Weekly Google Cloud アップデート情報 -  2024/7/16　～Anti Money Laundering AI：新しいメジャーなエンジンバージョンが利用可能に～

今週の注目のアップデート

Anti Money Laundering AI

• 新しいメジャーなエンジンバージョンが利用可能に
  小売および商業ラインのビジネス向けに、v4 チューニングバージョン内で新しいメジャーなエンジンバージョンが利用可能になりました。これには、以下が含まれています：
  
  ・より詳細なチェックとそれに対応する実用的なエラーメッセージを備えた追加のデータ検証エラー
  ・既存のデータ検証チェックの精度向上と説明の改善
  ・Risk Case Event テーブルでのアラートイベントの処理に関する修正
  ・非常に大規模なデータセット (2,000万以上のパーティ) に対するトレーニング、予測、バックテスト操作の信頼性向上
  ・エンジン設定を作成する際のチューニングにかかる時間の削減

AI と機械学習

Agent Assist

• Agent Assist がカスタムセクション付きの新しいバージョンの要約を提供（プレビュー）
  Agent Assist は、プレビューでカスタムセクション付きの要約の新バージョンを提供しています。カスタムセクション付きの要約 V3 は、V2.1 からのレイテンシーを削減します。

Vertex AI Agent Builder

•  構造化データのインポート時にスキーマを編集できるように（パブリックプレビュー）
  BigQuery や Cloud Storage から構造化データをインポートしてデータ ストアを作成する際、データをインポートする前にスキーマを確認および編集することができるようになりました。これにより、データを先にインポートしてからスキーマを編集する従来の方法に比べて、時間を節約できます。
  この機能はパブリックプレビューで提供されており、汎用およびメディア データ ストアに適用されます。
  ヘルスケア データ ストアでこの機能を試すには、Google アカウントチームに連絡してプライベート プレビューへのアクセスを依頼してください。

• メディア データ ストア用に独自のスキーマを持ち込むことが可能に (パブリックプレビュー)
  Vertex AI Search では、メディア データ ストア用に独自のスキーマを持ち込むことができるようになりました。
  以前は、すべてのメディア データ ストアが Google によって事前定義されたメディア用の JSON スキーマに従う必要がありましたが、現在では、独自のメディア データ用の JSON スキーマを使用できます。ただし、スキーマ内のフィールドをキー プロパティである category、media_available_time、media_duration、title、および uri にマッピングする必要があります。
  この機能はパブリックプレビューで提供されています。

• メディア データストアがデータストアページから直接作成できるように（パブリックプレビュー）
  メディア データ ストアは、データ ストアページから直接作成することができるようになりました。
  これは、アプリ作成ワークフローの一環としてメディア データ ストアを作成する方法の代替手段です。
  この機能はパブリックプレビューで提供されています。

Contact Center AI Platform

• バージョン 3.18 がリリース
  バージョン 3.18 がリリースされました。
  
  この日付で公開されたすべてのリリースノートは、バージョン 3.18 の一部です。
  
  インスタンスへの更新のタイミングは、お客様が選択したデプロイスケジュールによって異なります。詳細については、「Deployment schedules」をご参照ください。

Compute Engine

• リサイズリクエストを使用して MIG で GPU VMs を作成可能に（一般提供）
  リサイズリクエストを使用して、管理されたインスタンスグループ（MIG）で GPU VMs を作成できるようになりました。リサイズリクエストは、一度に VM を作成し、GPU などの高い需要があるリソースを取得する可能性を高めるのに役立ちます。
  詳細については、「About resize requests in a MIG」をご参照ください。

• 高性能 AI ワークロード向けに設計されたブロックストレージ Hyperdisk ML が一般提供開始（一般提供）
  高性能 AI ワークロードのために特別に設計されたブロックストレージである Hyperdisk ML の一般提供が開始されました。各 Hyperdisk ML ボリュームは、最大1,200,000 MBps のスループットを実現できます。大規模なトレーニングや推論ワークロードの場合、単一のHyperdisk MLボリュームを最大2,500のVMインスタンスにアタッチできます。
  詳細については、「About Hyperdisk」をご参照ください。

• A3 VM のオンデマンド予約は特定のターゲット予約を作成した場合のみ可能に
  A3 VMs のオンデマンド予約は、特定のターゲット予約を作成した場合にのみ作成できるようになりました。この制限は、2024年7月11日以前に作成された予約には影響せず、消費タイプに基づいて引き続き使用できます。
  
