【Google Cloud 認定資格】Associate Cloud Engineer 合格体験記

2024年10月31日掲載

キービジュアル

こんにちは、クラウドエンジニアの入倉です。

この記事では、新入社員かつ配属されて1カ月の私が Associate Cloud Engineer に合格するためにどんな勉強をしたかを紹介していきます。

目次

Associate Cloud Engineer の試験概要

Associate Cloud Engineer とは、Google Cloud の中級レベルの認定資格です。Google Cloud の基本的なサービスや機能についての理解が評価されます。

試験では以下のような能力が問われます(Google Cloud 公式サイトより):

  • クラウド ソリューション環境の設定
  • クラウド ソリューションの計画と構成
  • クラウド ソリューションのデプロイと実装
  • クラウド ソリューションの正常な運用
  • アクセスとセキュリティの構成

つまり、Associate Cloud Engineer 資格では、Google Cloud を用いたアプリケーションやインフラストラクチャのデプロイ、運用のモニタリング、エンタープライズソリューションの管理に関する幅広い知識が問われます。

本資格取得にあたって、Google Cloud を用いた実務経験が6カ月以上であることが推奨されていますが、必須ではありません。事実、私も配属されるまで Google Cloud に関する知識がほとんどありませんでしたが、1カ月ほどの学習で取得することができました。

以下に Associate Cloud Engineer についての情報を表でまとめました。

資格名

Associate Cloud Engineer 

試験日

随時受付・随時実施

試験時間

120分

試験形式

50~60問の選択問題

実施形式

遠隔監視オンライン試験、またはテストセンターにて試験

合格ライン

非公表(推定70%程度)

受験要件

なし

有効期限

認定日から3年間

受験料

$125

おすすめの勉強法

1. 参考書を読む

Google Cloud に関する体系的な知識が不足していたので、 徹底攻略 Google Cloud 認定資格 Associate Cloud Engineer 教科書 という参考書を読んでそれぞれのサービスの基礎知識を身につけました。この参考書は初学者向けに非常にわかりやすく解説されており、各サービスの役割や使い道について大まかに理解することができました。

この参考書は、まず Google Cloud の全体像を把握するための第1章から始まり、続いて管理やコンピューティング、データベース、ストレージ、ネットワーキングといった各サービスの詳細が丁寧に説明されています。このため、クラウドの基礎知識が不足している私でも、基本の部分からしっかりと学ぶことができました。各章末には模擬問題がいくつか出題されているので、理解度チェックに役立ちます

さらに参考書の後半では、各ユースケースや運用のポイントなど、試験に出題される知識の要点がまとめられています。実際に試験を解くにあたり、ユースケースなどを理解しておくことがとても役立ちました。

2. . Udemy の講義動画を視聴・模擬問題集を解く

次に、Udemy という210,000以上の講座を有するオンラインプラットフォームの教材を用いて、講義動画を視聴し、模擬問題集をひたすら解きました。

私は以下の3つの教材を利用しました。

Google Cloud認定 Associate Cloud Engineer(ACE)合格コース

こちらのコース内で、Google Cloud の主要なサービスを解説している動画を視聴しました。また、ハンズオンのセクションもあったので、実際に Google Cloud のサービスを触りながら勉強することで、よりどんなサービスなのかのイメージを明確にすることができました。

【Google認定資格】Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬問題集

この問題集には、特定のケースにおいてどのサービスを利用するべきかを問う比較的基礎的な知識を必要とする問題が多くありました。

問題は必ずしも本試験と同じではありませんが、各サービスの特徴をしっかりと把握する助けになりました。これにより、実際の試験で出題される内容に対する理解度が高まり、自信を持って試験に臨むことができました。

これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問)

この教材は、試験本番で出題される問題と非常に近い形式で構成されており、実際の試験対策にとても役立ちました。私はこの問題集を使って何度も繰り返し練習し、正答率70〜75%を達成できるようになるまで反復しました。

試験本番でもこの問題集と同じような内容の問題が7割ほど出題されていたので、試験合格を目指すにあたってとても効果的だと思います。

実際に試験を受けての感想

私はテストセンターで試験を受験しました。試験は全部で50問あり、4択問題の形式で出題されました。試験時間は2時間ですが、私は約40分で解き終わったので、かなり時間に余裕がありました

上にも少し書いた通り、内容も Udemy の模擬問題集と同じような問題が多く出題されていたので、落ち着いて問題を解くことができました(ただし、問題形式等はアップデートされる可能性があるので注意が必要です)。

まとめ

今回は Google Cloud Associate Cloud Engineer 資格についての概要と、おすすめの勉強法を紹介しました。

Associate Cloud Engineer 資格の学習を通して、Google Cloud がどういった特徴のクラウドサービスなのか、各サービスがどういった役割を果たし、どういう使い分けで利用すればいいかなどの理解を深めることができました。私は入社するまでクラウドにあまり詳しくない状態だったのですが、本資格の取得を通して Google Cloud の各サービスや全体像について学ぶことができ、とても勉強になりました。Google Cloud に興味がある、どんなクラウドサービスなのか勉強してみたいという方にぴったりの資格だと思います。

ちなみに、Associate よりも初級の資格として Cloud Digital Leader 資格、上級レベルの資格として Professional レベルの資格が提供されています。

以下は2024年10月時点での Google Cloud 資格一覧です。

【Foundational(初級)】

  • Cloud Digital Leader

【Associate(中級)】

  • Associate Cloud Engineer

【Professional(上級)】

  • Cloud Architect
  • Cloud Database Engineer
  • Cloud Developer
  • Data Engineer
  • Cloud DevOps Engineer
  • Cloud Security Engineer
  • Cloud Network Engineer
  • Google Workspace Administrator
  • Machine Learning Engineer

 

私も次は Professional レベルの資格取得を目指して、さらに Google Cloud についての知識を深めていきたいです。

みなさんもぜひ、Associate Cloud Engineer 資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

本記事がそのような方の参考になれば幸いです。

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