Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2025/8/26 ～Looker コネクターが LookML の value_format プロパティをサポート～

今週の注目のアップデート

• Looker コネクターが LookML の value_format プロパティをサポート
  Looker コネクターを使用する際、value_format LookML プロパティを使用して適用した値のフォーマットが、Looker Studio レポートに表示されるようになりました。
  これにより、値のフォーマットを通常通り表示および編集することが可能です。
  ただし、value_format を使用した条件付きフォーマットの構文は Looker Studio ではサポートされていない点にご注意ください。
  

AI と機械学習

Contact Center AI Insights

• Quality AI のバーチャルエージェントプラットフォームが一般提供を開始しました
  Quality AI は、バーチャルエージェントの品質管理を支援するためのバーチャルエージェントプラットフォームを提供しています。この virtual agent platform では、以下の指標に関するデータが、全てのエージェントの会話を通じて集計されて提供されます。
  
  ・人間のエージェントへのエスカレーション率
  ・エージェントが実行する操作に関連する遅延
  ・顧客の感情
  

• Conversational Insights の新機能: 会話データセットのプレビュー提供開始
  Conversational Insights では、会話データセットがパブリックプレビューで提供されています。
  既存の履歴から選択するか、新しい会話をアップロードして、カスタマイズされたデータセットを作成し、Agent Assist の要約結果をテストおよび評価することが可能です。
  

Gemini Code Assist

• VS Code Gemini Code Assist のリリースチャンネル名がチャットバナーに表示されるようになりました
  VS Code Gemini Code Assist では、実験的なチャンネルに参加しており、Standard または Enterprise ライセンスを使用している場合、設定されたリリースチャンネルがチャットバナーに表示されます。

• IntelliJ Gemini Code Assist でプロンプトと応答ペアを削除する方法
  IntelliJ Gemini Code Assist では、delete your prompt and Geminis response to that prompt を削除することが可能です。
  これにより、チャット全体の履歴を削除する代わりに、特定のプロンプトと応答を削除し、Gemini Code Assist とのチャット履歴の残りを維持することができます。
  

コンテナ

Google Kubernetes Engine

• GKE の新機能: Extended チャンネルでの Gateway API とカスタマイズ可能な sysctl オプション
  Extended チャンネルに登録されているクラスターでは、今後はGateway を GKE バージョン 1.30 以降で使用することが可能です。また、カスタマイズ可能な sysctl 設定オプションも利用できます。

• GKE Autopilot クラスターでの M4 マシンシリーズの一般提供開始
  M4 machine seriesは、バージョン 1.33.4-gke.1013000 以降の GKE Autopilot クラスターで一般提供が開始されました。
  詳細については、「 Resource requests in Autopilot 」の M4 をご参照ください。

• GKE でネットワークサービス階層の指定が可能に
  GKE バージョン 1.33.2-gke.1240000 以降では、gke-l7-regional-external-managed GatewayClass によって使用される一時的な IP アドレスに対して、ネットワークサービス階層（Standard または Premium）を指定することが可能になりました。
  この GatewayClass は、単一クラスター用の Regional External Application Load Balancer を構成します。
  
  詳細については、「 Configure network tier for Gateway IP addresses 」をご参照ください。

• GKE Gateway における HealthCheckPolicy CRD の検証タイミングの変更
  GKE 1.33.3-gke.1136000 以降、HealthCheckPolicy CRD の検証が
  GKE Gateway によって以前より早い段階で実行されるようになりました。
  これによって、特定の無効なポリシーが kubectl によって拒否されるようになりました。
  結果として表示されるエラーメッセージには、ポリシーが無効である理由が明記されます。
  

データ分析

BigQuery

• BigQuery コンソールでの Reference パネルの一般提供開始
  BigQuery コンソールでは、Reference パネルを使用して以下の操作が可能です。
  
  ・クエリエディターでは、Reference パネルを使用して、テーブル、スナップショット、ビュー、マテリアライズドビューのスキーマ詳細をプレビューしたり、これらのリソースを新しいタブで開いたりすることが可能です。また、このパネルを使用して、新しいクエリを構築したり、既存のクエリを編集したりする際に、クエリスニペットやフィールド名を挿入することができます。
  ・ノートブックエディターでは、Reference パネルを使用して、テーブル、スナップショット、ビュー、またはマテリアライズドビューのスキーマ詳細をプレビューしたり、これらのリソースを新しいタブで開いたりすることが可能です。
  この機能は一般提供されています。

