Weekly Google Cloud アップデート情報 -  2024/7/31　～Generative AI on Vertex AI：Mistral AI の管理モデルが Vertex AI で利用可能～

今週の注目のアップデート

Generative AI on Vertex AI

• Mistral AI の管理モデルが Vertex AI で利用可能

Mistral AI の管理モデルが Vertex AI で利用可能になりました。Vertex AI で Mistral AI モデルを使用するには、Vertex AI API エンドポイントに直接リクエストを送信してください。

詳細については、「Mistral AI models」をご参照ください。

AI と機械学習

Generative AI on Vertex AI

• Llama 3.1 405Bモデルが Vertex AI でプレビュー提供開始

  Llama 3.1 405Bモデルが Vertex AI でプレビューでの提供が開始されました。

  Llama 3.1 405Bは、合成データ生成からモデル蒸留、ステアラビリティ、数学、ツールの使用、多言語翻訳などの機能を提供します。

  詳細については、「Llama models」をご参照ください。

Vertex AI Agent Builder

• Vertex AI Search: 回答のためのマルチステップ検索が一般提供開始

  回答メソッドにおけるマルチステップ（ReAct）推論を使用したマルチステップ検索が一般提供（GA）となりました。

  この機能詳細については、「Query rephrasing」 および 「Search and answer (specify maximum steps)」をご参照ください。

• Vertex AI Search: ウィジェットが生成回答の新しい方法を使用

Vertex AI Search のウィジェットは、以前の検索と要約を組み合わせた「回答付き検索」と、逆の方法での「フォローアップ付き検索」の代わりに、検索と回答の方法を一緒に使用するようになりました。

この新しい回答方法により、結果の品質向上が期待されます。

回答方法の詳細については、「Get answers and follow-ups」をご参照ください。

• Vertex AI Search: ドメイン検証が一般提供開始

高度なウェブサイトのインデックス作成に使用するドメイン関連付けによるドメイン検証が、一般提供として利用可能になりました。

詳細については、「Verify website domains」をご参照ください。

データ分析

BigQuery

• CHANGES 変更履歴機能がプレビューで提供開始
  

CHANGES 変更履歴機能がプレビューで提供されています。このテーブル値関数は、一定期間のテーブル変更の履歴を提供し、以下の操作を記録します：

・CREATE TABLE DDL statement

・INSERT DML statement

・Data appended or changed as part of a MERGE DML statement

・UPDATE DML statement

・DELETE DML statement

・Loading data into BigQuery

・Streaming ingestion

・TRUNCATE TABLE DML statement

・Jobs configured with a writeDisposition of WRITE_TRUNCATE

・Individual table partition deletions

• BigQueryテーブルに最近書き込まれた行をDMLで変更可能に

データ操作言語（DML）を使用して、Storage Write APIによってBigQueryテーブルに最近書き込まれた行を変更することができます。

これは現在、一般提供（GA）となっています。

• 2024年9月17日から承認済みデータセットのbigquery.datasets.update権限チェックが削除

2024年9月17日より、承認済みデータセットの作成または更新時のbigquery.datasets.update権限チェックが削除されます。

詳細については、「Required permissions and roles for authorized datasets」をご参照ください。

• BigQuery の連続クエリ機能がプレビュー提供開始

BigQuery の連続クエリ機能がプレビュー提供開始されました。

連続クエリを使用して、長期間にわたり継続的に処理されるSQLステートメントを構築することで、BigQueryで受信したデータをリアルタイムで分析、処理、機械学習（ML）推論を行うことができます。

連続クエリを設定して、クエリ結果をPub/Subトピック、Bigtableインスタンス、または別のBigQueryテーブルに複製することができます。このプロセスはReverse ETLとも呼ばれます。

連続クエリを使用して、SQLのアクセスしやすい言語を使用して以下のタスクを実行できます：

・受信データを変換し、洞察に基づいて即座に行動する

・Vertex AI を使用してリアルタイムのML洞察を適用する

・自動化されたイベント駆動型のデータパイプラインを構築する

・リアルタイムのイベントをBigtableなどの下流の運用システムに複製する

BigQuery の連続クエリを試すには、「Create continuous queries」をご参照ください。

• BigQuery Omni VPCのアクセス許可リストで特定VPCからのAWS S3バケットおよびAzure Blob Storageへのアクセス制限が可能に

