Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2024/8/21 ~Generative AI on Vertex AI:Vertex AI 上の Gemini が複数の応答候補をサポート~

2024年8月21日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

皆さま、こんにちは。

先週(2024/8/9 - 2024/8/15)の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。

 

* この記事の引用元:Google Cloud リリースノート

目次

今週の注目のアップデート

Generative AI on Vertex AI

Vertex AI 上の Geminiが複数の応答候補をサポートするようになりました。

詳細については、 Generate content with the Gemini API をご参照ください。

AI と機械学習

Agent Assist

すべての生成 AI 機能を含む、地域化された環境のすべての Agent Assist 機能で、Customer Manager Encryption Key のサポートがプレビューで利用可能になりました。

詳細については、documentation をご参照ください。

Colab Enterprise

ノートブックスケジューラが一般提供されました。

詳細については、Schedule a notebook run をご参照ください。

Cloud Translation

翻訳 LLM と適応型翻訳がアラビア語、ヒンディー語、ロシア語をサポートするようになりました。

詳細については、 Supported languages をご参照ください。

Contact Center AI Platform

 

Contact Center AI Platform は、パブリックインターネット上でのアクセスを制限するプライベートアクセス用に設定された Contact Center AI Platform (CCAIP) インスタンスを作成できます。

その後、Private Service Connect を設定することで、エージェント、マネージャー、および CCAIP 管理者がプライベートインスタンスにアクセスできるようにします。

この方法では、独自の内部 IP アドレスを使用し、トラフィックを Google Cloud 内に保持するようになります。Private Service Connect は、エンドユーザーが通常どおりコンタクトセンターに連絡することを防ぎません。なお、Private Service Connect はプレビューで提供されています。

詳細については、Set up Private Service Connect をご参照ください。

また、Google Cloud Organization Policy を使用することで、組織のリソースを集中的に管理し、プログラムによる制御を行うことができます。組織ポリシーで制限されている特定のフィールドに対して、より細かくカスタマイズ可能な制御を行いたい場合は、カスタム制約を作成できます。

詳細については、Manage Contact Center AI Platform resources using custom constraints をご参照ください。

データ分析

Dataform

Dataform における顧客管理暗号化キー(CMEK)が一般提供されました。

詳細については、Use customer-managed encryption keys をご参照ください。

Dataform のデータを保護するための、Cloud External Key Manager(Cloud EKM)キーが一般提供されました。

詳細については、Using and managing external keys をご参照ください。

BigQuery

時系列および範囲関数を使用して時系列分析をサポートできるようになりました。

この機能は現在一般提供されています。

新しい short query optimized mode により、小規模クエリのレイテンシーを低減することができるようになりました。BigQuery は自動的に加速可能なクエリを判断し、他のクエリは従来通り実行されます。

この機能は現在プレビューで提供されています。

Looker

Looker (Google Cloud core) ユーザーは、Google Cloud コンソールページに初めて導入された Learn Assistant パネルにアクセスできるようになりました。

Learn Assistant パネルでは、そのコンソールページで取り上げられているタスクや概念に特化したドキュメントとチュートリアルが表示されます。

新しい  Looker and Looker Studio shared terms and concepts glossary が利用可能になりました。

このリソースでは、Looker と Looker Studio の間で共通して使用される用語と概念を比較し、さらに、見た目は似ているが機能が異なる命名規則を持つものも確認できます。

Open SQL Interface が一般提供され、SQL Interface Looker Labs の切り替えボタンが削除されました。

Looker–Tableau BI Connector が一般提供されました。

Tableau Desktop を使用して Looker データに接続できるようになりました。

Looker IDE は、デフォルトの Looker IDE エディタに加えて、Vim および Emacs エディタをサポートするようになりました。

なお、Looker IDE の「プロジェクト設定」ページの新しい IDE 設定セクションで、エディターの設定を行うことができます。

Looker IDE は、IDE エディターでのテキスト行の折り返しをサポートするようになりました。

行の折り返しがデフォルトの動作になり、Looker IDE の「プロジェクト設定」 ページの新しい IDE 設定セクションで行折り返しモードをオフにすることができます。

