Weekly AWS アップデート情報 - 2022/11/08~Amazon VPC で Elastic IP を別の AWS アカウントへ移管可能に~

2022年11月8日掲載

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皆さま、こんにちは。大塚 清です。

先週 (2022/10/31- 2022/11/06) の主な AWS アップデート情報をお送りいたします。

目次

今週の注目アップデート

セキュリティ、ID、およびコンプライアンス

  • AWS WAF が国・地域コードのラベルを付与する機能を追加
    AWS WAF の geographic match ステートメントで、ISO 3166 ベースの国・地域コードのラベルを各 IP アドレスに付与する機能が追加されました。例えば、米国テキサスからのリクエストには、awswaf:clientip:geo:region:US-TX というラベルを付けます。これにより、地域ごとに AWF のルールを設定することができるようになりました。

コンピューティング

  • AWS App Runner が Anazon VPC 内でアクセス可能なサービスをサポート
    AWS App Runner で VPC 内でアクセス可能なサービスをサポートするようになりました。これでインターネットに公開することなく、プライベート空間で App Runner のサービスにアクセス可能になります。VPC エンドポイントを活用して App Runner のサービスにアクセスできる VPC を指定します。

 

  • AWS ParallelCluster 3.3 が一般提供を開始
    AWS ParallelCluster 3.3 が一般提供開始(GA)されました。新機能として、単一ジョブキューでの複数インスタンスタイプの割り当て、動的ファイルシステムマウント、Slurm を管理及び監視する機能である Slurm accounting の有効化などの機能が追加されました。詳細はこちらのリリースノートをご覧ください。

データベース

  • Amazon MemoryDB for Redis でデータ階層化機能追加
    Amazon MemoryDB for Redis にデータティアリング(階層化)機能が追加されました。メモリが不足した際、アクセス頻度が低いデータを自動的に SSD に移動することで、レイテンシは増加しますが、低コストで多くのデータを保存できます。この機能は R6gd ノードで Redis 6.2.6 以降の場合のみ利用できます。詳細は開発者ガイドをご覧ください。

 

分析

 

  • Amazon Kinesis Data Streams の管理コンソールでデータレコードを閲覧する機能追加
    Amazon Kinesis Data Streams の管理コンソールから直接データレコードを閲覧することができるデータビューア機能が追加されました。プログラミングせずにデータを確認できるため、QA やトラブルシューティングに容易に対応できます。この機能でデータを見る際、 GetRecords API が呼び出されるので、シャードごとのリミット(5 transactions per second)に注意して利用する必要があります。詳細はこちらのドキュメントを参照してください。

Machine Learning

IoT

その他

 

 

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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