Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2024/5/14 ～Dialogflow：Dialogflow CX と Vertex AI Agents の生成機能のアップデート～

今週の注目のアップデート

Dialogflow

• Dialogflow CX と Vertex AI Agents 生成機能のモデルアップデート
  

  Dialogflow CX と Vertex AI Agents は 2024 年 6 月 15 日をもって、以下の生成機能が text-bison-001 から gemini-1.0-pro-001 へとアップグレードされます。
  
  ・Vertex AI agent apps
  ・Data store agents (aka Chat agents)
  ・Generators
  ・Generative fallback
  
  詳細については、「email announcement」をご参照ください。

AI と機械学習

Dialogflow

• us-dialogflow.googleapis.com と locations/us の廃止

Dialogflow ES と Dialogflow CX において、グローバルリソースのエイリアスとして機能していた us-dialogflow.googleapis.com エンドポイントとlocations/us リソースロケーションは、2024年5月21日に廃止されます。

※リソースロケーションとエンドポイントの更新日が 2024年4月16日から 2024年5月21日に変更されました。

このエンドポイントは、最近発表されたusマルチリージョンエンドポイントとは異なるものです。

詳細については、「email announcement」をご参照ください。

コンピューティング

Compute Engine

• VM Manager の自動有効化（プレビュー）

Require OS Config 組織ポリシーの制約を使用することで、組織、フォルダ、またはプロジェクト内のすべての新しいVMに対して、VM Managerを自動的に有効にすることができるようになりました。

詳細については、「Enable VM Manager using an organization policy」をご参照ください。

コンテナ

Google Kubernetes Engine

• (2024-R13) バージョンのアップデート

Kubernetesの新しいバージョンが、新しいクラスターの作成や、既存のクラスターのコントロールプレーンとノードのアップグレードで利用可能になりました。

利用可能なバージョンの詳細は、リリースノートをご参照ください。

バージョニングとアップグレードの詳細については、「GKEのバージョニングとサポート」と「アップグレード」をご参照ください。

データ分析

BigQuery

• 事業重要ワークロードのための管理型フェイルオーバーと冗長計算能力が利用可能に（プレビュー）

BigQuery Managed Disaster Recovery は、ビジネスにとって重要なワークロードのためのマネージド フェイルオーバーと冗長な計算能力を提供します。これはリージョン全体が停止した場合に使用することを目的としており、BigQuery Enterprise Plus edition でのみサポートされています。この機能は現在プレビューで利用可能です。

• AWS Glue 連携データセットを Google Cloud コンソールで一般利用可能に

Google Cloud コンソールを使用して、AWS Glue の連携データセットを作成することができるようになりました。

この機能は一般提供（GA）されています。

• JavaScript UDAF が利用可能に（プレビュー）

User-defined aggregate functions（UDAFs）はプレビューで提供されています。

CREATE AGGREGATE FUNCTION statement を使用して、JavaScript UDAFを作成することができます。

Looker

• Looker 24.8 アップデート概要と配信スケジュール

Looker 24.8には、以下の変更点、機能、および修正が含まれています：

・Looker（オリジナル）の展開開始日：2024年5月13日（月曜日）

・Looker（オリジナル）の最終展開およびダウンロード可能日：2024年5月23日（木曜日）

・Looker（Google Cloudコア）の展開開始日：2024年5月13日（月曜日）

・Looker（Google Cloudコア）の最終展開日：2024年5月20日（月曜日）

• Looker のデータベース接続プーリングが一般提供開始

データベース接続プールの一般提供が開始されました。

Looker（オリジナル）インスタンスでは、この機能は Looker Labs から移動されました。

データベース接続プールに対する言語サポートについては、接続設定ページに Connecting Looker to your database オプションが含まれるようになります。

このアップデートの一環として、インスタンスの Database Connection Pooling Labs 設定が、インスタンス上の該当するデータベース接続の Database Connection Pooling 設定に適用されました。

もし最近になってDatabase Connection Pooling Labs 設定を変更した場合は、各データベース接続に対して Database Connection Pooling 設定が正しく適用されているかを確認してください。

データベース

AlloyDB for PostgreSQL

• Private Service Connect が一般提供開始

Private Service Connect の一般提供が開始されました。

Private Service Connect を使用すると、異なるグループ、チーム、プロジェクト、組織に属する複数の VPC ネットワークから AlloyDB for PostgreSQL インスタンスに接続することができます。

ハイブリッド クラウドとマルチクラウド

Anthos clusters on AWS

• 新しい Kubernetes バージョンでクラスターが起動可能に

次の Kubernetes バージョンでクラスターを起動できるようになりました。これらのパッチに関連するリリースノートは、各リンクをご参照ください。

・1.29.3-gke.600

・1.28.8-gke.800

・1.27.12-gke.800

Google Distributed Cloud Virtual for VMware

• GKE on VMware の新バージョンが利用可能に

GKE on VMware 1.28.500-gke.121 が利用可能になりました。

アップグレードの詳細については、「GKE on VMware のアップグレード」をご参照ください。

GKE on VMware 1.28.500-gke.121は、Kubernetes v1.28.8-gke.2000上で動作します。

サードパーティのストレージベンダーを使用している場合は、「GDCV Ready ストレージ パートナー」ドキュメントを確認し、そのストレージベンダーが GKE on VMware のこのリリースの資格を既に取得しているかどうかを確認してください。

セキュリティと ID

Identity and Access Management

• 新規組織作成時のデフォルトポリシー制約について

2024年5月3日以降、新しい組織を作成する際には、以下の組織ポリシーの制約がデフォルトで適用されます：

・iam.disableServiceAccountKeyCreation

・iam.disableServiceAccountKeyUpload

・iam.automaticGrantsForDefaultServiceAccounts

・iam.allowedPolicyMemberDomains

詳細については、「サービスアカウントの使用の制限」と「ドメイン別の ID の制限」をご参照ください。

Identity-Aware Proxy

• IAP がワークフォースアイデンティティ連携をサポートするように

Identity-Aware Proxy（IAP）は、アプリケーションアクセスのためのWorkforce Identity Federation をサポートするようになりました。

これにより、Cloud Identity にアイデンティティを同期させることなく、拡張されたワークフォースのアイデンティティを使用して、IAP で保護されたアプリケーションにアクセスすることができます。

詳細については、「Workload Identity 連携による IAP の構成」をご参照ください。

今週のアップデートは以上です。

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