Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2024/3/13 ～BigQuery：INFORMATION_SCHEMA.WRITE_API_TIMELINE* views が一般提供開始～

今週の注目のアップデート

BigQuery

• INFORMATION_SCHEMA.WRITE_API_TIMELINE* views が一般提供開始

  BigQuery Storage Write APIインジェストの統計情報を1分ごとに集計したINFORMATION_SCHEMA.WRITE_API_TIMELINE view の一般提供が開始されました。

API 管理

Apigee Advanced API Security

• 更新バージョンのリリース

  2024 年 3 月 4 日に、Advanced API Security の更新バージョンがリリースされました。

コンテナ

Google Kubernetes Engine

• (2024-R06) バージョンの更新

GKEクラスタのバージョンが更新されました。

アップグレードおよび新しいクラスターに新しいバージョンが利用可能です。

以下のKubernetesバージョンは、新規クラスタ、および既存クラスタのオプトイン制御プレーンアップグレードとノードアップグレードで利用できるようになりました。

<No channel>

次のコントロール プレーンとノードのバージョンが利用可能になりました。

1.25.16-gke.1570000
1.26.14-gke.1044000
1.27.11-gke.1062000
1.28.7-gke.1026000
1.29.2-gke.1060000

次のバージョンは使用できなくなりました。

1.27.10-gke.1207000
1.28.6-gke.1369000
1.29.1-gke.1575000

<Stable channel>

バージョン 1.27.8-gke.1067004 が、安定版チャネルのデフォルト バージョンになりました。

<Rapid channel>

次のバージョンが Rapid チャネルで利用できるようになりました。

1.25.16-gke.1570000
1.26.14-gke.1044000
1.27.11-gke.1062000
1.28.7-gke.1026000
1.29.2-gke.1060000

次のバージョンは、Rapid チャネルでは利用できなくなりました。

1.25.16-gke.1460000
1.26.13-gke.1144000
1.27.10-gke.1207000
1.28.6-gke.1369000
1.29.1-gke.1575000

Rapid チャネルで自動アップグレードが有効になっているコントロール プレーンとノードは、このリリースでバージョン 1.24 からバージョン 1.25.16-gke.1537000 にアップグレードされます。

Rapid チャネルで自動アップグレードが有効になっているコントロール プレーンとノードは、このリリースでバージョン 1.25 からバージョン 1.26.14-gke.1006000 にアップグレードされます。

Rapid チャネルで自動アップグレードが有効になっているコントロール プレーンとノードは、このリリースでバージョン 1.26 からバージョン 1.27.11-gke.1018000 にアップグレードされます。

Rapid チャネルで自動アップグレードが有効になっているコントロール プレーンとノードは、このリリースでバージョン 1.27 からバージョン 1.27.11-gke.1018000 にアップグレードされます。

Rapid チャネルで自動アップグレードが有効になっているコントロール プレーンとノードは、このリリースでバージョン 1.29 からバージョン 1.29.1-gke.1589000 にアップグレードされます。

なお、バージョン管理とアップグレードの詳細については、「GKEのバージョニングとサポート」および「アップグレード」をご参照ください。

Google Cloud Marketplace Partners

• プライベート オファーの置き換えについて

新しいプライベート オファーを作成する、または既存のプライベート オファーを置き換える場合は、次の支払い頻度のいずれかを選択する必要があります。

・毎月
・四半期
・毎年
・カスタム

詳細については、「プライベート オファーの支払い頻度」をご参照ください。

データ分析

Dataproc

• 拡張 Spark メトリクスが追加されるように

Dataproc Serverless for Spark：バッチに対して収集される拡張 Spark メトリクスに、「executor:resultSize」「executor:shuffleBytesWritten」

「executor:shuffleTotalBytesRead」 が含まれるようになりました。

データベース

Cloud SQL for PostgreSQL

• 新しいメンテナンス バージョン

  2月7日の PostgreSQL 拡張、フラグ、マイナーバージョン、拡張バージョン、プラグインバージョンのエントリに記載されている新しいメンテナンスバージョンは [PostgreSQL version].R20240130.00_05 です。

