Weekly Azure アップデート情報 - 2025/8/26 ~[一般公開] Microsoft Power Platform 用 Azure Databricks コネクタ~

2025年8月26日掲載

Weekly Azure アップデート情報 - 2024/1/23  ~[一般公開] Azure Load Testing で HTTP リクエストを追加してテストを作成~

皆さま、こんにちは。 Weekly Azure では、今週もMicrosoft Azureのプロダクトアップデート情報をお届けします。 先週 (2025/8/15 - 2025/8/21) の主な Azure アップデート情報をお送りいたします。

目次

今週の注目アップデート

Azure Databricks コネクタが一般提供され、Power Appsとの接続が容易になりました。データのコピー不要なリアルタイムアクセス、大規模データセットを活用した動的アプリ作成、API キー認証による容易な設定、Power FX による効率的なデータ可視化・操作が可能になりました。Microsoft Copilot Studio のナレッジソースとしてAzure Databricks を設定し、大規模データをAI インサイトに活用できます。生産性向上とデータインサイト獲得に貢献することができます。

セキュリティ、ID

Azure Cosmos DB for MongoDB (vCore )で、サービス管理キー(SMK)による暗号化に加え、顧客管理キー(CMK )による暗号化が利用可能になりました。CMK により、データへのアクセスを完全に制御し、クラウド上のデータをアクセス不能にできます。ユーザーは暗号化キーのライフサイクル、キー使用権限、操作の監査を完全に制御できます。CMK による暗号化はクラスターレベルで設定され、バックアップ、ログ、一時ファイルを含むデータが暗号化されます。

ストレージ

Azure Blob Storage のアーカイブ階層がMalaysia West リージョンで利用可能になりました。これにより、マレーシアの顧客は、データ所在地要件を満たしつつ、アクセス頻度の低いデータを低コストで保存できます。アーカイブ階層は長期バックアップやコンプライアンスに最適で、Azureで最も低価格なストレージです。各種ツールで管理可能で、Malaysia West は他のリージョンと同様に全階層をサポートします。

Azure Files がSSD (プレミアム)でプロビジョニングv2課金モデルをサポートしました。ストレージ、IOPS、スループットを個別に設定可能になり、ファイル共有サイズは32GiB から256TiB に拡張されました。SSD とHDD に対するプロビジョニングv2 は、すべてのパブリッククラウドリージョンで利用可能です。

データベース

Azure Database for PostgreSQL フレキシブル サーバーが Malaysia West Azure リージョンで利用可能になりました。

Azure Managed Instance for Apache Cassandra で Cassandra 5.0 が利用可能になりました(パブリックプレビュー)。インフラ管理の負担なく、最新のCassandra 機能(パフォーマンス向上、新インデックス機能など)を利用できます。クラウドでCassandra ワークロードをより高速かつスケーラブルに実行可能です。

その他

Azure Automation は、2025年8月11日からサービスとサブスクリプション制限の改訂を再開します。これは、クラウドリソースの公平な分配とサービスの信頼性・パフォーマンス向上を目的としています。リージョン内のサブスクリプションあたりのAutomation アカウント数、アカウントごとの同時実行ジョブ数が改訂されます。現在の使用状況、制限、クォータ増減はサポートリクエストで確認・申請可能です。

 

 

今週のアップデートは以上です。
今後も定期的に Microsoft Azure の情報をお知らせしていきます。

出典:Microsoft, Azure Updates

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