Gmail がブロックしたメールを分析してみた

2023年3月24日掲載

Gmail がブロックしたメールを分析してみた

(この記事は約3分で読めます)

皆さん、こんにちは。
Google Workspace導入/技術支援チームです。

私たちのチームでは、お客さまにGoogle Workspace を導入する中で頂いた課題や、要望、お困り事などを解決するためのTIPS等について、私たちSEのGoogle Workspace 利用方法を踏まえて約3分以内で読めるようにまとめて発信しています。

本記事では、実際に Gmail の受信トレイに届く前にブロックされているメールにはどんなものがあるか、メールサーバーのログを分析した結果を紹介します!

目次

はじめに

Gmail には「迷惑メール」というラベルがあると思います。
まれに迷惑メールではないメールが迷惑メール扱いされ、不便に感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

Gmail が迷惑メールをブロックする確率は99.9%と言われています。
これだけ聞くと、迷惑メールラベルに頻繁に振り分けられている人からすると「ただ単に何でもかんでも迷惑メール扱いしてるだけじゃないか!?」と思われる人もいるかも知れませんが、それ以上に多くのメールが受信トレイに入る前にブロックされています。

そのため、実際に使っている側からすると、この99.9%は、実感出来ない数字になっています。

そこで、今回は実際に受信トレイに届く前にブロックされているメールにはどんなものがあるか、メールサーバーのログを分析した結果を紹介します!
※私が個人で使っているGoogle Workspace のGmail のメールログの分析結果です。

メールサーバーでブロックされているメール

皆さんは、クレジットカード会社や銀行から「○○を騙るメールにご注意ください」みたいなメールを見たことはないでしょうか?

でも、Gmail を使っているとこのようなメールは見たこと無いという人が多いのではないでしょうか。

それもそのはず。
Gmail のメールサーバーでブロックされているからです。ブロックされたメールは、迷惑メールラベルすら付かず、メールボックスに配送されません。

下の画像は、2ヶ月の間にブロックされた迷惑メールの一部です。

Gmail がブロックしたメールを分析_迷惑メール

有名サービスの名前を使って多くの迷惑メールが送信されてきていることがわかりますね。

上記以外にも銀行やクレジットカード会社のサービス名を騙った多くのメールが送られてきていますがGmail のサーバーが全部ブロックしてくれています。

この中には皆さんが普段使うようなサービスやクレジットカード会社も含まれていますので、もしそのまま受信箱に届いてしまうと、うっかり開いてしまう人も多いのではないでしょうか。

メールアドレスだけではわからないものも多くありますがGmail の迷惑メールフィルタは「明らかな迷惑メール」としてブロックしてくれています。

このように、皆さんが気付かない所でGmail は迷惑メールからユーザーを守ってくれているのです!

ただ、ブロックされるのは99.9%で0.1%はすり抜けてくる可能性があるのでご注意ください!
迷惑メールフィルタをすり抜けたメールは、迷惑メール報告をお願いします。
逆に、誤判定されて迷惑メールラベルが付与されてしまったメールは、迷惑メールではない報告をしてください。
そのうちGmail に搭載されたAIが学習して正しく判定してくれるようになるはずです!

※参考情報:DMARCとは?
上記の表を見ますと、yahoo.comのDMARCポリシーが「1」になっていることがわかります。
DMARCポリシーとは本来のドメインの持ち主以外が送信した場合に偽物と判断できるようにするセキュリティ設定になりますので、その設定のおかげでブロックされているのです。

yahoo.comなどはDMARCポリシーでブロックされているので、yahoo.comが正しくセキュリティ設定をしているということがわかります。
ただしGmail 以外のメールサービスによっては、送信者側で正しくDMARCポリシーを設定していてもブロックされないものもあるので注意してください。

まとめ

多くの迷惑メールは受信前にブロックされていた!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回も乞うご期待!

◆Google Workspaceに関することは、ぜひソフトバンク窓口又は担当営業までご相談ください。

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