Weekly Azure アップデート情報 - 2023/9/5  ～[一般公開] Azure Storage Account 用の Azure Front Door エンドポイントのクイック作成～

コンピューティング

• [一般公開] Azure 仮想マシンのサブスクリプション間復元

Azure 仮想マシンのサブスクリプション間復元機能が一般提供されました。セカンダリ サブスクリプションに復元する権限を持っている場合、ソース仮想マシンが存在するサブスクリプションの同テナント内の別サブスクリプションに仮想マシンを復元できます。デフォルトでは、復元はソース仮想マシンが存在する同じサブスクリプションで行われます。

コンテナ

• [サービス終了] AKS での Kubernetes バージョン 1.24 のサポート終了

AKS の Kubernetes バージョン 1.24 のサポートが非推奨になりました。現在バージョン 1.24 を使用している場合は、Kubernetes バージョン 1.25 以上に移行する必要があります。

ネットワーキングとコンテンツ配信

• [プレビュー] Application Gateway Web Application Firewall のレート制限ルールがパブリックプレビュー

Azure のリージョンの Application Gateway上で動作する Web Application Firewall (WAF) が、レート制限カスタム ルールをサポートするようになりました。レート制限を使用すると、アプリケーション宛てのトラフィックが異常に高いレベルを検出し、ブロックすることができます。

データベース

• [一般公開] AzAcSnap 9 - Azure アプリケーション整合性スナップショット ツールの更新

Azure アプリケーション整合性スナップショット ツール (AzAcSnap) のバージョン 9 が一般公開されました。AzAcSnap は、お客さまが Linux 環境でサード パーティ製データベースのデータ保護を簡素化できるようにするコマンド ライン ツールです。AzAcSnap 9 では、次の新機能と機能強化が導入されています。

➢ IBM Db2 データベース サポートの一般提供

➢ システムマネージド ID のサポートによるセットアップの簡単化とセキュリティ体制の向上

IoT

• [サービス終了] Azure Logic Apps (Standard) ノード 18 LTS へのアップグレード

ノード 16 LTS のサポートは 2023 年 9 月 11 日に終了します。このバージョンに依存する Azure Logic Apps でホストされているアプリケーションはサポートされないため、2023 年 9 月 11 日までにノード 18 LTS にアップグレードする必要があります。9 月 11 日以降に作成された Azure Logic Apps インスタンスは、自動的に既定でバージョン 18 になります。

その他

• [一般公開] Azure Advisor の可用性ゾーンの推奨事項を使用した VM の回復性向上

Well Architected Framework (WAF) ガイドラインのベスト プラクティスの 1 つにゾーン展開があります。このベスト プラクティスを採用することで、ゾーン VM を利用するソリューションを設計して、他のゾーンでの潜在的な障害から VM を確実に分離できるようになります。この構成により、ダウンタイムやビジネスの中断を回避し、ワークロードの回復性の向上が期待できます。

• [プレビュー] Azure App Configuration のスナップショット機能がパブリックプレビュー

Azure App Configuration のスナップショット機能を使用すると、制御されたロールアウトを通じて構成の変更を簡単にデプロイできます。アプリケーションが開発環境を移動すると、スナップショットによって、予期しない変更が本番環境に移行しないようにし、必要に応じて前回正常起動時の構成をロールバックできるようにします。これにより、誤った構成変更によってサービスの中断やデータ損失が発生するリスクが軽減されます。

• [プレビュー] ファイアウォールを使用したセキュリティ保護されたストレージへのコスト管理データ出力

ファイアウォールを使用した Azure ストレージ アカウントへのコスト管理データのエクスポートがプレビューでサポートされるようになりました。ユーザは、エクスポート API または Azure portal を使用して、コスト データを CSV 形式で自動エクスポートするための定期的なタスクを作成できます。

• [一般公開] Azure Site Recovery の Higher Churn のサポート

Azure VM の Azure Site Recovery で Higher Churn のサポートが一般公開されました。このサポートでは、Azure Site Recovery のデータ チャーン制限がディスクあたり約 2.5 倍の 50 MB / 秒に増加しました。これにより、最大 100 MB / 秒のデータ チャーンを持つ Azure VM のディザスター リカバリー (DR) を構成できます。この機能はオプトイン サポートです。

今週のアップデートは以上です。

今後も定期的に Microsoft Azure の情報をお知らせしていきますので、ご期待ください。

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