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この記事は、OnePortマルチクラウドアクセス時代に書かれたものです。2024年にOnePortマルチクラウドアクセスは「OnePort」に名称および一部機能を変更しています。詳細はOnePortサービスサイトをご覧ください。
ソリューションアーキテクトの赤羽です。
今回はOnePortマルチクラウドアクセスを使ったAWSとの閉域接続方法を紹介します。
OnePortマルチクラウドアクセスとは、オンプレミス環境とクラウド環境を接続するソフトバンクの閉域接続サービスです。オンデマンドでクラウドと接続できることが特長です。従来、クラウドと閉域接続するには各プロバイダーと複数回のやりとりが必要でした。
OnePortの場合、管理画面からの設定だけで閉域接続が完結します。OnePortとクラウドとの間でAPI連携をしていますので、閉域接続に必要なクラウド側のリソースも自動で立ち上がり、接続までされる仕組みになっています。
OnePortを使ったAWSとの接続手順を解説します。
今回は下図のような環境を構築していきます(赤枠部分)。OnePortの操作によりAWS側でのDirect Connect Gateway(DXGW)作成、プライベート仮想インターフェイス (VIF) の作成・接続が自動で進んでいきます。
OnePortマルチクラウドアクセスの構築範囲
OnePort開通通知に記載されているURLにアクセスします。
■クラウドアカウント:AWS用に事前設定していたアカウントを選択
■接続名:任意の名称を入力
■カテゴリ:プライベートピアリング→Direct Connect ゲートウェイを選択
■帯域:必要な帯域を選択
>次へをクリック
■デフォルトルートアドバタイズ:無
※AWS環境からオンプレ側のインターネット出入口を使用する場合は有にしてください。
■各IPアドレス:OnePortとAWSの間のBGP接続用のIPアドレスです。AWSのVPCや拠点と重複しないセグメント/IPアドレスを設定します。
>次へをクリック
内容に問題なければ作成をクリックします。
あとは自動で閉域接続の処理が進んでいきます。タイムラインメニューで処理状況を見ることができます。ステータスが「処理成功」となればOKです。今回の接続では2分ほどで接続完了しました。
AWSとの閉域接続設定は以上です。AWSコンソールに入ることなく、DXGWのデプロイとVIFの接続まで完了しています。あとはAWS側でVPC(VGW)とDXGWとの関連付け、ルーティング設定、セキュリティグループ設定をすることでOnePort経由での通信ができるようになります。
今回はOnePortマルチクラウドアクセスを使ったAWSとの閉域接続方法をご紹介しました。AWS以外のクラウドにも同様の手順で接続できます。複数クラウド・複数テナント用のネットワークをOnePortに集約することで、運用や管理も楽になりますので、煩雑になりがちなマルチクラウドのネットワーク整理にOnePortマルチクラウドアクセスをぜひご検討ください。
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