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2024年6月11日掲載
皆さま、こんにちは。
今回の Weekly Azure は、先週 (2024/5/31 - 2024/6/6) の主な Azure アップデート情報をお送りいたします。
Kubernetes メタデータとログのフィルタリングは、PodLabels、PodAnnotations、PodUid、Image、ImageID、ImageRepo、ImageTag などの追加の Kubernetes メタデータを使用して ContainerLogsV2 スキーマを拡張します。ログフィルタリング機能は、コンテナから出力されるワークロードとプラットフォーム (システム名前空間) の両方のログのフィルタリング機能を提供します。
Azure Bastion Premium は、機密性の高い仮想マシンのワークロードを処理するお客さまを対象とした新しい SKU です。次の操作を実行/構成できます。
➢ セッション記録 Bastion を介して接続されている全ての仮想マシンセッションを記録
➢ プライベートエンドポイント経由で Bastion に接続
Azure Load Balancer の正常性イベントログがパブリックプレビューになりました。正常性イベント ログを使用すると、情報を収集、保存、分析して、Azure Load Balancer リソースの正常性を把握できます。これらの組み込みログは、特定のシナリオのトラブルシューティングに役立ち、ロードバランサに影響を与える可用性の問題を特定してアラートを生成できます。
Virtual Network Verifier を使用すると、ネットワークポリシーで Azure ネットワークリソース間のトラフィックが許可または禁止されているかを確認でき、簡単な診断の質問に回答したり、到達可能性が期待どおりに機能しない理由をトリアージしたり、Azure セットアップが組織のセキュリティコンプライアンス要件に準拠していることを証明するのに役立ちます。
Azure Load Balancer のバックエンドプールでの VM の管理を簡単かつ効果的に行うための Azure Load Balancer 管理状態 (管理者の状態) のパブリックプレビューが発表されました。管理状態を使用すると、ネットワークセキュリティ規則を変更したり、VM のポートを閉じたりすることなく、個々のバックエンドプールインスタンス (通常は VM または VMSS インスタンス) ごとに Azure Load Balancer の正常性プローブの動作をオーバーライドできます。
Azure API Management 開発者ポータルでのユーザアクションの監査ログの一般提供が開始されました。API 管理者とマネージャは、Azure API Management の診断設定を有効にして、開発者ポータルの監査ログをストレージアカウント、イベントハブ、または Log Analytics ワークスペースに送信できるようになりました。
バックアップ機能を使用すると、Azure NetApp Files スナップショットを迅速かつコスト効率の高い方法でバックアップコンテナーにオフロード (コンテナー) し、誤って削除されないようにデータをさらに保護できます。
Azure NetApp Files では、NetApp アカウントごとの Active Directory 接続機能がサポートされ、各 NetApp アカウントが独自の Active Directory フォレストとドメインに接続できるようになり、1 つのサブスクリプションの 1 つのリージョン内で複数の Active Directory 接続を管理できるようになりました。
セキュリティの優先順位を強調する Microsoft のリーダーシップは、Time Series Insights サービスの廃止を 2024 年 7 月 7 日に前倒しすることを決定しました。その日までに Azure Data Explorer の使用に移行してください。廃止日には、Azure Time Series Insights は機能を停止し、アクセスできなくなります。
アクショングループで、Resource Manager の使用時のメール通知が更新されました。以前の動作では、RBAC ロールが割り当てられたユーザにのみにメールが送信され、継承するユーザには送信されませんでした。新しい動作では、ロールの継承や直接のユーザの割り当てに関係なく、Azure Lighthouse のグループレベルの割り当てによってロールの割り当てを継承するユーザを含めて送信されます。
Azure Monitor ログでは、ログエクスペリエンスの次の飛躍である簡易モードが導入されました。簡易モードエクスペリエンスは、KQL の知識を全く必要としない非常にシンプルなポイントアンドクリック エクスペリエンスを使用して、一般的な KQL 演算子とアクションを利用できるようになりました。
2024 年 7 月以降、リンクされたストレージを使用するアラートルールでは、リンクされたストレージにアクセスするためにマネージド ID が必要になります。この要件は、API バージョン 2023-12-01 以降で作成されたアラートルールに適用されます。古い API バージョンを使用したリンクされたストレージルールの作成または更新はブロックされます。
Azure Resource Health は、Azure リソースに影響を与えるサービスの問題を診断し、サポートを受けるのに役立ちます。Azure Resource Health でログ検索アラートルールがサポートされるようになったため、アクティビティログを使用してログ検索アラートルールの正常性状態を確認できます。
今週のアップデートは以上です。
今後も定期的に Microsoft Azure の情報をお知らせしていきますので、ご期待ください。
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