コンテナ

• Amazon ECS Service Discovery が大阪、ジャカルタリージョンで利用可能に

ECS Service Discovery は、コンテナ化されたサービスの発見・接続を支援するサービスです。今回、大阪とジャカルタリージョンでの利用が可能となりました。詳しくはこちらのドキュメントをご覧ください。

ストレージ

• Amazon EBS Snapshots で EBS スナップショットアーカイブのデフォルト制限が 25 に

Amazon EBS Snapshots では、Snapshots Archive 階層に同時にアーカイブできるスナップショット数のデフォルトの上限が 5 から 25 になりました。これにより、スナップショットを Snapshot Archive 階層に大規模に移動しやすくなりました。EBS Snapshots Archive は 90 日以上保持する必要がある EBS スナップショットのポイントインタイムコピーをアーカイブできる低コストのストレージ階層です。

• Amazon Data Lifecycle Manager が EBS Snapshots のアーカイブを自動化

Amazon Data Lifecycle Manager (DLM) を使用して作成されたスナップショットが EBS Snapshots Archive に自動的に移動できるようになりました。詳しくはこちらのブログをご覧ください。

データベース

• Amazon Aurora が MySQL 5.7 から 8.0 へのインプレースアップグレードをサポート

Amazon Aurora データベースクラスターを Amazon Aurora MySQL 互換エディション バージョン 2 (MySQL 5.7 互換)から Aurora MySQL 互換エディション バージョン 3 (MySQL 8.0 互換) にインプレースアップグレードできるようになりました。詳しくは、こちらのドキュメントをご覧ください。

IoT

• AWS IoT FleetWise の一般提供を開始

AWS IoT FleetWise は、車両のデータをほぼリアルタイムで収集、変換してクラウドへ転送できる自動車会社向けのサービスです。今回、その一般提供が開始（GA）されました。収集したデータをAmazon S3 などに保存し、分析や機械学習を行うことで自動運転や先進運転支援システム (ADAS) の改善につながります。

その他

• Amazon Connect でフロー UI とフロー言語を更新

Amazon Connect は、あらゆる規模の顧客窓口をセルフサービスで構築して、よりよいサービスを低コストで提供できるクラウド型コンタクトセンターサービスです。今回、フロー UI が更新され、ブロック間の色分けされた接続（矢印線)の作成、検索機能の向上など多数の機能改善が行われました。さらに、フロー言語の更新により、フローをエクスポート・インポートする機能も追加されました。詳しくはこちらの「September 2022 Updates」をご覧ください。

• Amazon WorkSpaces で Ubuntu Desktop をサポート

Amazon WorkSpaces はサポートされているデバイスからリソースにアクセスできる Windows および Linux 向けのフルマネージドデスクトップ仮想化サービスです。今回、Ubuntu Desktop 22.04 LTS のサポートが開始されました。

• Amazon WorkSpaces Core が一般提供を開始

Amazon WorkSpaces Core は、3rd Party のVDI 製品 (VMware Horizon など) を WorkSpaces 上で管理できる新たなフルマネージドデスクトップ仮想化サービスです。今回このサービスの一般提供が開始（GA）されました。

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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