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2024年6月12日掲載
Weekly Google Cloud では Google Cloud(旧GCP)の最新のアップデート情報を日本語でお届けします。
今回は、先週 (2024/5/23 - 2024/6/6) の主なアップデート情報を紹介します。
* 本記事の引用元:Google Cloud リリースノート
Model Monitoring v2 がプレビューで提供開始
Model Monitoring v2 のプレビューでの提供により、モデルバージョンに対するモデル監視の設定と可視化を一元化し、Vertex AI の外部で提供されているモデルの監視が可能になりました。詳細については、「Vertex AI Model Monitoring overview」をご参照ください。
Vector Search のスパース埋め込みとハイブリッド検索がパブリックプレビューで提供開始
Vector Search は、スパース埋め込みとハイブリッド検索をパブリックプレビューでサポートするようになりました。ハイブリッド検索では、密な埋め込みと疎な埋め込みの両方を使用するため、キーワード検索とセマンティック検索の組み合わせに基づいて検索できます。
ハイブリッド埋め込みをフォーマットする方法については、「Input data and structure」をご参照ください。
Vertex AI Workbench インスタンスでの Workforce Identity Federation の使用がプレビューで可能に
Workforce Identity Federation をVertex AI Workbench インスタンスで使用できるようになりました。この機能はプレビューで提供されています。Workforce Identity Federation を使用すると、外部の identity provider (IdP) が提供する資格情報を使用して、Vertex AI Workbench インスタンスを作成および管理できます。
詳細については、「Create an instance with third party credentials」をご参照ください。
クエストに最大5つの参照文ペアを含めることができるように
アクティブ翻訳では、APIを使用する際に、データセットを指定する代わりに、リクエストに最大5つの参照文ペアを含めることができるようになりました。
カスタムエクストラクターで新しいモデル が利用可能に
カスタムエクストラクターでpretrained-foundation-model-v1.2-2024-05-10 モデルが利用可能になりました。
利用可能なモデルについての詳細は、「Custom extractor model versions」をご参照ください。
Generative AI が3つの追加ロケーションで利用可能に
Vertex AI Regional APIs における新しい Generative AI が3つの追加ロケーションで利用可能になりました。
Anthropic Claude 3.0 Opus モデルが一般提供開始
Anthropic Claude 3.0 Opus モデルが一般提供されました。
詳細については、「model card in Model Garden」をご参照ください。
根拠のある回答の生成が可能に(一部のお客様向けに一般提供)
Vertex AI Search における根拠のある回答の生成が、一部の Google Cloud のお客様向けに一般提供されました。
Retrieval Augmented Generation (RAG) エクスペリエンスの一環として、Google Search、インラインテキスト、または Vertex AI Search データストアのコンテンツに基づいて根拠のある回答を生成できます。回答は一回のターンで生成することも、複数のターンにわたって生成することも可能です。詳細については、「Generate grounded answers」をご参照ください。
Google Search を根拠源として使用する場合、Gemini 大規模言語モデル (LLM) をインターネット上の最新情報に接続します。Google Search で根拠付けを行う際には、Google Search のエントリポイントを指定する必要があります。詳細については、「Use Google Search entry point」をご参照ください。
Web SDK 2.2 がリリース
Web SDK 2.2 がリリースされました。
詳細については、「Web SDK changelog」をご参照ください。
バージョン 3.16 がリリース
バージョン 3.16 がリリースされました。
この日に公開されたすべてのリリースノートは、バージョン 3.16 の一部です。
インスタンスへの更新のタイミングは、お選びいただいたデプロイメントスケジュールによります。詳細については、「Deployment schedules」をご参照ください。
Apigee 用 Gemini Code Assist 機能の更新版がリリース
2024年5月29日に、Apigee で使用するための Gemini Code Assist 機能の更新版がリリースされました。
API管理機能のプレビュー版がリリース
Gemini Code Assist におけるAPI 管理機能のプレビュー版がリリースされました。
このリリースでは、以下のGemini Code Assist API 管理の機能が紹介されています。
・Gemini Code Assist を使用すると、自然言語プロンプトからのエンタープライズ コンテキストを使用した OpenAPI 仕様の生成や、仕様をさらに洗練するための組み込みの visual API designer などの API 設計が容易になります。
・Apigee ポリシーのコードの説明: プロキシ ポリシーを追加または編集するときに、要素や属性などのポリシー XML コードの一部をハイライト表示すると、選択に関するGemini Assist によって生成された情報とガイダンスが表示されます。
詳細情報および使用方法については、「Use Gemini Code Assist」をご参照ください。
BigQuery リソースへのアクセス制御にIAM 条件が使用可能に
BigQuery リソースへのアクセス制御に IAM 条件 を使用できるようになりました。この機能は一般提供されています。
BigQuery の CDC における _CHANGE_SEQUENCE_NUMBER の定義が可能に
BigQuery の変更データキャプチャ (CDC) において、BigQuery のストリーミング UPSERT 順序を管理するための CHANGE_SEQUENCE_NUMBER を定義できるようになりました。この機能はプレビューで提供されています。
パーティションテーブルごとの最大パーティション数の制限が変更
パーティションテーブルごとの最大パーティション数の制限が、4,000 から 10,000 に変更されました。
Generative AI 機能がプレビューで利用可能に
以下のGenerative AI 機能がプレビューで利用可能になりました:
・BigQueryテーブルに保存されているテキストに対して、Vertex AI のgemini-1.5-flash基盤モデ
ルを使用して、リモートモデルを作成します。
・自然言語タスクを実行するために、作成したリモートモデルをML.GENERATE_TEXT 関数とあわせて使用します。