Spanner

• 新しいクライアント ライブラリ インターフェイスをサポートするように

Spanner は、新しいクライアント・ライブラリ・インターフェイスをサポートするようになりました。新しいインターフェースでは、効率と保守性を向上させるために、手書きの管理クライアントではなく自動生成された管理クライアントを利用します。

古いクライアント・ライブラリ・インターフェイスは引き続きサポートされますが、2024 年 3 月 1 日以降にリリースされたすべての新しい Spanner 管理機能は、新しいクライアント・ライブラリ・インターフェイスからのみ利用することができます。

Spanner ドキュメント内のすべてのコードサンプルは、新しいクライアント・ライブラリ・インターフェースを使用するように更新されています。また、 古いクライアント・インターフェイスのコードサンプルは、Java、Node.js、Python、PHP の GitHub にアーカイブされています。

デベロッパーツール

Google Cloud Deploy

• Cloud Deploy サポートが一般提供開始

カスタム ターゲットの Cloud Deploy サポートが一般提供されるようになりました。

ハイブリッドとマルチクラウド

Anthos clusters on AWS

• クラスタの起動が可能に

  以下の Kubernetes バージョンでクラスタを起動できるようになりました。これらのパッチに関連するリリース ノートについては、以下の URL よりご確認ください。
  
  ・1.28.5-gke.1200
  ・1.27.10-gke.500
  ・1.26.13-gke.400

Anthos clusters on Azure

• クラスタの起動が可能に

  以下の Kubernetes バージョンでクラスタを起動できるようになりました。これらのパッチに関連するリリース ノートについては、以下の URL よりご確認ください。
  
  ・1.28.5-gke.1200
  ・1.27.10-gke.500
  ・1.26.13-gke.400

Google Distributed Cloud Virtual for Bare Metal

• GKE on Bare Metal 1.28.200-gke.118 のリリース

GKE on Bare Metal 1.28.200-gke.118 がダウンロードできるようになりました。アップグレードするには、「クラスターをアップグレードする」をご参照ください。 なお、 GKE on Bare Metal 1.28.200-gke.118 は Kubernetes 1.28 上で実行されます。

サードパーティのストレージベンダーを使用する場合は、GDCV Ready ストレージパートナードキュメントを確認し、そのストレージベンダーがこのリリースの GKE on Bare Metal の認定に合格していることを確認してください。

移行

Application Integration

• 構成変数がサポートされるように（プレビュー）

  アプリケーション統合でインテグレーション変数がサポートされるようになりました。インテグレーション変数を使用すると、インテグレーション用の CICD を構築することができます。

Migrate to Virtual Machines

• 顧客管理の暗号鍵 (CMEK) でデータ保護が可能に

Migrate to Virtual Machines で顧客管理の暗号鍵 (CMEK) を使用して、次のことが実行できるようになりました。

・移行プロセス中に Migrate to Virtual Machines によって保存されたデータが保護されます。

・すべてのソース (AWS、Azure、VMware) のクローンおよびカットオーバー操作によって作成された、移行済みの VM のデータが保護されます。

セキュリティと ID

Identity and Access Management

• 短縮された権限の展開機能が削除

パフォーマンスを向上させるために、事前定義されたロールテーブルで短縮された権限を展開する機能が削除されました。

ロールに含まれる権限の完全なリストに基づいて、事前定義されたロール テーブルをフィルタリングすることもできます。

サーバレスコンピューティング

Cloud Functions

• カスタム サービス アカウントをサポートするように（プレビュー）
  

  Cloud Functions (第 1 世代) は、プレビュー リリース レベルで Cloud Build 用のカスタム サービス アカウントをサポートするようになりました。

Sensitive Data Protection

• 新しい検出モデルが LOCATION infoType 検出器で利用可能に

新しい検出モデルが LOCATION infoType 検出器で利用可能になりました。

新しいモデルでは、検出品質が向上しています。 InspectConfig に LOCATION infoType を含めるときに、InfoType.version を latest に設定することで試してみることができます。

LOCATION infoType を使用する場合は、InfoType.version を stable に設定するか未設定のままにすることで、古いモデルを引き続き使用できます。 

なお、30 日以内に、新モデルは stable に昇格します。

今週のアップデートは以上です。

関連サービス