  詳細については、以下のページをご参照ください：
  
  ・Compute Engine ゾーンリソースの予約
  ・単一プロジェクトの予約を作成する
  ・共有予約を作成する

コンテナ

Google Kubernetes Engine

• GKE 上の Ray Operator が Rapid チャネルで一般提供開始
  Rapid チャネルでGKE 上の Ray Operator の一般提供が開始されました。
  Ray Operator は GKE のアドオンであり、Ray アプリケーションの管理とスケーリングを可能にします。
  詳細については、「Ray Operator documentation」をご参照ください。

データ分析

Looker

• Looker 24.12 の変更点、機能、修正点
  Looker 24.12 には、以下の変更点、機能、修正点が含まれています：
  
  ・予定されている Looker（オリジナル）のデプロイ開始日：2024年7月15日月曜日
  ・予定されている Looker（オリジナル）の最終デプロイおよびダウンロード利用可能日：2024年7月25日木曜日
  ・予定されている Looker（Google Cloud コア）のデプロイ開始日：2024年7月15日月曜日
  ・予定されている Looker（Google Cloud コア）の最終デプロイ：2024年7月29日月曜日
  

• Chart Config Editor がパイチャートの凡例プロパティをサポート
  Chart Config Editor は、パイチャートの凡例プロパティとして、align、verticalAlign、layout をサポートするようになりました。

• Looker IDE でファイルやフォルダの作成、更新、アクセス時にローディングインジケーターを表示するように
  Looker IDE でファイルやフォルダを作成、更新、またはアクセスする際、Looker はローディングインジケーターを表示するようになりました。

• Looker IDE のファイルブラウザサイドバーがリサイズ可能に
  Looker IDE のファイルブラウザサイドバーがリサイズ可能になりました。

• メインナビゲーションパネルに新しい「作成」ボタンが追加
  メインナビゲーションパネルに新しい「作成」ボタンが追加され、ユーザはダッシュボード、ボード、LookML モデル、およびデータベース接続を作成することができるようになりました。
  このボタンを表示するには、ダッシュボード、モデル、または接続を作成する権限が必要です。

• Looker が Databricks Unity Catalog をサポートするように
  Looker は Databricks Unity Catalog をサポートするようになりました。Looker で Databricks 接続 を作成する際、Looker がクエリを実行する Databricks カタログを定義できます。

• 新しい Labs 機能「Delegate Schedule Management」が manage_schedules 権限を導入
  新しい Labs 機能「Delegate Schedule Management」は、manage_schedules 権限 を導入しました。この権限により、ユーザはアクセス可能なモデルの スケジュール ページでスケジュールの再割り当てや削除ができるようになりました。

• Looker インスタンスに Look やダッシュボードがない場合、ホームページにサンプルダッシュボードを表示
  Looker インスタンスにまだ Look やダッシュボードがない場合、Looker のホームページにサンプルダッシュボードが表示されるようになりました。

• Looker (Google Cloud core) が Teradata データベースへの接続をサポートするように
  Looker (Google Cloud core) は、Teradata データベースへの接続をサポートするようになりました。

Dataplex

• Dataplex Catalog が一般提供開始
  Dataplex Catalog の一般提供が開始されました。
  Dataplex Catalog は、メタデータの保存、管理、アクセスのためのプラットフォームを提供します。
  
  詳細については、「Dataplex Catalog overview」、「Search for data assets」、「 Manage aspects and enrich metadata」、「Manage entries and ingest custom sources」をご参照ください。

ネットワーキング

Network Intelligence Center

• GKE Enterprise の Network Topology ビューが一般提供開始
  GKE Enterprise の Network Topology ビューの一般提供が開始されました。
  Network Topology では、GKE デプロイメントのインフラストラクチャ - クラスター、ネームスペース、ワークロード、ポッド、およびそれらの関連メトリックが表示されます。

運用

Cloud Logging

• Cloud Logging のログバケットが Log Analytics にアップグレード可能に
  Cloud Logging がサポートするすべてのリージョンのログバケットを Log Analytics にアップグレードできるようになりました。
  詳細については、「Supported regions」をご参照ください。

Cloud Monitoring

• 2025年1月7日以降、Cloud Monitoring がアラートに対して課金を開始
  2025年1月7日以降、Cloud Monitoring がアラートに対して課金を開始する予定です。課金モデルや価格シナリオの例については、「Pricing for alerting」をご参照ください。

今週のアップデートは以上です。

関連サービス