Weekly Google Cloud アップデート情報 - 
20230724 ~Dialogflow:新たに3つのGenerative AI機能の一般提供開始~

2023年7月24日掲載

キービジュアル

皆さま、こんにちは。

先週 (2023/07/14 - 2023/07/20) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。

目次

今週の注目アップデート

Dialogflow

Dialogflow CXから新たに3つのGenerative AI機能の一般提供を開始しました。これらの機能は一般提供ですが、アクセス制限があり、リクエストする必要があります。

Generative AI agent
Generators
Generative fallback

これらの機能を発表したブログ記事もご参照ください。

AI と機械学習

Vertex AI Workbench

  • Vertex AI Workbenchインスタンスが利用可能に(プレビュー版)

    Vertex AI Workbenchインスタンスは、マネージドノートブックとユーザマネージドノートブックの機能を組み合わせて、強力なデータサイエンスソリューションを提供します。
    サポートされている機能は次のとおりです。
    ・アイドルタイムアウト
    ・BigQuery と Cloud Storage の統合
    ・エンドユーザーとサービスアカウントの認証
    ・VPC サービス コントロール
    ・顧客管理の暗号化キー (CMEK)
    ・健康状態の監視

    利用開始方法については「Introduction to Vertex AI Workbench instances」をご参照ください。

Document AI

以下のForm Parser (pretrained-form-parser-v2.0-2022-11-10)機能が一般提供開始されました。

・ドキュメントから11種類のエンティティを抽出

・チェックボックス検出の強化

・200以上の言語をカバーする国際化(i18n)サポート

・key-value pair(KVP)検出モデルのアップグレード

コンピューティング

Batch

VPC Service ControlsのBatchサポートが一般提供開始になりました。
VPC Service Controls では、明確に指定したGoogle Cloudサービスのリソースとデータを保護する境界線を作成することができます。
詳細については「VPC Service Controls の概要」「BatchでVPC Service Controls を使用する」をご参照ください。

コンテナ

Google Kubernetes Engine

「GKEバージョン1.27」および「gke-metrics-agentバージョン2.0.0」では、gke-metrics-agentのメモリのリクエストと上限が60MiBに増えます。この変更により、システムメトリクスの収集がより安定し、信頼できるものになります。

データ分析

BigQuery

Dataproc Serverless for Spark runtimesのCloud Storageコネクタのバージョンを2.2.16にアップグレードされました。

 

SAP on Google Cloud

・全ての「SAP」用イメージ
・ SAP用SLES15 SP4およびそれ以降のバージョン
 詳細については「サポートされているオペレーティング システム」をご参照ください。
 

Blockchain Analytics

  • Blockchain Analyticsをリリース(プレビュー版)
    2023年7月17日、Blockchain Analyticsのプレビュー版がリリースされました。
    Blockchain Analyticsは、インデックス化されたBlockchainデータをBigQueryを通じて提供し、SQLによる分析を容易にします。 Ethereumをはじめ、Blockchain Analyticsは、ノードの運用やインデクサの開発・保守のオーバーヘッドなしに、信頼性の高いデータへのアクセスを提供します。
    詳細については「What is Blockchain Analytics?」をご参照ください。

 

データベース

Bare Metal Solution

クライアントネットワークを作成する際、アタッチメントが別のプロジェクトにある場合、Google Cloudコンソールのインテークフォームはペアリングキーの代わりにVLANアタッチメント名とプロジェクト番号を受け付けるようになりました。
 

Cloud Bigtable

  • Cloud Bigtableの変更ストリームが一般提供開始
    Cloud Bigtableの変更ストリームが一般提供開始になりました。変更ストリームは、テーブルのデータに対して、変更が発生した時にキャプチャし、処理や分析のためにストリームすることができます。

詳細については「変更ストリームの概要」をご参照ください。

 

Cloud SQL for MySQL

Cloud SQLは、インスタンスのデフォルトのメンテナンスウィンドウをサポートするようになりました。このリリースにより、ユーザ指定のメンテナンスウィンドウがないインスタンスは、インスタンスがデプロイされているタイムゾーンの営業時間外にメンテナンスされます。

 

Firestore

プロジェクト利用状況のモニタリングページは、既存のプロジェクト利用状況ページの下に新しいURLとして移動しました。
詳細については「使用状況ダッシュボード」をご参照ください。

Memorystore for Redis

Redisバージョン7.0がMemorystore for Redisで一般利用可能になりました。

デベロッパーツール

Config Controller

Config Controllerは現在、以下のバージョンの製品を使用しています。
Config Connector v1.106.0
Anthos Config Management

ネットワーキング

Virtual Private Cloud

運用

Cloud Logging

Cloud Logging の価格設定が変更されました。
ただし、毎月の無料割り当て量の価格は変更されていません。詳細については「Cloud Logging の料金概要」をご参照ください。

ストレージ

Cloud Storage

・1.3リリースでは、sauceとDestination間でコンテンツを同期するrsyncコマンドのサポートが追加されました。

・1.3リリースでは、署名付きURLの生成HMACキーの管理バケットサイズの計算ハッシュの計算のサポートも追加されました。

その他のGoogleプロダクト

Buildpacks

  • Python buildpackの変更点
    Python buildpack は gunicorn --bind :8080 main:app を全てのwebアプリケーションのデフォルトのエントリポイントとして使用するようになりました。現在Procfileを使っている場合はそのまま使えますが、新たにプロジェクトにProcfileを設定する必要はなくなりました。
    詳細については「アプリケーション エントリポイント」をご参照ください。

 

今週のアップデートは以上です。

関連サービス

Google Cloud

Google サービスを支える、信頼性に富んだクラウドサービスです。お客さまのニーズにあわせて利用可能なコンピューティングサービスに始まり、データから価値を導き出す情報分析や、最先端の機械学習技術が搭載されています。

MSPサービス

MSP(Managed Service Provider)サービスは、お客さまのパブリッククラウドの導入から運用までをトータルでご提供するマネージドサービスです。

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