• BigQuery の Data Science Agent における新機能
  BigQuery で Data Science Agent を使用する際に、table selector を使用して、分析する 1 つ以上の BigQuery テーブルを選択することが可能です。
  Data Science Agent はパブリックプレビューで提供されています。
  

Looker Studio

• テーブルチャートで最大10フィールドの並べ替えが可能に
  テーブルチャートで最大10フィールドの並べ替えが可能になりました。
  レポート作成者は、チャートに選択されていないフィールドを含め、最大10フィールドを並べ替える設定が可能です。詳細については、「 Learn more about sorting table charts. 」をご参照ください。

• パートナーコネクションのローンチアップデート
  以下のパートナーコネクターがLooker Studio Connector Galleryに追加されました：
  
  ・Shopify by Master Metrics
  ・Tienda Nube by Master Metrics
  ・Google Merchant Center by Dataslayer
  ・Google Keyword Planner by Dataslayer
  ・Mangools SERPWatcher by Mangools.com
  ・Pipedrive by Master Metrics
  ・Facebook ads by Middly
  ・Google Merchant Center by Windsor.ai
  ・FB Page Data with AI by Picometrics
  ・LinkedIn Ads with AI by Picometrics
  ・快客-GA4串接 by 黑客數位
  ・seoClarity Keyword Tags by seoClarity
  ・GA4 with AI insights by Picometrics
  ・Tracktest Company Results by Tracktest s.r.o.
  ・快客-GAds 串接 by 黑客數位
  ・Salesforce by Adzviser
  

データベース

Cloud SQL for SQL Server

• Cloud SQL Studio での SQL クエリの保存と管理が可能に
  Cloud SQL Studio では、SQL クエリを保存および管理することが可能です。
  この機能はプレビューで提供されています。
  詳細については、「 Saved queries overview 」をご参照ください。
  

Cloud SQL for PostgreSQL

• Cloud SQL Studio での SQL クエリの保存と管理
  Cloud SQL Studio では、SQL クエリを保存および管理することが可能です。この機能はパブリックプレビューで提供されています。詳細については、「 Saved queries overview 」をご参照ください。
  

デベロッパーツール

Cloud Build

• C3 および N2D マシンファミリーがプライベートプールで一般提供開始
  C3 および N2D マシンファミリーがプライベートプールで一般提供が開始されました。サポートされているマシンの完全なリストについては、プライベートプール構成ファイルスキーマの machineType エントリーをご参照ください。
  
  さらに、プライベートプールの作成ページおよび編集ページでは、プールのマシンタイプ構成に基づいた月次見積もりが表示されるようになりました。詳細については、「 View private pool price estimates 」をご参照ください。
  

運用

Cloud Monitoring

• Application Monitoring の新しい統合機能がパブリックプレビューで提供されています
  次のインフラストラクチャーが、パブリックプレビューで提供されている Application Monitoring と統合されました。
  
  ・AlloyDB for PostgreSQL clusters and services
  ・Bigtable clusters and services
  ・Dataproc Metastore services
  ・Cloud Deploy delivery pipelines
  ・Firestore databases
  ・Secret Manager secrets
  
  詳細については、「 Application Monitoring overview 」および「 Supported infrastructure 」をご参照ください。
  

セキュリティと ID

Security Command Center

• AI Protection のパブリックプレビューが開始されました
  AI Protection は、AI ワークロードのセキュリティ体制を管理するのに役立ちます。これにより、脅威を検出し、AI アセットインベントリに対するリスクを軽減することが可能です。この製品は、Security Command Center Enterprise レベルでプレビューで提供されています。

• Google Cloud の新機能: セキュリティ関連の一般提供開始
  Issues, chokepoints (for Google Cloud), and predefined security graph rules の一般提供が開始されました。詳細については、「 General Availability 」をご参照ください。
  

サーバレスコンピューティング

Cloud Run

• Go 1.25 ランタイムの一般提供開始
  Go 1.25 ランタイムのサポートが一般提供で利用可能になりました。
  詳細については、「 Go 1.25 runtime 」をご参照ください。

• Cloud Run で GPU を有効にしたサービスと関数のビルドプロセスに関する変更
  Cloud Run で GPU enabled のサービスおよび関数をデプロイする場合、gcloud beta run コマンド（プレビュー）を使用すると、Cloud Run はビルドプロセスに Cloud Builds e2-highcpu-8 マシンタイプをデフォルトで使用します。
  これによって、より高い CPU サポートと高速なビルド時間が可能になり、サービス全体のコストが若干増加する可能性があります。
  

今週の Weekly Google Cloud アップデート情報は以上です。

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