Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2023/10/24  ～Vertex AI：作成時間の短縮～ 

VertexAI

• 作業時間の短縮
  Vector Searchは、小規模インデックス（100MB未満）の初期インデックス作成プロセスが改善され、作成時間を約1時間から約5分に短縮されました。
  詳細については「Vector Search quickstart」をご参照ください。
  

AI と機械学習

Text-to-Speech

• 課金差別化の廃止
  2023 年 10 月 16 日以降、Google Cloud Text-to-Speech のリアルタイム呼び出しとオフラインの Custom Voice API 呼び出しの間で料金に差がなくなりました。これにより、オフライン API 呼び出しのコストが大幅に削減されます。詳細については「ReportedUsage」をご参照ください。
  

API 管理

Apigee Hybrid

• 更新バージョン（v1.10.3-hotfix.3）のリリース
  2023年10月17日にApigee hybrid software の更新バージョン（v1.10.3-hotfix.3）がリリースされました。
  ・Hotfixをインストールするには「Apigee ハイブリッドのバージョン 1.10 へのアップグレード」をご参照ください。
  ・新規導入については「全体像」をご参照ください。

Apigee X

• 更新バージョン（1-11-0-apigee-6）のリリース
  2023年10月13日にApigee の更新バージョン（1-11-0-apigee-6）がリリースされました。
  

コンピューティング

Batch

• ジョブ内の機密データを安全に参照する方法を説明するドキュメントが追加
  Secret Manager の secrets を暗号化に使用することで、ジョブ内の機密データを安全にアクセスする方法に関する説明が、新たにドキュメントに追加されました。
  参考例となりますが、secretを使用して、カスタム環境変数を定義するときに機密データを保護したり、Docker Registry からプライベート コンテナー イメージにアクセスするときにログイン資格情報を保護したりすることができます。
  詳細については「Protect sensitive data using Secret Manager with Batch」をご参照ください。
  

Compute Engine

• 汎用C3D VM用の3つのマシンタイプが一般提供開始
  汎用C3D VM用のc3d-standard、c3d-highmem、c3d-highcpu、c3d-standard-lssd マシンタイプの一般提供が開始されました。
  

Container Optimized OS

• 「CVE-2023-38545」に該当する脆弱性が対処
  「net-misc/curl」バージョンが 「v8.4.0」バージョンにアップグレードされました。これにより、「CVE-2023-38545」に該当するセキュリティの脆弱性が解決されました。コード変更に関する詳細については「77dd8477b7c52179bd0ccbbe009bd28c1ffd9149」をご参照ください。
  

コンテナ

Google Kubernetes Engine

• Filestore Enterprise でGKE のバックアップをサポートするように
  Filestore Enterprise は、GKE（Google Kubernetes Engine） でのバックアップをサポートするようになりました。
  Filestore Enterprise でバックアップをトリガーするためには、Kubernetes volume snapshots を使用します。
  なお、現在マルチシェアが有効な Filestore Enterprise インスタンスではバックアップがサポートされていません。
  

データ分析

Dataproc Metastore

• マルチリージョン構成が対応可能に
  Dataproc Metastore がマルチリージョン構成に対応しました。
  

Cloud Data Fusion

• SAP SLT No RFC Replication プラグイン バージョン 0.11.0 が利用可能に
  Cloud Data Fusion SAP SLT No RFC Replication プラグイン バージョン 0.11.0 が利用可能になりました。
  Cloud Data Fusion SAP SLT No RFC Replication プラグイン バージョン 0.11.0 は、Cloud Data Fusion Enterprise Edition バージョン 6.8.0 以降のハブで使用できます。
  既存のSAP SLT Replicationプラグインとは以下の点が異なります。
  ・全てのデータとメタデータのファイル形式が JSON形式です。
  ・SAP SLT では、SAP RFC インバウンドコールは発生しません。
  ・RFC レプリケーション プラグインがありません。
  ・SAP システムからのスキーマやデータへのアクセスに SAP 接続が不要になりました。
  ・メタデータとデータ抽出は Cloud Storage バケットから取得されます。

Cloud Composer

• Cloud Composer 2.4.6 のイメージが利用可能に
  Cloud Composer 2.4.6 のイメージが以下の環境で利用可能になりました。
  ・composer-2.4.6-airflow-2.6.3
  ・composer-2.4.6-airflow-2.5.3 (デフォルト)
  ・composer-2.4.6-airflow-2.4.3
  

SAP on Google Cloud

• c3d-standard、c3d-highmemが新たに使用認定
  SAP NetWeaver で使用するために、Compute Engine の汎用マシンタイプ c3d-standard と c3d-highmem が認定されました。
  詳細については「Google Cloud 上の SAP アプリケーションの認定」をご参照ください。
  

データベース

Cloud Spanner

• クエリオプティマイザーのバージョン6 が一般提供開始
  クエリオプティマイザーのバージョン6 の一般提供が開始されました。
  また、クエリ オプティマイザー バージョン 6 はデフォルトバージョンになりました。
  

Firestore

• コレクション レベルでインデックスの除外を追加できるように
  インデックス作成を必要としない多くのフィールドを含むドキュメントで、コレクション グループ内のすべてのフィールドにコレクション レベルのインデックスの除外を追加できるようになりました。この機能は一般提供されています。
  詳細については「インデックスの管理」をご参照ください。

ハイブリッド クラウドとマルチクラウド

Anthos Service Mesh

• マネージドAnthos Service Mesh1.17と1.16の展開
  マネージドAnthos Service Mesh 1.17 が Rapid チャンネルに展開され、同時にマネージドAnthos Service Mesh 1.16 の通常チャネルへの展開が完了しました。
  詳細については「マネージド Anthos Service Mesh リリース チャンネルを選択する」をご参照ください。

管理ツール

Service Health

• AlloyDB と Resource Manager API のサポート開始
  Personalized Service Health は AlloyDB for PostgreSQL と Resource Manager API をサポートするようになりました。
  

サーバレスコンピューティング

Cloud Functions

• Python 3.12ランタイムをサポート開始（プレビュー版）
  Cloud Functions は Python 3.12ランタイムをプレビュー段階でサポートするようになりました。
  

ストレージ

Cloud Storage

• Autoclass 機能の変更が適用開始
  2023年7月17日に発表された Autoclass 機能の変更が開始されました。

Filestore

• Filestore enterprise singleshare backups が一般提供開始
  GKE（Google Kubernetes Engine）用の Filestore enterprise singleshare backups の一般提供が開始されました。
  

今週のアップデートは以上です。

関連サービス