Weekly Azure アップデート情報 - 2024/7/3  ～[プレビュー] Windows Server 2025 がパブリックプレビュー～

• [プレビュー] Windows Server 2025 がパブリックプレビュー

Windows Server 2025 が利用可能になりました。Windows Server 2025 は、高度なセキュリティ、新しい Azure ハイブリッド機能、既存のアプリケーションと AI ワークロード向けの高パフォーマンスプラットフォーム、最新化された Windows Server エクスペリエンスが提供されています。

コンピューティング

• [プレビュー] 柔軟なオーケストレーションによる仮想マシンスケールセットのアップグレードポリシーがパブリックプレビュー

仮想マシンスケールセットのアップグレードポリシーは、仮想マシンを最新のスケールセットモデルに更新する方法を決定します。以前は、アップグレードポリシーは Uniform Orchestration の仮想マシンスケールセットで利用可能でした。現在では、Uniform Orchestration で使用できるアップグレード ポリシーと同じものが、 Flexible Orchestration を使用した仮想マシンスケールセットでも使用できます。

• [プレビュー]ゾーンの停止中にゾーン冗長データディスクを強制的に切断する機能がパブリックプレビュー

➢ 障害の影響を受けるゾーンに存在する VM から ZRS データディスクを強制的にデタッチするためのパブリックプレビューのサポートが発表されました。ユーザは ZRS データディスクをデタッチして別の VM に接続できるようになり、RTO が 短縮されます。

➢ ゾーン冗長ストレージ (ZRS) は、リージョン内の 3 つの Azure 可用性ゾーン間で Azure マネージドディスクを同期的にレプリケートし、特定の年間で 99.99999999999% (12 9's) の持続性が提供されています。Azure マネージドディスクのゾーン冗長ストレージ (ZRS) オプションは、Premium SSD と Standard SSD でサポートされています。

コンテナ

• [一般公開] AKS での az コマンドの呼び出し

AKS run コマンドを使用すると、ユーザは AKS API を介して AKS クラスター内のコマンドをリモートで呼び出すことができます。例えば、プライベートクラスターのリモートラップトップからの Just-In-Time コマンドの実行をサポートする新しいAPI が導入されています。これにより、クライアントがクラスターのプライベートネットワーク上にない場合に、プライベートクラスターへの迅速な Just-In-Time アクセスが大幅に向上し、完全な RBAC 制御とプライベート API サーバを保持および適用できます。

• [一般公開] AKS の Linux 用 OS セキュリティパッチチャネル

NodeOSUpgrade 機能の一部である Linux 用の OS セキュリティパッチチャネルが一般公開されました。OS セキュリティパッチは、AKS でテストされ、完全に管理され、安全なデプロイプラクティスで適用されます。AKS は、ノードの仮想ハードディスク (VHD) を、"セキュリティのみ" というラベルの付いたイメージメンテナーからのパッチで定期的に更新します。このチャネルは nodeosupgrade 機能の一部であり、メンテナンスウィンドウを尊重し、必要に応じてライブパッチを適用することで障害を最小限に抑えます。

• [一般公開] Kubernetes の kube-egress-gateway の発表

kube-egress-gateway は、Azure 上の Kubernetes ポッドのエグレストラフィック用に固定ソース IP を構成するためのスケーラブルでコスト効率の高いソリューションを提供するオープンソースプロジェクトです。kube-egress-gateway コンポーネントは、マネージド (Azure Kubernetes Service、AKS) またはアンマネージドのいずれであっても、Kubernetes クラスター内で実行され、1 つ以上の専用 Kubernetes ノードをポッドエグレスゲートウェイとして使用し、ポッドの送信トラフィックをWireGuard トンネル経由でルーティングします。

• [プレビュー] Azure Government Cloud Virginia で利用できる Azure Container Apps がパブリックプレビュー

マネージドサーバレスコンテナサービスである Azure Container Apps が Azure Government Cloud で利用できるようになりました。Azure Container Apps は、インフラストラクチャを管理せずにコンテナでアプリケーションやマイクロサービスを実行したいアプリケーション開発者にとって理想的なプラットフォームを提供します。Azure Container Apps は、Kubernetes、KEDA、Dapr、Envoy などの強力なオープンソーステクノロジを基盤として構築されています。

• [プレビュー] AKS のクラスター操作の状態がパブリックプレビュー

AKS のクラスター操作の状態がパブリックプレビューになりました。この機能を使用すると、アップグレード、スケーリング、作成など、長時間にわたる操作の進行状況のスナップショットを取得できます。

データベース

• [一般公開] Azure SQL 更新情報 (2024 年 6 月下旬)