・BigQuery オブジェクトテーブルに保存されている画像、ビデオ、音声、PDF、またはテキストコンテンツを使用して、自然言語タスクを実行するために、ML.GENERATE_TEXT 関数と作成したリモートモデルを使用します。例えば、オーディオの音声認識やドキュメント分類する時の自然言語タスクでGenerative AI 機能を利用できます。
ML.GENERATE_TEXT関数を使用してテキストを生成する方法を試してみてください。
BigQuery ML での単変量時系列モデルに新機能が追加
BigQuery ML の単変量時系列モデルにおいて、FORECAST_LIMIT_LOWER_BOUND およびFORECAST_LIMIT_UPPER_BOUND パラメータが、TIME_SERIES_ID_COL パラメータと連携して動作するようになりました。
FORECAST_LIMIT_LOWER_BOUND および FORECAST_LIMIT_UPPER_BOUND 引数を使用すると、モデルによって返される予測値の下限と上限を設定できます。
この機能を時系列モデルの予測値を制限するチュートリアルでお試しください。
BigQuery ML が新しいGenerative AI 機能を提供
BigQuery ML にて、以下の Generative AI 機能が提供されています。
1.グラウンディングおよびセーフティ属性を、ML.GENERATE_TEXT 関数を使用して Vertex AI Gemini モデルと合わせて使用する際に利用できます。
・グラウンディングを行うには、ground_with_google_search 引数を使用します。グラウンディングにより、Gemini モデルは生成する応答にインターネットからの追加情報を使用し、モデルの応答をより具体的かつ事実に基づいたものにします。
・セーフティ設定引数を使用して、セーフティ属性を設定します。Gemini モデルは、指定した属性に基づいて返す応答をフィルタリングします。
2.ビデオ埋め込み(プレビュー)
ML.GENERATE_EMBEDDING 関数を使用して、リモートモデルに基づいて、ビデオ埋め込みを含むマルチモーダル埋め込みを作成できます。本機能を試すには、「Generate video embeddings by using the ML.GENERATE_EMBEDDING function」をご参照ください。
ML.GENERATE_EMBEDDING 関数が新たに output_dimensionality 引数をサポート
BigQuery ML の ML.GENERATE_EMBEDDING 関数 は、テキスト埋め込みおよび多言語テキスト埋め込みモデルに対して、output_dimensionality 引数をサポートするようになりました。output_dimensionality 引数を使用すると、埋め込みを生成する際に使用する次元数を指定できます。
Analytics Hub data egress の制御が一般提供開始
Analytics Hub のデータ出力制御機能が一般提供になりました。パブリッシャーは、Analytics Hub のリスティングに対するエグレス制限を強制し、共有データのコピーまたはエクスポートを防止することができるようになりました。z
BigQuery Editions 向けのスロット推奨機能が一般提供開始
BigQuery Editions 向けのスロット推奨機能は、過去の使用データを分析して、BigQuery Editions およびオンデマンドワークロードの最適な容量購入を推奨するようになりました。この機能は一般提供されています。
Cloud Data Fusion がタグによるリソース注釈をプレビューでサポート
Cloud Data Fusion は、プレビューでリソースにタグを付けることをサポートするようになりました。
詳細については、「Tags overview」および「Control access with tags」をご参照ください。
フィルタ専用フィールドに対する Looker コネクタのサポート
LookML モデルで parameter および filter LookML パラメーターを使用して定義されたフィルタは、Looker データソースを使用する Looker Studio のチャートでフィルタ専用フィールドとして表示されるようになりました。
詳細については、「Learn more about LookML filters for Looker data sources」をご参照ください。
Looker Studio フォーラムが Google Cloud に移行
Looker Studio および Looker Studio Pro のユーザは、Looker Studio Community で質問をしたり、ほかの Looker Studio のお客様と交流することができます。
Looker Studio で利用可能になった Looker drill_fields
Looker Studio で Looker drill_fields が利用可能になりました。
Looker で drill_fields および link LookML パラメーターで定義されたdrill_fields とlink が、Looker Studio レポート閲覧者向けにLooker Studio のテーブルチャートにある Drill Actions メニューで 利用可能になりました。
詳細については、「Learn more about drill fields in the Looker connector」をご参照ください。
新しいパートナーコネクタが追加
以下のパートナーコネクタが Looker Studio Report Gallery に追加されました。
・Pro Rank Tracker - SEO Data by F.T.B ONLINE LTD.
・CallRail by Catchr.io
・Basis by Supermetrics
・Facebook Ads by Adzviser
・LinkedIn Revenue Attribution by Supermetrics
・Pinterest Organic by Catchr.io
Cloud Storage FUSE に新機能が追加
Cloud Storage FUSE に以下の新機能が追加されました。
・「--anonymous-access」フラグを使用することで、カスタムエンドポイントでの認証を無効にするオプションが利用可能になりました。新しいグローバルオプションの詳細については、「Cloud Storage FUSE CLI options page」をご参照ください。
・GCS FUSE は現在、Rocky Linux バージョン 8.9 以降をサポートしています。詳細については、「Cloud Storage FUSE instructions on how to configure the package manager」をご参照ください。
・GCS FUSE の「max-conns-per-host」フラグが更新され、マシンの仕様によって設定された制限を除いて、TCP 接続に制限がないことがデフォルト値になっています。指定するデフォルト値。詳細については、「GCS FUSE CLI page」をご参照ください。
今週のアップデートは以上です。
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