Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2025/8/13 ~Vertex AI Workbench インスタンスでの予約の一般提供が開始されました~

2025年8月13日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

皆さま、こんにちは。先週 (2025/8/1 - 2025/8/7) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。
※本記事の引用元:Google Cloud リリースノート

目次

今週の注目のアップデート

Vertex AI workbench

AI と機械学習

Colab Enterprise

  • Colab Enterprise での Data Science Agent の利用開始
    今後は、Colab Enterprise notebook 内で新しい Data Science Agent を使用して、探索的データ分析を自動化し、機械学習タスクを実行し、インサイトを提供することが可能になります。
    開始するには、「Use the Data Science Agent」をご参照ください。
    この機能はプレビューで提供されています。

Gemini Code Assist

  • IntelliJ Gemini Code Assist 1.23.3 の新機能
    IntelliJ Gemini Code Assist 1.23.3

    IntelliJ Gemini Code Assist では、code diff view を使用して、Gemini Code Assist とのチャット内で提案されたコード変更を直接確認することが可能になりました。
    この機能は、生産性を向上させるために役立ちます。これによって、変更内容を即座に確認でき、レビューが効率化され、新しいコードの統合を正確に管理することが可能になります。全てが Gemini Code Assist のチャットインターフェース内で完結します。

  • IntelliJ Gemini Code Assist 1.23.3 の新機能
    IntelliJ Gemini Code Assist 1.23.3 では、以下の新機能が提供されています。

    ・複数パートのチャットコード提案が簡略化され、サポートされるようになりました。
    単一のコード変更を受け入れるか、全ての提案された変更を受け入れるかを選択することが可能です。
    ・ワークスペース内のファイルを参照する際に、クリック可能なファイル名が提供されるようになりました。
    チャット応答の一部としてファイル名が表示される場合、ファイル名をクリックすることで、ワークスペース内の該当ファイルを開くことが可能になります。
    ・IntelliJ Gemini Code Assist Standard および Enterprise エディションでは、Bring Your Own ID (BYOID) ログインがサポートされています。BYOID サポートにより、信頼できる ID で一度認証することが可能になります。詳細については、「Workload Identity Federation」をご参照ください。
    ・チャットバナーには、現在作業中のリリースチャンネル情報が表示されるようになりました。

AI Applications

コンピューティング

Compute Engine

  • ストレージ最適化された Z3 マシンシリーズの一般提供が開始されました
    ストレージ最適化された Z3 マシンシリーズでは、192 vCPU、1,536 GB のメモリ、72 TiB のローカル SSD ストレージを備えたベアメタル (z3-highmem-192-highlssd-metal) マシンタイプが一般提供されました。

    ベアメタルインスタンスを使用すると、仮想化レイヤーを介さずに、マシンの CPU とメモリに直接アクセスできるインスタンスを作成することが可能になります。Z3 は、Titanium を使用して、ネットワークおよび I/O 処理をホストハードウェアからオフロードすることで、ワークロードに対してより多くのコンピュートおよびメモリリソースを提供します。詳細については、「Z3 machine series」をご参照ください。ベアメタルインスタンスの詳細やリージョンごとの提供状況については、「Bare metal instances on Compute Engine」をご参照ください。

コンテナ

Google Kubernetes Engine

データ分析

BigQuery

データベース

Cloud SQL for MySQL

  • Cloud SQL のバックアップサービスに新しいオプションが追加されました
    Cloud SQL では、インスタンスのバックアップを管理するための2つのバックアップサービスオプションが提供されています。

    ・Enhanced backups (プレビュー): バックアップは、Backup and DR service を活用した集中型バックアップ管理プロジェクトで管理および保存されます。このオプションでは、保持期間の強制、詳細なスケジューリング、より長い保持期間が提供されます。
    ・Standard backups (既存のオプション): バックアップは、Cloud SQL インスタンスと同じプロジェクト内で作成、管理、保存されます。

    インスタンスの要件やニーズに基づいて、これらのオプションを選択することが可能です。インスタンスは同時に両方のバックアップオプションを使用することはできませんが、Cloud SQL では必要に応じてこれらのバックアップオプションを切り替えることが可能になります。
    利用可能なオプションとその制限についての詳細は、「Backup options」をご参照ください。

Firestore

Spanner

  • Spanner のカラムナエンジンがパブリックプレビューで提供されています
    Spanner のカラムナエンジンがパブリックプレビューで提供されています。
    カラムナエンジンは、分析クエリでスキャンを高速化するために使用されるストレージ技術です。
    Spanner カラムナエンジンは、トランザクションワークロードに影響を与えることなく、ライブ運用データに対する分析クエリのパフォーマンスを最大200倍向上させます。
    これによって、強い一貫性を維持しながら、別々のデータウェアハウスへのETLが不要になります。
    詳細については、「Columnar engine for Spanner overview」をご参照ください。

Bigtable

Firestore in Datastore mode

Database Center

ネットワーキング

Cloud Load Balancing

Virtual Private Cloud

運用

Cloud Logging

セキュリティと ID

Security Command Center

  • Compliance Manager のパブリックプレビュー提供開始
    Google Cloud の Compliance Manager は、Google Cloud インフラストラクチャー、ワークロード、およびデータが組織のセキュリティおよび規制要件を満たすことを確保するのに役立ちます。
    この製品は、Security Command Center Enterprise ティアでパブリックプレビューで提供されています。

サーバレスコンピューティング

Cloud Run

 

今週の Weekly Google Cloud アップデート情報は以上です。

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