2024 年 6 月下旬に、Azure SQL に対して次の更新と機能強化が行われました。

➢ 事前通知を有効にすることで、Azure SQL Managed Instance リソースの計画的なメンテナンスイベントに備えることができます。

➢ Azure SQL Database Hyperscale の名前付きレプリカのゾーン冗長性を有効にすることで、アプリケーションロジックを変更することなく、データセンターの災害などの大規模な障害に対する保護を強化します。

• [一般公開] Azure Database for PostgreSQL - フレキシブルサーバの IOPS スケーリング

Azure Database for PostgreSQL - フレキシブルサーバの IOPS スケーリングの一般提供が開始されました。この機能により、ワークロードのニーズに基づいて IOPS を動的にスケーリングできます。移行やデータ読み込みなどの需要の高い操作では最適なパフォーマンスを確保し、需要が減少した場合はスケールダウンしてコストを節約します。

• [一般公開] Azure Database for PostgreSQL - フレキシブルサーバに関する新しい Azure Advisor の推奨事項

Azure Database for PostgreSQL - フレキシブルサーバに対して新しい Azure Advisor の推奨事項が作成され、既存の推奨事項が改善され、より実用的なガイダンスが提供されるようになりました。新しい Azure Database for PostgreSQL - フレキシブルサーバの推奨事項には、実行時間の長いトランザクションと孤立した準備済みトランザクションのチェック、トランザクションのラップアラウンド制限の超過、推奨される肥大化率の超過が含まれます。

• [プレビュー] Azure Database for PostgreSQL - フレキシブルサーバの拡張機能バージョンの同期がパブリックプレビュー

Azure Database for PostgreSQL – フレキシブルサーバの拡張機能バージョン同期のパブリックプレビューが開始されました。この機能により、簡単なコマンドで PostgreSQL 拡張機能を最新バージョンにシームレスに更新し、システムの安全性と最新の状態を維持できます。「ALTER EXTENSION <extension-name> UPDATE」を使用すると、利用可能な最も安定した安全なバージョンに自動的にアップグレードでき、最小限の労力でセキュリティと運用の安定性の両方を強化できます。

• [プレビュー] Azure Database for PostgreSQL でのオンライン移行がパブリックプレビュー

Azure Database for PostgreSQL の最新の移行サービスであるオンライン移行機能の提供が開始され、パブリックプレビューが開始されました。この機能により、PostgreSQL データベースをシームレスに、最小限のダウンタイムで Azure に移行できます。合理化された移行プロセスにより、データが安全かつ効率的に転送され、業務を中断することなく Azure のスケーラビリティ、パフォーマンス、セキュリティ機能を活用できます。

• [プレビュー] Azure Cache for Redis Enterprise 上の Redis 7.2 がパブリックプレビュー

Enterprise および Enterprise Flash レベルのキャッシュで、Redis 7.2 がプレビューでサポートされるようになりました。この最新バージョンの Redis では、Azure Cache for Redis で提供されていた以前のバージョンである Redis 6.0 に対して、12 を超える新しいコマンドとパフォーマンスの強化が提供されます。新機能には、拡張された地理空間機能、シャード化された pub/sub、RESP3 プロトコルのサポートなどがあります。

その他

• [プレビュー] Azure Service Bus Premium の geo レプリケーションがパブリックプレビュー

Premium レベルの Azure Service Bus の新しい geo レプリケーション機能のパブリックプレビューが発表されました。この機能により、名前空間のメタデータとデータがプライマリリージョンからセカンダリリージョンに継続的にレプリケートされます。さらに、いつでもセカンダリリージョンをプロモートできます。geo レプリケーション機能は、Azure Service Bus アプリケーションを障害や災害から分離するための最新のオプションです。

• [一般公開] Azure Data Explorer の Azure ログアラートのサポート

Azure Monitor アラートを使用すると、Azure とアプリケーションのテレメトリを監視して、サービスに影響を与える問題をすばやく特定できます。具体的には、Azure Monitor ログアラートルールを使用すると、ログテレメトリに定期的なクエリを設定して、潜在的な問題を特定し、通知を受け取ったり、アクションをトリガーしたりできます。

• [一般公開]スペイン中部リージョンが Azure HDInsight に追加

HDInsight がスペイン中部で一般公開されました。Azure HDInsight は、企業向けのクラウドにおける、全範囲にわたるオープンソースのマネージド分析サービスです。Hadoop、Apache Spark、Apache Hive、LLAP、Apache Kafka などのオープンソースフレームワークを使用できます。

今週のアップデートは以上です。

今後も定期的に Microsoft Azure の情報をお知らせしていきますので、ご期待ください。

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