Weekly Google Cloud アップデート情報 -  2024/6/18　～Generative AI on Vertex AI：ログイン不要で Vertex AI Studio を体験～

今週の注目のアップデート

Vertex AI on Vertex AI

• ログイン不要で Vertex AI Studio を体験

ログイン不要で Vertex AI Studio のマルチモデルプロンプトデザイナーにアクセスできます。

この機能を利用することで、見込み顧客はアカウントを作成する前に Vertex AI Studio でクエリをテストすることができます。

この体験の詳細については、「Vertex AI Studio console experiences」をご参照するか、または直接「Vertex AI Studio」にアクセスしてください。

AI と機械学習

Vertex AI workbench

• カスタムコンテナに基づく Vertex AI Workbench インスタンスの作成が可能に

  カスタムコンテナに基づく Vertex AI Workbench インスタンスを作成できるようになりました。この機能はプレビューで利用可能です。

  Googleが提供するベースコンテナから派生したカスタムコンテナのみがサポートされています。

  詳細については、「Create an instance using a custom container」をご参照ください。

Dialogflow

• Dialogflow CX が Salesforce 統合用カスタムウェブフックテンプレートを提供

  Dialogflow CX は、Salesforce との統合のためのカスタムウェブフックテンプレートを提供しています。

  詳細については、「webhooks documentation」をご参照ください。

• データストアエージェント：自己評価サービスが利用可能に

  データストアエージェントについて、「self-service evaluation」が利用可能になりました。これにより、データストアエージェントの品質を評価でき、改善のための推奨事項が提供されます。

• Vertex AI Agents：新たにサポートされるリージョンが追加

  Vertex AI Agents エージェント アプリにおいて、新しいリージョンのサポートが開始されました。

  • europe-west1
  • europe-west2
  • europe-west3
  • northamerica-northeast1
  • us-west1

Colab Enterprise

• Gemini in Colab Enterprise がプレビューで利用可能

Gemini for Google Cloud ポートフォリオの製品である Gemini in Colab Enterprise が プレビューで利用可能になりました。Gemini in Colab Enterprise は、タイピング時にコードを提案することでコード記述を支援します。Help me code ツールを使用して、希望する動作の説明からコードを生成することもできます。

Gemini in Colab Enterprise の機能を有効にして活用する方法については、「Set up Gemini in Colab Enterprise」 をご参照ください。

• ノートブックスケジューラがプレビューで利用可能に

ノートブックスケジューラがプレビューで利用可能となりました。この機能を使えば、ノートブックを一度だけすぐに実行するか、定期的なスケジュールで実行することができます。

詳細については、「Schedule a notebook run」をご参照ください。

Generative AI on Vertex AI

• Google Drive からメディアアップロードが可能に

  Google Drive からメディアをアップロードすることができます。

  PDF、MP4、WAV、JPG ファイルなどのメディアを Google Drive からアップロードできます。
  画像、ビデオ、オーディオ、ドキュメントのプロンプトリクエストを送信する際に利用できます。  

• Gemini 1.5 Pro でコンテキストキャッシングが利用可能に

Gemini 1.5 Pro ではコンテキストキャッシングが利用可能となりました。コンテキスト キャッシュを使用して、入力トークン数が多い繰り返しのコンテンツを含むリクエストのコストを削減します。

Contact Center AI Platform

• 新しいクリティカルデプロイメントスケジュールの追加

  ピーク時以外の時間帯にアップデートを受け取ることができる新しいクリティカルデプロイメントスケジュールが追加されました。

  クリティカルデプロイメントスケジュールに設定されたインスタンスは、通常のデプロイメントスケジュールのインスタンスがすべて更新された後、1週間以内に更新されます。

  本番環境にあるインスタンスには、クリティカルデプロイメントスケジュールを推奨します。

  詳細については、「Deployment schedules」をご参照ください。

データ分析

BigQuery

• ノートブックのスケジュール設定が可能に

  ノートブックをスケジュール設定することができるようになりました。
  この機能はプレビューで提供されています。

Looker

• Looker 24.10 の変更、機能、修正について

  Looker 24.10 には以下の変更、機能、修正が含まれています：

  • Looker (オリジナル) の展開開始予定: 2024 年 6 月 17 日 (月)
  • Looker (オリジナル) の最終展開とダウンロードが可能になる予定: 2024 年 6 月 27 日 (木)
  • Looker (Google Cloud コア) の展開開始予定: 2024 年 6 月 17 日 (月)
  • Looker (Google Cloud コア) の最終展開予定: 2024 年 7 月 1 日 (月)