Looker IDE は、現在開いている LookML ファイルを含むユーザーの IDE ステータスを保持できるようになりました。

保持できる内容としては、現在開いているLookMLファイル、ファイルブラウザ内の項目の展開・折りたたみ状態、左側のサイドバーの項目(ファイルブラウザ、Gitアクション、オブジェクトブラウザ、プロジェクト設定など)、および右側のサイドバーの項目(クイックヘルプパネル、メタデータパネル、プロジェクトヘルスパネルなど)が含まれます。

この保持機能を解除したい場合は、Looker IDEのプロジェクト設定ページにある新しいIDE設定セクションで「IDEレイアウトをリセット」ボタンをクリックしてください。

Looker クエリ トラッカーと呼ばれる新しい進行状況バーは、クエリの実行中に Explore UI 上で表示されます。

これは、Explore Query Tracker の Labs 機能でオフにすることができます。

Google BigQuery 接続の場合、Looker (Google Cloud コア) は、Looker 管理者が Looker (Google Cloud コア) インスタンスの作成時に使用した OAuth アプリケーション認証情報を自動的に使用できます。

詳細については、Looker (Google Cloud core) のドキュメントをご参照ください。

Looker ホスト型インスタンスに、メンテナンスウィンドウ外で発生する設定更新を無視する新しいオプションが利用可能になりました。

このオプションはデフォルトで無効になっています。

有効にするには、Looker サポートに連絡する必要があります。

Dataplex

Looker Studio

データベース

Bigtable

  • クライアント側のメトリクスが利用可能に

    Go 用 Bigtable クライアント ライブラリを使用してクライアント側のメトリクスを有効化できるようになりました。

    サーバー側のモニタリング指標と組み合わせて使用​​すると、クライアント側の指標は、Bigtable のパフォーマンスの完全で実用的なビューを提供できます。

    詳細については、Set up client-side metrics を参照してください。

ネットワーキング

Virtual Private Cloud

VPC Flow Logs には、以下のメタデータ注釈が一般提供に含まれています:

 ・src_gateway および dest_gateway

 ・src_google_service および dest_google_service

 ・load_balancing

 ・network_service

 ・psc

詳細については、Record Format をご参照ください。

セキュリティと ID

Security Command Center

  • Cloud Infrastructure Entitlement Management(CIEM)が一般提供開始

    Cloud Infrastructure Entitlement Management(CIEM)が一般提供開始されました。

    CIEM は、アイデンティティとアクセス構成のセキュリティを包括的に確認することで、最小権限の原則を遵守するのに役立ちます。与えられたアイデンティティに関連する権限、最適でない(高度に許可された)役割、および潜在的な誤構成を修正するためにおすすめなステップなどの詳細についての洞察を提供します。

    CIEM についての詳細は、Overview of Cloud Infrastructure Entitlement Management をご参照ください。

Identity and Access Management

Managed Kafka

 

今週のアップデート情報は以上です。

関連サービス

Vertex AI Search を使って社内文書を検索する生成AIを構築してみませんか?
ソフトバンクのエンジニアが構築をサポートします。
Google の生成AIの導入を考えている方はもちろん、どのようなものか確認したいという方でもご活用いただけます。

Looker は定義から集計、可視化の一連のデータ分析プロセスをカバーする BI ツールを超えるデータプラットフォームです。ソフトバンクは、顧客のニーズに合わせて柔軟なサポートを提供し、Looker を活用したデータドリブンな企業変革を支援しています。

Google サービスを支える、信頼性に富んだクラウドサービスです。お客さまのニーズにあわせて利用可能なコンピューティングサービスに始まり、データから価値を導き出す情報分析や、最先端の機械学習技術が搭載されています。

MSP(Managed Service Provider)サービスは、お客さまのパブリッククラウドの導入から運用までをトータルでご提供するマネージドサービスです。

おすすめの記事

条件に該当するページがございません