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2024年6月25日掲載
皆さま、こんにちは。
今回の Weekly Azure は、先週 (2024/6/14 - 2024/6/20) の主な Azure アップデート情報をお送りいたします。
Azure portal の Azure Functions から直接ロードテストを作成して実行できるようになりました。関数とキーを選択し、要求パラメーターと負荷構成を指定するだけで、関数の負荷テストを行うことができます。クライアント側と Functions のメトリックに自動的にアクセスできるようになり、パフォーマンスのボトルネックを特定するのに役立ちます。また、テスト実行履歴を表示して、関数アプリケーションのパフォーマンスを継続的に監視することもできます。
Azure Virtual Network Manager のメッシュ接続構成、ハブアンドスポーク接続構成での直接接続が、全てのパブリックリージョンで一般公開されました。この機能により、仮想ネットワークのグループは、追加のホップなしで相互に直接通信できるため、各仮想ネットワークの接続の待機時間と管理オーバーヘッドが改善されます。さらに、VNet フローログを使用してトラフィックを監視できます。
2024 年 6 月中旬に、Azure SQL に対して次の更新と機能強化が行われました。ユニコードとテキストデータを効率的に扱うために、Azure SQL データベースで UNISTR および || 演算子を使用できるようになりました。
Azure Synapse Link を使用した Azure Cosmos DB アカウントの継続的バックアップのパブリック プレビューが開始されました。継続的バックアップに移行してコストを最適化し、ポイントインタイム リストアを実現します。これにより、ファブリック・ミラーリングを使用して、Microsoft Fabric での高度な分析を行うこともできます。
仮想コアベースの Azure Cosmos DB for MongoDB の機能が拡張され、MongoDB バージョン 7.0 がサポートされるようになりました。
基盤モデルトレーニングを使用すると、Azure Databricks ユーザは独自のデータを使用して基盤モデルをカスタマイズし、特定のアプリケーションのパフォーマンスを最適化できます。基盤モデルのトレーニングを微調整または継続することで、組織は、モデルをゼロからトレーニングする場合に比べて、大幅に少ないデータ、時間、コンピューティングリソースを使用して独自のモデルをトレーニングできます。
Azure portal で、専用クラスターの作成、削除、ワークスペースのリンクとリンク解除、コミットメントレベルの変更、クラスターの構成の表示など、専用クラスターを作成および管理できるようになりました。今後の更新として、カスタマーマネージドキーの構成などの追加のエクスペリエンスが計画されています。
集計ルールを使用すると、特定のクエリと頻度ごとに取り込まれたデータをワークスペースに集計し、その結果をワークスペースのカスタムログテーブルに取り込んで戻して、最適な消費エクスペリエンスとコストを実現できます。集計ルールは、Log Analytics ワークスペースで直接バッチ処理として動作します。
Azure Load Testing では、デバッグモードでの低スケールのテスト実行がサポートされるようになり、ログ記録の強化によりデバッグ性が向上しました。テストスクリプトのデバッグログと、テスト実行中に失敗した全ての要求の要求と応答のデータを提供します。これにより、テスト構成を検証し、負荷がかかった状態でのアプリケーションの動作を理解し、発生した問題のトラブルシューティングを行うことができます。
既存の Azure サポートオファーは、2024 年 6 月 30 日に廃止されます。2024 年 7 月 1 日以降、有料サポートプラン (Microsoft Unified、ProDirect サポートなど) をまだお持ちでない全てのお客さまは、テクニカルサポートの適用範囲を維持したい場合は、サポートプランを購入する必要があります。全てのお客さまが無料で利用できるサブスクリプション管理および課金サポートは引き続きご利用いただけます。
Azure Monitor Open Telemetry "Distro" にライブメトリックが追加されました。Azure Monitor Open Telemetry "Distro" には、1 行のコードで開始できるシンラッパーが含まれており、Live Metrics などの Azure 固有の機能が追加されているため、Azure で最高クラスのエクスペリエンスを利用できます。今回、.NET、Node.js、Python に Live Metrics が追加されました。
全てのログカテゴリに対して大規模な診断設定を有効にするための新しい組み込みポリシーとイニシアチブ、および Azure Policy を介してサービス設定とサービスデータに対する顧客の操作を監査するための更新されたイニシアチブが一般提供 (GA)になりました。
今週のアップデートは以上です。
今後も定期的に Microsoft Azure の情報をお知らせしていきますので、ご期待ください。
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