BigQuery Omni Virtual Private Cloud (VPC) のアクセス許可リストを使用して、特定のBigQuery Omni VPCから AWS S3 buckets および Azure Blob Storage へのアクセスを制限することができるようになりました。

この機能はプレビューで提供されています。

• SAP Datasphere 接続のネットワーク添付ファイル設定が可能に

接続を保護するために、ネットワーク アタッチメントを使用して SAP Datasphere 接続を構成できるようになりました。SAP Datasphere 接続はプレビューで提供されています。

• Amazon S3 および Azure Blob Storage でマニフェストファイルがサポートされるように

Amazon S3 および Azure Blob Storage で Manifest files がサポートされるようになりました。

この機能は一般提供（GA）です。

• 「table explorer」でテーブルデータの調査とデータ探索クエリの作成が可能に

Table explorer を使用して、テーブルデータを調べたり、データ探索クエリを作成したりすることができるようになりました。

この機能はプレビューで提供されています。

• IAM拒否ポリシーが追加の権限をサポート

IAM deny policies は、テーブルの読み取り権限を拒否できるbigquery.tables.getDataを含む追加の権限をサポートするようになりました。

bigquery.tables.getDataおよびその他のBigQuery権限に対する拒否ポリシーを作成する際には、特別なケースを考慮してください。

この機能はプレビューで提供されています。

Pub/Sub

Cloud Data Fusion

• サブスクリプション内の未確認メッセージを24時間以上保持すると追加料金が発生

サブスクリプション内の未確認メッセージを24時間以上保持すると、追加料金が発生します。

詳細については、Storage costs をご参照ください。

Dataplex

Cloud Data Fusion

• BigQuery の列レベルでのデータリネージがプレビューで利用可能に

BigQuery の列レベルデータリネージが、一部のユーザー向けにプレビューで利用可能となりました。既存のデータリネージ機能は、BigQuery データがシステム内をどのように移動するかをテーブルレベルで追跡します。

列レベルのリネージはこの機能を拡張し、列レベルでの BigQuery データの移動を追跡できるようにします。

アクセスを希望される方は、「Column-level lineage sign-up form」にご記入ください。

データベース

Bigtable

• Google Cloud コンソールで自動バックアップの有効化・無効化が可能に

自動バックアップのプレビューが拡張され、Google Cloud コンソールで自動バックアップを有効化または無効化できるようになりました。

詳細については、「automated backup」をご参照ください。

ネットワーキング

Cloud Load Balancing

• アプリケーションロードバランサーがIPv4およびIPv6（デュアルスタック）バックエンドをサポート

以下のロードバランサーは、IPv4およびIPv6（デュアルスタック）バックエンドをサポートしています。

・リージョナル外部アプリケーションロードバランサー

・クロスリージョン内部アプリケーションロードバランサー

・リージョナル内部アプリケーションロードバランサー

・リージョナル内部プロキシネットワークロードバランサー

・クロスリージョン内部プロキシネットワークロードバランサー

・リージョナル外部プロキシネットワークロードバランサー

Ingress IPv4 トラフィックを、IPv4 または IPv6 接続を介して IPv4 および IPv6 (デュアルスタック) バックエンドにプロキシできるようになりました。

次のバックエンドはデュアル スタックをサポートしています。

・VM instance group

・Zonal NEGs (GCE_VM_IP_PORT)

ロード バランサを IPv4 ベースのデプロイからデュアル スタック (IPv4 および IPv6) デプロイに変換できるようになりました。

詳細については、IPv6、Convert Application Load Balancer to IPv6、Convert proxy Network Load Balancer to IPv6 をご参照ください。

この機能はプレビューで提供されています。

ストレージ

Cloud Storage

• タグを使用してデフォルトの論理的な削除保持期間を適用可能に

タグを使用して、組織内で新しく作成されたバケットにデフォルトの論理的な削除の保存期間を設定できるようになりました。

デフォルトの論理的な削除の保存期間をカスタマイズする方法については、「Set a default soft delete retention duration」をご参照ください。

今週のアップデート情報は以上です。

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