Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2023/10/30 ~Dialogflow:自動音声適応 (CX、ES) の更新~

2023年10月30日掲載

キービジュアル

皆さま、こんにちは。

先週 (2023/10/20 - 2023/10/26) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。

目次

今週の注目アップデート

VertexAI

2023 年 10 月 30 日の週に、英語以外のエージェント向けに自動音声適応  (CXES) が更新されます。この変更によって、 大きな動作の変更は予想されません。

Dialogflow CX で音声認識の問題が発生した場合、問題が発生しているフローやページで「手動による音声適応」を有効にすることで軽減できます。音声適応は以下のように調整できます:

1.問題のあるフローやページでは、フレーズを追加せ ずに手動音声適応を有効にして自動音声適応を無効にします。

2.エージェントが特定の単語やフレーズを認識できない場合は、ブーストなしでそれらのフレーズを適応に追加します。

3.ステップ2の後でもエージェントが特定の単語やフレーズを認識できない場合は、それらのフレーズを複製して、ブーストなしのフレーズとブーストありのフレーズを作成します。

Dialogflow ESで音声認識の問題に気付いた場合は、自動音声適応をオーバーライドする実行時に speechContexts フィールドを使用するか、エージェントの設計を更新することで軽減できます。

API 管理

Apigee X

2023 年 10 月 24 日に、Apigee の更新バージョン (1-11-0-apigee-7) がリリースされました。

注意: このリリースの本番インスタンスへのロールアウトは2営業日以内に開始され、全ての Google Cloud ゾーンで完了するまで4営業日以上かかる場合があります。ロールアウトが完了するまで、対象のインスタンスでは機能と修正が利用できない可能性があります。

データ分析

Dataform

オープンソースの Dataform フレームワークのバージョン 2.7.0 が利用可能になりました。この更新により、増分挿入ステートメントに明示的にリストされた列名が導入されました。

詳細については、GitHub の「2.7.0: Updates for Dataform GCP incremental SQL」をご参照ください。

BigQuery

カスタム データ マスキングは、ソルトを使用した SHA ハッシュ関数を含む関数の拡張リストをサポートするようになりました。

この機能はプレビュー段階です。

詳細については、「カスタム マスキング ルーチンを作成する」をご参照ください。

Cloud Data Fusion

Cloud Data Fusion はパッチリビジョンをサポートするようになりました。また、リビジョンでは、メジャーリリース間のバグ修正が適用されます。

詳細については、「Versioning in Cloud Data Fusion」をご参照ください。

データベース

Cloud Spanner

Cloud Spanner PostgreSQL がSELECT DISTINCTステートメントをサポートするようになりました。

 詳細については、「SELECT」をご参照ください。

デベロッパーツール

Config Controller

Config Controller が含まれている製品が以下のバージョンを使用するようになりました。

・Config Connector v1.110.0、リリースノート

・Anthos Config Management v1.16.1、リリースノート

ネットワーキング

Cloud Domains

2023年9月7日、Squarespace は Google Domains から全てのドメイン登録と関連する顧客アカウントを取得しました。

この変更が Cloud Domains に与える影響の詳細については、「Cloud Domains feature deprecation」、「Squarespace への Google Domains のドメイン登録の譲渡について」、および 「Cloud Domains FAQ」をご参照ください。

運用

Cloud Monitoring

汎用テンプレートを使用する場合、送信 HTTP リクエストのログデータとトレースデータを収集するように合成モニタ機能を設定することが可能になりました。

この機能はパブリックプレビュー版です。

詳細については、「合成モニタのサンプル」をご参照ください。

セキュリティと ID

Google Cloud Armor

リージョン HTTP(S) ロードバランサ用 Cloud Armor の一般提供が開始されました。

 詳細については、「セキュリティ ポリシーの概要」をご参照ください。

その他のGoogleプロダクト

Cloud Billing

Google Cloud のプロジェクト所有者、プロジェクト編集者、プロジェクト閲覧者などのプロジェクト・ユーザは、Cloud Billing アカウントへのアクセス権限を追加することなく、予算を作成してクラウド・コストを管理できるようになりました。

プロジェクト・ユーザのための予算は、プロジェクトユーザがコストのオーナーシップを持ち、所有するプロジェクトでの支出を計画し、コストの例外をプロアクティブに管理することが可能になります。

また、アクセス権を持つプロジェクトの単一プロジェクト予算を作成、変更、削除できるカスタムロールをユーザに割り当てることができるようになりました。

さらに、 プロジェクト ユーザは、Google Cloud コンソールまたは Cloud Billing Budget API を使用して、プロジェクトの予算を管理することができます。

プロジェクト ユーザ向けの予算の設定を開始するには、「10 分間のチュートリアル」を確認ください

Google Cloud 予算の詳細については、「予算と予算アラートの作成、編集、削除」をご参照ください。

Eventarc

イベント送信先としての内部 HTTP エンドポイントの Eventarc サポートが、プレビューで利用可能になりました。

詳細については、「Route events to an internal HTTP endpoint in a VPC network」と「Receive Pub/Sub events at an internal HTTP endpoint in a VPC network」をご参照ください。

 

今週のアップデートは以上です。

関連サービス

Google Cloud

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MSPサービス

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