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2024年5月21日掲載
Weekly Google Cloud では Google Cloud(旧GCP)の最新のアップデート情報を日本語でお届けします。
今回は、先週 (2024/5/10 - 2024/5/16) の主なアップデート情報を紹介します。
* 本記事の引用元:Google Cloud リリースノート
Gemini 1.0 ProのGoogle Search連携機能が一般提供開始
Gemini 1.0 Pro モデルに対して、Gemini API のGoogle Search を利用したグラウンディング機能の一般提供が開始されました。モデルグラウンディングについての詳細は、「Grounding with Google Search」をご参照ください。
Check grounding API が正式リリース
Check grounding API が正式リリース(GA)として利用可能になりました。
Check grounding API は、与えられた事実セットに基づいて、テキストがどの程度根拠を持っているかを判断することができます。このAPIは、支持スコアと引用情報を返します。
さらに、実験的な機能として、API はテキストに矛盾する事実を示し、その矛盾がどの程度強いかを示す矛盾する引用も生成します。
詳細については、「Check grounding」と「check API」をご参照ください。
Ray on Vertex AI が一般提供開始
Ray on Vertex AI の一般提供が開始されました。
以下のアップデートが含まれています。
・Rayバージョン2.9.3 とPython 3.10 がサポートされています。Ray イメージのサポートポリシーについては、「Supported versions」をご参照ください。
・公開エンドポイントを使用する場合、VPC ピアリング接続は必要ありません。
・Ray on Vertex AI ではカスタムイメージがサポートされています。
・Ray on Vertex AI でカスタムサービスアカウントを使用できます。
・Rayクラスターを作成する際、自動的にColab テンプレートは作成されません。代わりに、Colab Enterpriseのサイドパネルから直接Ray on Vertex AI クラスターに接続できます。
Gemini 1.5 Flash が利用可能に(プレビュー)
Gemini 1.5 Flash (gemini-1.5-flash-preview-0514) がプレビューで利用可能になりました。Gemini 1.5 Flash は、高速、大量、コスト効率の高い、テキスト生成やチャットアプリケーション向けに設計されたマルチモーダルモデルです。テキスト、コード、オーディオ、PDF、ビデオ、そしてオーディオ付きビデオの分析が可能です。
PaliGemmaモデルが利用可能に
PaliGemma モデルが利用可能になりました。PaliGemma は、Google Gemma モデルファミリーの一部である軽量のオープンモデルであり、画像キャプションタスクや視覚的な質問応答タスクに最適です。Gemma モデルはGemini モデルに基づいており、顧客による拡張を意図しています。
クラスタ作成時にバックアッププランをサポートするように
Backup for GKE は、クラスターを作成する際にバックアッププランを作成する機能をサポートするようになりました。
GKE 1.27.5からCloud Composer環境がSSDを使用開始
GKEバージョン1.27.5 以降、Cloud Composer の環境クラスターは、永続ディスクとしてSSD ディスクを使用するようになりました。ディスクのクォータが「Persistent disk standard (GB)」から「Persistent disk SSD (GB)」に変更されます。プロジェクト内の「Persistent disk SSD (GB)」クォータを確認し、このクォータが制限に近づいている場合は増加をリクエストしてください。
小規模環境プリセットを使用して作成された単一環境には、少なくとも600 GBのSSD ディスクスペースが必要であり、SSD クォータはそれに対応できる必要があります。
SSD クォータの制限に近づくと、Cloud Composer 環境の自動スケーリング機能に影響を与えたり、新しい環境を作成できなくなる可能性があります。
Cloud Composer 2.8.0 のリリースを開始
Cloud Composer 2.8.0 のリリースが2024年5月11日に開始されました。新しいリリースが全てのリージョンに展開されるにあたり、更新される変更や機能に備えてください。現在、このリリースは進行中です。記載されている変更点や機能は、一部のリージョンではまだ利用できない可能性があります。
新規Cloud Composer環境のデフォルトログ保存先はCloud Logging
新しい環境では、Cloud Logging Only 機能がデフォルトで有効になります。
・新しい Cloud Composer 環境では、Airflow のタスクログがデフォルトでCloud Logging にのみ保存されるようになりました。
・既存の環境は変更されません。既存の環境をCloud Composer 2.8.0 にアップグレードすると、ログは引き続きその環境のバケットに保存されます。
・既存の環境のバケットへのログの保存を有効または無効にすることができます。
Alloyモデルエンドポイント管理が利用可能に(プレビュー)
モデルエンドポイント管理が、AlloyDB とAlloyDB Omni の両方で利用可能になりました。この機能はプレビューで提供されています。
詳細については、「Register and call remote AI models in AlloyDB」または「Register and call remote AI models in AlloyDB Omni」をご参照ください。
AlloyDB Omni 簡易インストールメゾットがプレビューで利用可能に(プレビュー)
simplified installation method for AlloyDB Omni のバージョン15.5.3 がプレビューで利用可能になりました。
更新内容には以下が含まれています。
・公式のPostgreSQL Dockerイメージでサポートされるすべての環境変数に対応
・様々なバグ修正とパフォーマンスの向上
新しい指標をサポートするように
Spanner は、モニタリングコンソールで「read_request_latencies_by_change_stream」という新しい指標をサポートするようになりました。この指標を使用して、すべての読み取りレイテンシを表示し、変更ストリームによる読み取りまたは非変更ストリームによる読み取りによる遅延をフィルタリングできます。
詳細については、「Available charts and metrics」をご参照ください。
ベクター長の注釈が一般利用可能に
ベクター長の注釈の一般利用が可能になりました。
詳細については、「Spanner extension to open source PostgreSQL」をご参照ください。
GKE on Bare Metal 1.29.100-gke.251 のリリース情報
GKE on Bare Metal 1.29.100-gke.251 がダウンロード可能になりました。アップグレードするには、「Upgrade clusters」をご参照ください。GKE on Bare Metal 1.29.100-gke.251 はKubernetes 1.29 上で動作します。
サードパーティのストレージベンダを使用している場合は、GDCV Ready ストレージパートナーのドキュメントを確認し、そのストレージベンダがGKE on Bare Metal のこのリリースの資格を既に取得していることを確認してください。
今週のアップデートは以上です。
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