• マージクエリダッシュボード要素の listen property が直接定義できるように

マージクエリダッシュボード要素の listen property が、要素全体ではなくソースクエリに直接定義できるようになりました。

このパラメータの拡張もサポートされています。

•  treemap charts が作成できるように

 Chart Config Editor を使用して treemap charts を作成できるようになりました。

•  Lightweight Drill Links Labs 機能が一般提供開始

 Lightweight Drill Links Labs 機能が一般提供開始しました (GA) 。

• Looker (Google Cloud core) でCloudSQL が アプリケーションのデフォルト認証情報とサービスアカウントのなりすましで接続可能に

Looker (Google Cloud core) 上の CloudSQL は、アプリケーションのデフォルト認証情報とサービスアカウントのなりすましを使用して接続できます。

Dataproc

• BigQuery 内の Apache Spark 機能がプライベートプレビューで利用可能に

  BigQuery の Apache Spark がプライベートプレビューで提供されています。この機能により、BigQuery ノートブックで Spark セッションを作成し、BigQuery から PySpark コードを開発して送信することができます。

  この機能にアクセスするには、「BigQuery Previews sign-up form」をご参照ください。

Looker Studio

• Group Others がさらに多くのチャートタイプで利用可能に

  Group Others はさらに多くのチャートタイプで利用可能になりました。

  Group Others チャート設定を使用すると、指定された制限の外にある結果をOthers  というカテゴリに集約できます。このチェックボックスを使用すると、残りの結果のコンテキストに対してデータを比較できます。

  Group Others は、以下のチャートタイプでサポートされています：

  • Table charts
  • Time series charts
  • Bar charts and column charts
  • Pie charts
  • Line charts and combo charts
  • Area charts
  • Pivot table charts
  • Treemap charts

• 新しいBin 計算フィールドタイプの導入
  

  新しい Bin 計算フィールドタイプが導入されました。
  
  Bin 計算フィールドタイプを使用すると、計算フィールドでのCASE WHEN式やSQLでのロジックを開発することなく、数値ディメンションに対してアドホックな数値階層を作成できます。

• タイムラインチャートのツールチップによる色分けオプションの導入

  Color by tooltip スタイルオプションを使用して、ツールチップのディメンション値によるタイムラインチャートの色分けができます。

• データラベルのカスタマイズオプションの拡張

  プロパティパネルのスタイルタブにあるデータラベルセクションで、フォントタイプ、フォントカラー、フォントサイズ、フォントスタイル、背景色、不透明度、ボーダー半径の設定を含むカスタマイズオプションが拡張されました。
  
  これらのオプションは、以下のチャートタイプでサポートされています。
  

  • 　　Area charts

  • 　　Bar charts and column charts

  • 　　Line charts and combo charts

  • 　　Time series charts

ネットワーキング

Virtual Private Cloud

• ポリシーベースのルーティング機能がプレビューで利用可能に

  以下のポリシーベースのルーティング機能がプレビューで利用可能になりました：

  • IPv6 トラフィックにポリシーベースのルートを適用
  • ピアリングされた VPC ネットワーク内のネクストホップを使用

　詳細については、「Create policy-based routes」をご参照ください。

• 出口フローのインターネットルーティング詳細を含めることができるように

  VPC Flow Logs には、出口フローのインターネットルーティングの詳細が含まれています。

  詳細については、「InternetRoutingDetails field format」をご参照ください。

  このフィールドは一般提供されています。

セキュリティと ID

Security Command Center

• Cloud Infrastructure Entitlement Management プレビュー開始

Amazon Web Services (AWS) や Entra ID (Azure AD)、Okta などの Google Cloud 上の他のアイデンティティプロバイダー向けのCloud Infrastructure Entitlement Management (CIEM) は現在プレビューで提供されています。

CIEM は、アイデンティティとアクセス構成のセキュリティを包括的に把握することで、最小権限の原則を遵守するのに役立ちます。CIEM は、特定のアイデンティティに関連付けられている権限、最適でない（高度に許可されている）ロール、潜在的な誤構成を修正するために取ることができるステップなどの詳細を提供します。

詳細については、「Overview of Cloud Infrastructure Entitlement Management」をご参照ください。

Identity and Access Management

• プリンシパルアクセス境界ポリシーを使用してアクセス可能なリソースを制限

プリンシパルアクセス境界ポリシーを使用して、プリンシパルがアクセス可能なリソースを制限できます。この機能はプレビューで提供されています。

Sensitive Data Protection

• DATE_OF_BIRTH infoType 検出器の新しい検出モデルが利用可能に

  DATE_OF_BIRTH infoType 検出器の新しい検出モデルが利用可能となりました。

  新しいモデルは、検出品質が向上しています。

  新しいモデルを試すには、DATE_OF_BIRTH infoType を InspectConfig に含める際に、InfoType.version を latest に設定してください。

  DATE_OF_BIRTH infoType を使用する際に InfoType.version を stable に設定するか、設定しないままにしておくと、古いモデルを引き続き使用できます。

  30日後には、新しいモデルが stable に昇格します。

今週のアップデートは以上です。

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