初めてのAWS Summit参加レポート〜得た気づきと刺激〜

2025年7月25日掲載

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こんにちは!新卒でAIプラットフォーム開発本部に配属されました岡田裕希です。

私は2025年6月25-26日に開催された「AWS Summit Japan 2025」に参加してきました。AWS Summitは、AWS(Amazon Web Services)に関する最新技術事例について直接触れられる年に一度の貴重なイベントです。クラウド初学者から上級者まで様々な人が集まります。

この記事では、AWS Summit Japan 2025で、特に印象に残ったセッションを中心に紹介します。

目次

  • AWS Summit Japan 2025の参加体験や印象に残った最新技術・事例を紹介します。
  • AWS初心者からクラウドや業界活用事例に興味のあるエンジニア、学生まで幅広い方が対象です。

AWS Summit Japan 2025の概要と会場の雰囲気

AWS Summit Japan 2025は幕張メッセで開催されました。参加者は4万人を超え、非常に大きなイベントでした。AWS Summit Japanは専用サイトにアカウント登録するだけで無料で参加できます。ただし、セッションへの参加には事前予約が必要なので、あらかじめ聞きたいセッションを登録しておくのがおすすめです(空いていれば当日参加も可能です)。

※人気のセッションはすぐ満席になるため、早めの登録をおすすめします!

 

会期中は160を超えるセッションや、270以上の展示ブースが用意されており、2日間ではとても学びきれないほど充実した内容でした。

以下に大まかな私の当日の流れを記載します。先着順でクッションとお弁当の配布があったのですが、私のスケジュールでは余裕をもってもらうことが出来ました。

当日の流れ

8:30 海浜幕張駅到着
8:45 幕張メッセ到着(クッションとお弁当引換券入手)
8:45~10:00 会場散歩、スケジュール確認
10:00~12:30 セッション聴講
12:30~13:30 お昼休み
13:30~17:30 セッション聴講、ブース見学

印象に残ったセッション

2日間で参加したセッションの中から、特に印象に残った3つをご紹介します。

 

1. AWS で実現する患者中心の医療サービス変革 ~デジタルトランスフォーメーションによる新たな医療の未来~

登壇者

石尾 千晶氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
技術統括本部 エンタープライズ技術本部 ソリューションアーキテクト

感想

元々大学院で医療機器開発の研究をしていたこともあり、このセッションに参加しました。

内容は、ヘルスケア業界で活用されているAWSサービスについての紹介でした。電子カルテや臨床データなどを効率的に統合・標準化・分析できる「AWS HealthLake」や、ゲノムやトランスクリプトームなどのオミクスデータを、高速に解析・管理できる「AWS HealthOmics」など、AWSサービスの事例が紹介されていました。私はEC2やS3などのメジャーなサービスしか知らなかったため、業界特化のサービスが展開されていることに驚き、とても勉強になりました。

2. コーエーテクモの "覇道" を支える AWS 活用術

登壇者

平井 壮 氏
NHN テコラス株式会社
取締役エンジニアリング本部長

伊藤 幸紀 氏
株式会社コーエーテクモゲームス
専務執行役員エンタテインメント事業部長

感想

趣味でゲームをよくプレイするので、ゲームにおけるクラウド基盤の話には特に興味があり参加しました。このセッションでは、「三國志 覇道」「信長の野望 覇道」などのアーキテクチャや、生成AIを用いたシステムなどが紹介されました。普段からゲームをプレイする私にとって、裏側でどのようにサーバが使われているのかを知る貴重な機会となりました。アーキテクチャの見直しをしなかった結果の図には驚愕しました...「構成して終了」ではなく、「継続的に見直し・改善」を行うことの大切さを実感しました。

3. モンスターハンターワイルズ
100万以上のユーザー同時接続を支えたネットワークアーキテクチャ

登壇者

筑紫 啓雄 氏
株式会社カプコン
CS 第二開発統括 システム基盤部 ネットワーク開発室 エンジニア

感想

私自身も「モンスターハンターワイルズ」をプレイしているため、AWSがどのように使われているのか興味津々で参加しました。内容は、協力型ゲームとして大人数が同時に接続してもサーバーが落ちないネットワークを、どのようにして構築しているのかというものでした。特に印象に残ったのは「救難信号」のシステムです。この機能は他のプレイヤーをクエスト開始後に助っ人として呼ぶ機能です。普段当たり前のように使っていましたが、実際はとても複雑な仕組みで成り立っているとのことでした。私たちが何気なく使っている機能やシステムも、運営側とAWSの技術力のおかげで成り立っているということを実感できました。

(こちらのセッションにはかなりの人数の方が参加しており、当日待機列も100人は超えていました...)

展示ブースとデモ体験

270を超える展示ブースがあり、ゴルフやカーレースなどの実体験型のゲームもありました。またノベルティやお菓子もたくさん配布されており、様々なブースに足を運んで沢山いただきました。セッションではなかなか質問ができないのですが、ブースでは担当者の方に直接質問することが出来ます。「なぜそのアーキテクチャになっているのか」「システム上で問題はないのか」など質問させていただくことができ、非常に勉強になりました。

まとめと感想

AWS Summit Japan 2025に初めて参加し、自分の知らなかった様々なAWSサービスや、実際の活用事例を知ることが出来ました。一方で、自分の知識不足で理解できなかった部分も多々ありました。これから実務や資格勉強などを通してAWSをより理解して臨むことができれば、より一層楽しくなるイベントになると感じました。来年はさらに知識を深めて、より多くの学びや気づきを得られるよう、引き続き頑張っていきたいと思います!

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