Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2024/9/24　～Vertex AI Agent Builder: Firestore および Cloud SQL からのインポートが一般提供開始～

今週の注目のアップデート

Vertex AI Agent Builder

• Firestore および Cloud SQL からのインポートが一般提供開始
  Firestore および Cloud SQL からのデータのインポートは、一般提供が開始されました。
  
  詳細については、「Import from Firestore」および「 Import from Cloud SQL」をご参照ください。
  

AI と機械学習

Generative AI on Vertex AI

• Model Garden が組織ポリシーをサポートするように
  Model Garden は、管理者が特定のモデルや機能へのアクセスを制限できる組織ポリシーをサポートするようになりました。
  詳細については、「Control access to Model Garden models」をご参照ください。

Vertex AI Agent Builder

• 根拠付けられた結果のためのリダイレクション URI が一般提供
  Google Search で根拠付けを使用すると、根拠付けられた結果には、公開者の URI へ遷移するリダイレクション URI が含まれるようになりました。このリダイレクション URI は、根拠付けられた結果が生成されてから最大30日間アクセス可能です。
  
  この機能は一般提供されています。詳細については、「Generate grounded answers with RAG」をご参照ください。

Vertex AI

• リソースの可用性に基づく Vertex AI カスタムトレーニングジョブのスケジュール
  リソースの可用性に基づいて Vertex AI のカスタムトレーニングジョブがスケジュールされるようになりました。
  詳細については、「Vertex AI documentation」をご参照ください。

• Compute Engine の予約を使用して VM リソースを確保
  カスタム トレーニングや予測ジョブに必要な VM リソースを確保するために、Compute Engine の予約を使用できるようになりました。予約により、Compute Engine リソースの容量を確実に取得するための高レベルの保証が提供されます。A2 および A3 マシン シリーズの予約についてプレビューで利用可能です。
  
  詳細については、「Use reservations with training」および「Use reservations with prediction」をご参照ください。
   

• Spot VMs を使用してトレーニングと予測ジョブのコストを削減
  トレーニングや予測ジョブの実行コストを削減するために、Spot VMs を使用することができるようになりました。Spot VMs は、Compute Engine の余剰キャパシティである仮想マシン (VM) インスタンスです。Spot VMs は大幅な割引がありますが、Compute Engine はいつでもキャパシティを回収するために Spot VMs を予告なく停止または削除することがあります。
  この機能はプレビューで提供されています。
  
  詳細については、「Use Spot VMs with training」および「Use Spot VMs with prediction」をご参照ください。
  

Dialogflow

• Dialogflow CX と Vertex AI Agents の生成機能が新モデルに移行
  Dialogflow CX および Vertex AI Agents の生成機能は、2024年9月30日に gemini-1.5-flash-001 モデルに移行します。
  詳細は「email notification」をご参照ください。

コンピューティング

Compute Engine

• 将来の予約リクエストに一致する VM の数を確定する方法
  将来の予約リクエストのプロパティに一致する実行中の VM の数と予約を確認することができるようになりました。この数を将来の予約リクエストで指定された合計数から差し引くことで、既存の将来の予約が開始時にプロビジョニングする予約済みVMの数を確定することができます。
  詳細については、「Determine the number of provisioned VMs」をご参照ください。
   

• 既存のVMのプロパティを再利用して将来の予約リクエストを作成
  既存の VM のプロパティを再利用して、将来の予約リクエストを作成することができるようになりました。これにより、参照 VM のプロパティと完全に一致するプロパティを持つ VM を作成することで、将来の予約のために自動作成された予約を消費することができます。
  詳細については、以下をご参照ください：
  
  ・Create future reservation requests for a single project
  ・Create shared future reservation requests

データ分析

BigQuery

• クラシックな保存済みクエリを保存済みクエリに一括移行する機能がプレビューで提供開始
  クラシックな保存済みクエリを保存済みクエリに一括で移行することができるようになりました。この機能は、2500個未満のクラシックな保存済みクエリを持つプロジェクトに対してプレビューで提供されています。
  

• BigQuery ML で寄与分析モデルを作成する新機能がプレビューで利用可能に
  BigQuery ML でCREATE MODEL ステートメントを使用して、寄与分析モデルを作成できるようになりました。
  寄与分析モデルは、ML.GET_INSIGHTS 関数と共に使用して、多次元データの重要な指標の変化に関する洞察を生成することができます。
  
