Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2025/7/15 ~Vertex AI Agent Engine Memory Bank がパブリックプレビューで提供されています~

2025年7月15日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

皆さま、こんにちは。先週 (2025/7/4 - 2025/7/10) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。
※本記事の引用元:Google Cloud リリースノート

目次

今週の注目のアップデート

Generative AI on Vertex AI

AI と機械学習

Document AI

  • Document AI が IAM 拒否ポリシーをサポート
    Document AI では、Identity and Access Management (IAM) 拒否ポリシーがサポートされるようになりました。これらのポリシーを使用すると、特定のプリンシパルが特定の権限を使用して Google Cloud リソースにアクセスすることを防ぐ拒否ルールを定義することが可能です。これにより、付与されているロールに関係なくアクセスを制限することができます。

    詳細については、「Deny policy」 overview および 「Document AI security and compliance」 をご参照ください。

AI Hypercomputer

  • カレンダーモードでの将来予約が可能になりました
    カレンダーモードを使用して、最大90日先までのリソースを予約することが可能です。カレンダーモードでリクエストを作成することで、将来の日付と時間に最大80 GPU VMを予約することができるようになりました。

    これによって、以下のようなワークロードを実行するためのキャパシティを確保することが可能です。

    ・モデルの事前トレーニング
    ・モデルのファインチューニング
    ・シミュレーション
    ・推論

    詳細については、「 Choose a consumption option 」 をご参照ください。

データ分析

BigQuery

Dataproc

データベース

Bigtable

ネットワーキング

Cloud Load Balancing

  • Application Load Balancers と Proxy Network Load Balancers が大きなキーサイズの TLS 証明書をサポート
    Application Load Balancers と Proxy Network Load Balancers では、今後は大きなキーサイズの TLS 証明書がサポートされます。これまでは、これらのロードバランサーは RSA-2048 または ECDSA P-256 キータイプの証明書のみをサポートしていました。このアップデートにより、RSA-3072、RSA-4096、および ECDSA P-384 キーを使用した自己管理型証明書を利用することが可能になりました。

    主な詳細:

    ・サポートされるキータイプ(自己管理型証明書の場合): RSA-2048、RSA-3072、RSA-4096、ECDSA P-256、ECDSA P-384
    自己管理型証明書のロードバランシング範囲:


    ・Certificate Manager SSL 証明書: グローバルおよびリージョナルロードバランシング
    Compute Engine SSL 証明書: リージョナルロードバランシング

    ・料金: RSA-3072 および RSA-4096 キータイプを使用する証明書には、1 百万接続あたり $0.45 の追加料金が適用されます。RSA-2048、ECDSA P-256、または ECDSA P-384 キータイプを使用する証明書には、接続ごとの料金は発生しません。


    詳細については、「 Supported key types 」のドキュメントをご参照ください。

    この機能は一般提供が開始されました。

  • 内部パススルー型ネットワーク負荷分散機能におけるゾーンアフィニティのプレビュー提供開始
    内部パススルー型ネットワーク負荷分散機能のバックエンドサービスで構成されるゾーンアフィニティを使用することで、クロスゾーントラフィックを制限し、レイテンシを削減し、パフォーマンスを向上させることが可能です。これにより、マルチゾーンアーキテクチャーの利点を維持しながら、これらのメリットを享受できるようになりました。

    内部パススルー型ネットワーク負荷分散機能では、サポートされているクライアントと同じゾーンにある適格なバックエンドへの新しい接続のルーティングに対して、さまざまな優先度を提供する3つのゾーンアフィニティオプションがサポートされています。

    詳細については、「Zonal affinity for internal passthrough Network Load Balancers 」をご参照ください。

    この機能はパブリックプレビューで提供されています。

セキュリティと ID

Google Cloud Armor

Secure Source Manager

Secure Source Manager

Google SecOps Marketplace

Google SecOps Marketplace

  • ServiceNow Connector の更新情報
    ServiceNow: Version 58.0

    以下のコネクタにおける「レコードオブジェクトの処理」が更新されました:

    ・ServiceNow - ServiceNow Connector

 

今週の Weekly Google Cloud アップデート情報は以上です。

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