Weekly Google Cloud アップデート情報 -  2024/6/25　～Vertex AI Agent Builder：検索結果の向上が一般提供開始～

今週の注目のアップデート

Vertex AI Agent Builder

• 検索結果の向上が一般提供開始
  メディアアプリや非構造化データおよびウェブサイトデータを含む一般的な検索アプリの検索結果を向上させる機能の一般提供が開始されました。
  詳細については、「Boost search results」をご参照ください。

AI と機械学習

Agent Assist

• Proactive generative knowledge assist が一般提供開始
  Proactive generative knowledge assist の一般提供が開始されました。
  詳細については、「documentation」をご参照ください。

Generative AI on Vertex AI

• Gemini 1.5 Proの入力トークン制限を1Mから2Mに増加
  Gemini 1.5 Pro の入力トークン制限が1M から2M に増加されました。
  詳細については、「Google models」をご参照ください。

Vertex AI Agent Builder

• データストアの言語コード設定が可能に（パブリックプレビュー）
  データストアに言語コードを設定することで、検索結果で返される抽出セグメントおよび抽出回答の品質向上が期待できます。データストアの言語コードはパブリックプレビューでサポートされています。
  データストアの言語コードフィールドについての情報は、「DataStore resource」をご参照ください。

• 検索リクエストでの言語コード指定が可能に（パブリックプレビュー）
  検索クエリに言語コードを設定することで、検索結果の品質向上が期待できます。検索クエリの言語コードはパブリックプレビューでサポートされています。
  検索での言語コードフィールドについての情報は、「servingConfigs.search」メソッドをご参照ください。

コンピューティング

Compute Engine

• H3 マシンシリーズに対する Spot VMs が利用可能に
  H3 マシンシリーズ に対する Spot VMs が利用可能になりました。

• 一時的なGPU VM にもプリエンプティブ割り当てクォータが適用されるように
  一時的なGPU VM にもプリエンプティブ割り当てクォータが適用されるようになりました。この動作により、標準プロビジョニングモデルの中断のない実行時間の利点を維持しながら、一時的なGPU VM のクォータ取得可能性を向上させることができます。
  詳細については、「GPU VMs  and preemptible allocation quotas」をご参照ください。

• VM Manager の自動有効化が一般提供開始
  Require OS Config 組織ポリシー制約を使用して、組織、フォルダー、またはプロジェクト内のすべての新しいVMでVM Manager を自動的に有効にすることができるようになりました。この機能は一般提供されています。
  詳細については、「Enable VM Manager using an organization policy」をご参照ください。

データ分析

BigQuery

• BigQuery ML リモートモデルでのsupervised tuning がプレビューで利用可能
  BigQuery ML リモートモデルを、gemini-1.0-pro-002 モデルに基づいてsupervised tuning できるようになりました。この機能はプレビューでサポートされています。
  この機能を試すには、「Tune a model using your data」をご参照ください。
  さらに、「BigQuery DataFrames Python API」を利用して supervised tuning を実施することが可能です。bigframes.ml.llm.GeminiTextGenerator model class の fit() および score() メソッドを使用して、supervised tuning を実施します。

• BigQuery Omni 接続の作成と使用に関するグローバルレート制限が導入
  BigQuery Omni 接続の作成と使用に関するグローバルレート制限が、AWS および Azure 接続のリージョン制限に代わって適応されました。

• NULLIF条件式の照合順序のサポートが一般提供開始
  照合順序サポートがNULLIF 条件式に追加されました。NULLIF 条件式は照合順序に影響を受け、照合順序をサポートする STRUCT データ型との比較で使用できるようになりました。この機能は一般提供されています。

Dataproc

• ランタイムバージョンSpark 2.2 がデフォルトのDataproc Serverless for Spark ランタイムバージョンに変更
  Dataproc Serverless for Spark において、Spark ランタイムバージョン2.2が2024年8月1日にデフォルトのDataproc Serverless for Spark ランタイムバージョンになります。

Cloud Composer

• 環境アップグレードが一般提供開始
  環境アップグレードの一般提供が開始されました。

• 新世代のCloud Composer、Cloud Composer 3のパブリックプレビューを発表
  新世代の Cloud Composer、Cloud Composer 3 のパブリックプレビューの開始が発表されました。新バージョンは、Cloud Composer がサポートするすべてのリージョンで公開されています。
  以下の新しい機能や特長が追加されました：
  
