Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2024/11/19 ~Generative AI on Vertex AI:Vertex AI (MaaS) 上の Llama モデルのバッチ予測がプレビューで利用可能~

2024年11月19日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

皆さま、こんにちは。

Weekly Google Cloud では、今週も Google Cloud のプロダクトアップデート情報をお届けします。

先週 (2024/11/8 - 2024/11/14) の主な Google Cloud(旧 GCP)のアップデート情報を紹介します。

* この記事の引用元:Google Cloud リリースノート

目次

今週の注目のアップデート

Generative AI on Vertex AI

Batch predictions for Llama models on Vertex AI (MaaS) がプレビューで利用可能になりました。

AI と機械学習

Generative AI on Vertex AI

Dialogflow

エージェント設定 > Generative AI に新機能としてコンテキストトークン制限が追加されました。この機能を使用すると、会話履歴用に確保するトークン予算の割合を上限として設定できます。

詳細については、「Agent Settings documentation」をご参照ください。

コンピューティング

Compute Engine

プレビュー:VM Manager の OS ポリシー オーケストレータ機能を使用すると、大規模な組織でプロジェクトやゾーンをまたいで OS ポリシーの割り当てを大規模に管理できます。

以前は、OS ポリシーの割り当てはプロジェクト内のゾーン リソースに対してのみ使用可能でした。

詳細については、「About OS Policy Orchestrator」をご参照ください。

コンテナ

Google Kubernetes Engine

クラスターの構成が統一され、柔軟になったため、クラスターを再作成することなく、いつでもコントロール プレーン アクセスとクラスター ノード設定を変更できるようになりました。

これにより、プライベートクラスターとパブリッククラスターの以前の区別がなくなります。

すべてのクラスターはこの柔軟性をサポートし、DNS ベースのエンドポイントを利用して、あらゆるネットワークから安全で直接的なコントロールプレーンアクセスを実現します。これにより、要塞ホストやプロキシの必要がなくなります。

セキュリティを強化するために、VPC サービスコントロールなどの対策を引き続き利用することができます。

詳細については、「About network isolation in GKE」をご参照ください。

GKE クラスターのコントロール プレーンへの DNS ベースのアクセスが一般提供開始されました。

この機能により、各クラスターに一意のドメイン名システム (DNS) 名または完全修飾ドメイン名 (FQDN) が提供されます。クラスターへのアクセスは  IAM ポリシーを通じて制御され、要塞ホストやプロキシ ノードは不要になります。承認されたユーザーは、プロキシに依存せずに、さまざまなクラウド ネットワーク、オンプレミス デプロイメント、またはリモート ロケーションからコントロール プレーンに接続できます。

詳細については、「About network isolation in GKE」をご参照ください。

ストレージ

Cloud Storage

Cloud Storage の Bucket IP filtering がプレビューで利用可能になりました。

Bucket IP filtering を使用すると、リクエストの送信元IPアドレスに基づいてバケットへのアクセスを制限し、不正アクセスからデータを保護することができます。

データ分析

BigQuery

以下の BigQuery ML 機能が利用可能になりました。

・ Vertex AI の Gemini 1.5 flash または Gemini 1.5 pro モデルに基づくリモートモデルで supervised tuning を実行できます。

  ML.EVALUATE 関数を使用して Vertex AI LLM を評価できます。事前トレーニング済みの PaLM および Gemini モデルとチューニングされた Gemini モデルが評価用にサポートされています。

LLM のチューニングと評価をぜひお試しください。

supervised fine tuning を使用した LLM のカスタマイズする方法 または チューニングと評価を使用してモデルのパフォーマンスを向上させるチュートリアルを使用して、LLM のチューニングと評価をぜひお試しください。

これらの BigQuery ML 機能は一般提供されています。

Looker

Google Cloud コンソールを使用して、Looker (Google Cloud core) Private Service Connect インスタンスを作成することができるようになりました。

コンソールには、Looker (Google Cloud core) Private Service Connect インスタンスの設定を編集するための追加オプションも含まれています。

Dataproc

Dataproc セカンダリ ワーカーの Flexible shapes の一般提供が発表されました。これにより、VM の作成に使用するマシン タイプのランク付けされた選択が可能になります。

Dataproc  セカンダリ ワーカーSpot and non-preemptible VM mixing の一般提供が発表されました。これにより、Dataproc クラスタを作成するときに、スポットと非プリエンプティブ セカンダリ ワーカーを混在させることができます。

データベース

Cloud SQL for MySQL

Cloud SQL では、インスタンス作成後にエンドポイントを手動で作成する代わりに、Private Service Connect エンドポイントを自動的に作成することができるようになりました。このエンドポイントを使用して、VPC ネットワークを通じて Cloud SQL インスタンスにアクセスします。

詳細については、「Connect to an instance using Private Service Connect」をご参照ください。この機能はプレビューで提供されています。

Cloud SQL インスタンスの BackupRun リソースに対してカスタム組織ポリシーを作成できるようになりました。さらに、Instances リソースのより多くのフィールドを使用して、カスタム組織ポリシーを作成可能になりました。

詳細については、「Add custom organization policies」をご参照ください。

Datastream

Datastream は、MySQL ソースのグローバル トランザクション識別子 (GTID) ベースのレプリケーションをサポートするようになりました。この機能はプレビューで提供されています。

GTID ベースのレプリケーションは、フェイルオーバーや管理されたデータベース クラスター(例:Cloud SQL Enterprise Plus エディション)をサポートしています。

詳細については、「Datastream documentation」をご参照ください。

ネットワーキング

Cloud Load Balancing

Cloud Load Balancing リソースでは、カスタム制約を使用して、Google Cloud サービスに対する独自の制限を定義できるようになりました。

カスタム制約をサポートするロードバランシングリソースと、いくつかの使用例については、「Manage Cloud Load Balancing resources using custom constraints」をご参照ください。

カスタム制約に関する詳細は、以下をご参照ください。

 ・Custom organization policies
 ・Custom constraint supported services

この機能は一般提供されています。

運用

Cloud Logging

  • Audit Logging がエラー情報を監査ログに記録できるように

    Audit Logging は、監査ログの status.details フィールドに google.rpc.ErrorInfo および google.rpc.Help の proto ペイロード タイプが入力されるようになりました。これは、API がエラー ステータスを返し、そのステータスの詳細フィールドにこれらのタイプのいずれかが含まれている場合に入力されます。

Cloud Monitoring

セキュリティと ID

Security Command Center

  • Event Threat Detection が基本ログソースの分析をサポート

    ネットワーク内の潜在的に悪意のある異常を検出するために、Event Threat Detection では、VPC Flow Logs を有効にすることなく Bad IP の検出を行う基本ログソース分析機能のサポートを開始しました。この機能はプレビューで提供されています。

    ・2024年10月18日以前にプロジェクトまたは組織で Security Command Center Premium または Enterprise を有効にした場合、そのプロジェクトまたは組織でこの機能を利用できます。

    ・2024年10月18日以前にプロジェクトレベルで Security Command Center Premium または Enterprise を有効にし、同じ組織で追加のプロジェクトを有効にした場合、追加のプロジェクトもこの機能を利用できます。

    ・2024年10月18日以降にプロジェクトまたは組織で Security Command Center Premium または Enterprise を有効にし、この機能を有効にしたい場合は、Google Cloud Customer Care にお問い合わせください。

Sensitive Data Protection

サーバレスコンピューティング

Cloud Run

Cloud Run サービスおよびジョブで、インメモリ ボリューム タイプの一般提供が開始されました。

 

今週の Weekly Google Cloud アップデート情報は以上です。

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