Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2025/7/9 ~Vertex AI Search: 完全一致検索(一般提供)~

2025年7月9日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

皆さま、こんにちは。先週 (2025/6/27 - 2025/7/3) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。
※本記事の引用元:Google Cloud リリースノート

目次

今週の注目のアップデート

AI と機械学習

Generative AI on Vertex AI

Vertex AI

Colab Enterprise

Document AI

コンピューティング

Compute Engine

  • ディスクに関連付けられたライセンスの変更が可能になりました
    ディスクに関連付けられたライセンスを変更する機能の一般提供が開始されました。以前は、ディスクリソースのライセンスは不変であり、ライセンスを変更するにはディスクを削除して再作成するか、サポートチームに依頼する必要がありました。

    この機能により、ディスクライセンスの管理がより柔軟になり、今後は以下が可能になりました。


    ・ライセンスの追加、削除、置換、および更新履歴の確認。
    ・gcloud CLI および REST を使用して、Ubuntu から Ubuntu Pro へのインプレースライセンスアップグレードを実行。
    ・PAYG から BYOS への課金モデルの切り替え。
    ライセンスの変更と制限を確認し、RHEL ELS ライセンスを新しいバージョンに追加


    ライセンスの管理方法についての詳細は、「Manage licenses」をご参照ください。

  • GPU VM の予約が可能になりました
    Google Cloud では、A4 および A3 Ultra マシンタイプを使用する GPU VM をカレンダーモードでの将来予約を利用して予約することが可能になりました。この機能を使用すると、以下のワークロードに対応するために、最大 80 台の GPU VM を最大 90 日間予約することが可能になります。
    ・モデルの事前トレーニングジョブ
    ・モデルのファインチューニングジョブ
    ・高性能計算(HPC)シミュレーションワークロード
    ・推論ワークロードの短期的な増加
    詳細については、「About future reservation requests in calendar mode」 をご参照ください。

  • Z3 VM の新しい機能が一般提供されました
    Z3 VM を使用して、14 から 88 vCPU の範囲で小さいマシンタイプを作成する機能の一般提供が開始されました。また、Z3 では新たに -standardlssd および -highlssd の事前定義マシンタイプが提供されています。これらの新しいマシンタイプは、vCPU ごとに異なるローカル SSD 容量を持っています。
    Z3 VM でローカル SSD ディスクを使用する場合、コミットメントに予約を添付する必要なく、利用ベースのコミットメント使用割引(CUD)を受けることが可能です。
    詳細については、「Storage-optimized machines」 をご参照ください。

  • C4 マシンシリーズの新しい機能について
    汎用 C4 マシンシリーズでは、以下のマシンタイプが Intel Xeon 6 プロセッサ(Granite Rapids)でサポートされるようになりました。

    • C4 VMs に Titanium Local SSD を接続した新しい 2 つのマシンタイプ:

      • c4-standard-*-lssd

      • c4-highmem-*-lssd

    • 新しい 3 つのベアメタルマシンタイプ:

      • c4-standard-288-metal

      • c4-highcpu-288-metal

      • c4-highmem-288-metal

    • 144 および 288 vCPU を備えた C4 standard、highmem、および highcpu VMs


    詳細については、「C4 machine series」 をご参照ください。

    接続された Local SSD ディスクに関する詳細は、「Machine types that automatically attach Local SSD disks」 をご参照ください。

データ分析

BigQuery

Cloud Composer

  • Cloud Composer 1 および Cloud Composer 2 バージョン 2.0.x のサポート終了について
    Cloud Composer 1 および Cloud Composer 2 環境(バージョン 2.0.x)は、サポート終了が近づいています。以下のスケジュールで廃止が予定されています。
    ・2025年9月15日以降、新しい Cloud Composer 1 環境を作成することができなくなります。
    ・2026年9月15日には、すべての Cloud Composer 1 および Cloud Composer 2 バージョン 2.0.x 環境が予定されたサポート終了に達し、使用できなくなります。

    Cloud Composer 2 環境(バージョン 2.1.0 以降)およびすべての Cloud Composer 3 環境は、この廃止の影響を受けません。

    Cloud Composer 3 への移行または Cloud Composer 2 環境を後続バージョンにアップグレードすることを計画することが推奨されています。

データベース

Cloud SQL for MySQL

  • Cloud SQL Enterprise Plus エディションでの書き込みエンドポイントの一般提供開始
    Cloud SQL Enterprise Plus エディションのインスタンス向けの書き込みエンドポイント機能が、一般提供されました。このエンドポイントはグローバルなドメインネームサービス(DNS)名であり、プライベートサービスアクセスが有効になっている現在のプライマリ Cloud SQL インスタンスの IP アドレスに解決されます。

    書き込みエンドポイントを使用することで、スイッチオーバーやレプリカフェイルオーバー操作を実行してリージョン障害をテストまたは軽減する際に、アプリケーション接続の変更を行う必要がなくなりました。

    詳細については、「Connect to an instance using a write endpoint」 をご参照ください。

Cloud SQL for PostgreSQL

  • Cloud SQL Enterprise Plus エディションでの書き込みエンドポイントの一般提供開始
    Cloud SQL Enterprise Plus エディションのインスタンス向けの書き込みエンドポイント機能が一般提供されました。このエンドポイントは、グローバルなドメインネームサービス(DNS)名であり、プライベートサービスアクセスが有効になっている現在のプライマリ Cloud SQL インスタンスの IP アドレスに解決されます。

    書き込みエンドポイントを使用することで、スイッチオーバーやレプリカフェイルオーバー操作を実行してリージョン障害をテストまたは軽減する際に、アプリケーション接続の変更を行う必要がなくなりました。

    詳細については、「Connect to an instance using a write endpoint」 をご参照ください。

ネットワーキング

Cloud DNS

Virtual Private Cloud

Service Extensions

セキュリティと ID

Google Cloud Armor

Security Command Center

  • Security Command Center のリスクレポート機能がプレビューで利用可能に
    リスクレポートを PDF としてダウンロードすることが可能になりました。リスクレポートは、Security Command Center が実行する攻撃経路シミュレーション(仮想レッドチーミング)の結果を理解するのに役立ちます。この機能はプレビューで提供されており、Enterprise または Premium サービスレベルのお客様が利用可能です。詳細については、「Risk reports overview」 をご参照ください。

VPC Service Controls

サーバレスコンピューティング

Cloud Run

 

今週の Weekly Google Cloud アップデート情報は以上です。

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