  ・テナントプロジェクトに隠された全てのインフラ
  ・エバーグリーン バージョン管理
  ・簡素化されたネットワーク構成
  ・パフォーマンスの向上
  ・DAG プロセッサーとスケジューラーが別個のコンポーネントになったため、DAG の解析とスケジューリングの信頼性が向上
  ・Airflow workers 向けストレージが 10 倍に増加
  
  以前のComposer バージョンから既に知られているほとんどの機能も含まれています。Composer 3で既にサポートされている機能のリストを見るには、「Comparison of Cloud Composer versions」をご参照ください。

データベース

Datastream

• BigQueryへのデータ取り込みに追記専用モードをサポートするように
  Datastream は、BigQuery へのデータ取り込みに追記専用モードをサポートするようになりました。詳細については、「Configure write mode」をご参照ください。

Bigtable

• 非同期 API が一般提供
  Bigtable の Python クライアントライブラリが、非同期アプリケーション用の非同期 API を提供するようになりました。非同期 API は一般提供されています。
  始めるには、「Python hello world」をご参照ください。

ネットワーキング

Cloud Load Balancing

• クロスプロジェクトサービス参照によるバックエンドサービスへのアクセスが一般提供開始
  プロジェクト間のサービス参照により、外部または内部の Application Load Balancer とは異なるプロジェクトにあるバックエンド サービスにアクセスできるようになりました。この機能は一般提供されています。
  詳細については、以下をご参照ください。
  
  ・Set up a global external Application Load Balancer with Shared VPC
  ・Set up regional external Application Load Balancers with Shared VPC
  ・Set up an internal Application Load Balancer with Shared VPC

Network Connectivity Center

• Private Service Connect connection propagation がパブリックプレビューで利用可能に
  Private Service Connect connection propagationが パブリックプレビュー で利用可能になりました。
  Network Connectivity Center ハブを通じた Private Service Connect connection propagation により、プライベート VPC ネットワーク内の VPC ホスト型サービスが VPC ネットワーク間でアクセス可能になります。

• エクスポートフィルタがパブリックプレビューで利用可能に
  エクスポートフィルタがパブリックプレビューで利用可能になりました。
  この機能により、許可されたCIDR 範囲のリストを指定して接続を制限し、許可されたIP アドレス範囲以外のすべてをブロックすることができます。

Virtual Private Cloud

• Private Service Connect port mapping がプレビューで利用可能に
  Private Service Connect port mapping がプレビューで利用可能になりました。ポートマッピングにより、コンシューマー 仮想マシン (VM) インスタンスが、単一の Private Service Connect エンドポイントを介して特定のプロデューサー VM の特定のサービスポートとプライベートに通信できます。

• Private Service Connect propagated connections がプレビューで利用可能に
  Private Service Connect propagated connections がプレビューで利用可能になりました。
  伝播接続を使用すると、Private Service Connect エンドポイントを介して 1 つのコンシューマー VPC スポークでアクセス可能なサービスが、同じ Network Connectivity Center ハブに接続されている他のコンシューマー VPC スポークからプライベートにアクセスできます。
   

• クロスリージョナル内部アプリケーションロードバランサをサポートするように
  Private Service Connect バックエンドは、クロスリージョナル内部アプリケーションロードバランサを使用してグローバル Google API ターゲットにアクセスすることをサポートしています。この機能はプレビューで利用可能です。
  

Cloud VPN

• 異なるリージョンのVPCネットワークを接続できるように
  Cloud VPN は、HA VPN ゲートウェイを使用して、異なるリージョンの2つのVPCネットワークを接続することができるようになりました。
  詳細については、「HA VPN topologies」をご参照ください。

ストレージ

Cloud Storage

• Cloud Storageバケットの階層型名前空間がプレビューで利用可能に
  Cloud Storage バケットの階層型名前空間がプレビューで利用可能になりました。階層型名前空間を使用すると、データを論理的なファイルシステム構造で保存できます。

今週のアップデートは以上です。

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