  この機能は、「Get data insights from a contribution analysis model」チュートリアルでお試しください。
  この機能はプレビューで提供されています。

• ベクター検索のクエリ効率を向上させる機能が一般提供開始
  ベクター インデックスに列を保存し、ベクター検索でデータを事前にフィルタリングすることで、クエリの効率を向上させることができます。この機能は一般提供されています。

Looker Studio

• パートナーコネクタのリリースに関するアップデート
  次のパートナー コネクタが Looker Studio コネクタ ギャラリーに追加されました：
  
  ・Heureka.sk náklady by METRIXANA
  ・GrowthPlatform by BizSpring
  ・Google Play Console by Supermetrics
  ・FaceBook Ads by Data Conductor
  ・LinkedIn Ads by Data Conductor
  ・Adobe Analytics 2.0 by Windsor.ai
  ・lemlist by Windsor.ai
  ・GitLab by Windsor.ai
  ・ChartMogul by Windsor.ai
  ・BambooHR by Windsor.ai
  ・CoinMarketCap by Windsor.ai
  ・Alpha Vantage by Windsor.ai

BigQuery Engine for Apache Flink

• BigQuery Engine for Apache Flink がプレビューで提供開始
  BigQuery Engine for Apache Flink は、プレビューで提供されています。BigQuery Engine for Apache Flink は、Apache Flink を実行するための Google Cloud サービスです。
  

データベース

Oracle Database@Google Cloud

• Oracle Database@Google Cloud が一般提供開始
  Oracle Database@Google Cloud が一般提供が開始されました。
  
  Google Cloud と Oracle のパートナーシップにより、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) と Google Cloud の技術を組み合わせることができます。ネイティブ統合により、OCI Exadata ハードウェアで実行される Google Cloud データセンターに Oracle データベース サービスを最小限の遅延でデプロイできます。Oracle Database@Google Cloud は、Google Cloud 上で以下の OCI 製品をサポートしています：
  
  ・Exadata Database Service
  ・Autonomous Database Service
  
  Oracle Database@Google Cloud についての詳細は、「Product overview」をご参照ください。

ネットワーキング

Cloud Load Balancing

• Envoy ベースの Application Load Balancers が認証ポリシーをサポート
  Envoy ベースの Application Load Balancers は、受信トラフィックに対するアクセス制御チェックを確立するための認証ポリシーをサポートするようになりました。
  詳細については、「Authorization policy」をご参照ください。
  この機能はプレビューで提供されています。

運用

Cloud Logging

• Logging API によるログ スコープの作成と管理が可能に
  Cloud Console に加えて、Logging API を使用してログ スコープを作成および管理することができるようになりました。この機能はパブリックプレビューで提供されています。
  詳細については、「Create and manage log scopes」をご参照ください。

• Log Analytics で予約済み BigQuery スロットを使用したログ データのクエリが可能に
  Log Analytics ページから、予約済みの BigQuery スロットを使用してログ データをクエリできるようになりました。
  詳細については、「Query and view logs in Log Analytics」をご参照ください。

セキュリティと ID

Identity and Access Management

• Privileged Access Manager (PAM)が一般提供開始
  Privileged Access Manager (PAM) の一般提供が開始されました。
  以下の機能が追加されています：
  
  ・PAM の外部でのアクセス許可の変更に関するアラート
  ・PAM の VPC サービスコントロール統合により、顧客は PAM を使用する際に承認されたネットワークアクセスを強制したり、特定のアクセスコンテキストを要求することができます。
  ・Pub/Sub 統合によるカスタムアラートとモニタリング。

サーバレスコンピューティング

Cloud Run

• Cloud Run におけるプロジェクトのカスタム制約の適用が可能に
  Cloud Run のサービスとジョブに対して、組織ポリシーによって強制されるプロジェクトのカスタム制約を適用できるようになりました（プレビュー）。

• Cloud Run のDirect VPC egress 機能が Secure Web Proxy をサポート
  Cloud Run の Direct VPC egress 機能が、Secure Web Proxy をサポートするようになりました。

今週のアップデート情報は以上です。

関連サービス