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2025年9月3日掲載
皆さま、こんにちは。先週 (2025/8/22 - 2025/8/28) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。
※本記事の引用元:Google Cloud リリースノート
Gemini 2.5 Flash Image Preview のパブリックプレビューが開始されました
Gemini 2.5 Flash Image (gemini-2.5-flash-image-preview) は、パブリックプレビューで提供されています。Gemini 2.5 Flash Image Preview では、複数の参照画像からの画像生成や、改良されたマルチターン画像編集などの追加の画像生成および編集機能がサポートされています。
Vertex AI モデルチューニングと Gen AI 評価サービス
Vertex AI モデルチューニングは、パブリックプレビューで Gen AI 評価サービスとの統合をサポートしています。これによって、チューニングされたモデルや中間チェックポイントに対して自動的に評価を実行することが可能になります。詳細については、「Create a tuning job」をご参照ください。
IPv6 のみのインスタンス作成が一般提供されました
IPv6 IP アドレスのみを使用するインスタンスを作成することが可能になりました。詳細については、「Create an IPv6-only instance」をご参照ください。
M4 メモリ最適化ハイパーメモリ VM の一般提供が開始されました
M4 メモリ最適化ハイパーメモリ VM の一般提供が開始されました。これらの小型マシンタイプは、メモリ最適化ファミリーを拡張し、特定のアプリケーションニーズに合わせた柔軟性を提供します。ハイパーメモリ VM は、GB/vCPU 比率が 15.5:1 で、以下のサイズで提供されています。
・m4-hypermem-16
・m4-hypermem-32
・m4-hypermem-64
「Regions and zones」をご参照いただき、M4 VM を作成できる場所をご確認ください。
BigLake Iceberg テーブルでのマルチステートメントトランザクションの提供開始
BigLake Iceberg テーブルにおいて、BigQuery でマルチステートメントトランザクションが利用可能になりました。この機能はパブリックプレビューで提供されています。
BigQuery でのラスターデータの活用
BigQuery では、ST_REGIONSTATS geography function を使用して、Earth Engine のラスターデータと BigQuery に保存されているベクターデータを組み合わせることが可能になりました。詳細については、「Work with raster data」をご参照いただき、ラスターデータを使用して温度を分析するチュートリアルをお試しください。この機能は一般提供されています。
Gemini によるテーブルおよびカラムの説明生成が一般提供開始
今後は、データインサイトを使用して、Gemini がテーブルメタデータからテーブルおよびカラムの説明を生成することが可能になります。この機能は一般提供されています。
BigQuery でのデータ準備における Gemini アシスタンスによる重複排除
BigQuery のデータ準備において、重複排除が Gemini アシスタンスを使用して可能になりました。重複排除機能は現在、プレビューで提供されています。
データクリーンルームでのクエリテンプレートの使用
追加のセキュリティと制御を強化するために、今後はデータクリーンルームで実行可能なクエリを事前定義し制限するために、クエリテンプレートを使用することが可能になりました。詳細については、「Use query templates」をご参照ください。この機能はプレビューで提供されています。
Dataflow で Cloud TPU サポートの一般提供が開始されました
Dataflow では、Google が設計した AI アクセラレータである Cloud TPU をサポートしています。Cloud TPU は、大規模な AI/ML ワークロードに最適化されています。この機能を使用することで、PyTorch、JAX、TensorFlow などのフレームワークで推論ワークロードを加速することが可能になります。この機能は一般提供されており、許可リストが必要です。詳細については、「Dataflow support for TPUs」をご参照ください。
Cloud Data Fusion バージョン 6.11.1 の一般提供が開始されました
Cloud Data Fusion バージョン 6.11.1 の一般提供が開始されました。このリリースには以下の機能が含まれています。
・Bitbucket Server のソース管理において、HTTP アクセストークン(Bearer 認証)のサポートが追加されました (CDAP-21049)。
・各ネームスペースのアプリケーション数を取得するための新しい API が利用可能になりました (CDAP-21161)。
Cloud Data Fusion 6.11.1 の変更点
Cloud Data Fusion 6.11.1 では以下の変更が行われました。
・Java ランタイム環境が Java 8 から Java 11 にアップグレードされました (CDAP-21184)。
・エフェメラル Dataproc クラスターを作成する際、Cloud Data Fusion はデフォルトで Dataproc 2.3 イメージが使用されます (CDAP-21187)。
・新しいパイプラインの作成および JSON としてのパイプラインのインポートにおけるパイプライン JSON サイズ制限が 2MB から 5MB に増加しました (CDAP-21194)。
・パイプライン詳細ページでは、インバウンドトリガーのサイドバーにページネーションされたパイプラインリストが表示され、トリガーに追加したいパイプラインを選択することが可能になりました。また、既存のトリガーおよびパイプラインリストを更新するためのリフレッシュボタンが追加されました (CDAP-21195)。
Memorystore for Redis のメンテナンスログのクエリと表示が可能に
今後は、Cloud Logging を使用して Memorystore for Redis インスタンスのメンテナンスログをクエリおよび表示することが可能になります。詳細については、「 View maintenance logs」をご参照ください。この機能は一般提供されています。
Memorystore for Memcached のメンテナンスログのクエリと表示が可能になりました
今後は、Cloud Logging を使用して、Memorystore for Memcached インスタンスのメンテナンスログをクエリおよび表示することが可能になります。詳細については、「View maintenance logs」をご参照ください。この機能は一般提供されています。
Bigtable ツールの一般提供開始
Bigtable ツールが Agent Development Kit (ADK) で利用可能になりました。これらのツールを使用することで、Bigtable のデータやメタデータと対話する AI エージェントを構築することが可能になります。
・Bigtable テーブルやインスタンスに関するメタデータを取得することができます。
・LLM を活用した SQL クエリを実行することが可能です。
DNS64 の一般提供が開始されました
DNS64 は一般提供が開始されました。
DNS64 は、IPv4 宛先のための合成 IPv6 アドレスを提供します。詳細については、以下をご参照ください。
・DNS64 overview
・Configure DNS64 server policies
内部および外部パススルー型ネットワーク負荷分散機能が IPv6 のみに対応した VM インスタンスをサポート
内部および外部パススルー型 Network Load Balancer では、IPv6 のみに対応した VM インスタンスで構成される非管理対象インスタンス グループへの負荷分散が可能になりました。
また、プロトコル転送も IPv6 のみに対応したターゲットインスタンスをサポートします。
詳細については、以下のページをご参照ください。
・ Protocol forwarding overview
・ Backend service-based external passthrough Network Load Balancer overview
・ Internal passthrough Network Load Balancer overview
・Set up an internal passthrough Network Load Balancer with IPv6-only subnets and backends
この機能は一般提供が開始されました。
Cloud NAT の Public NAT における IPv6 から IPv4 へのネットワークアドレス変換が一般提供されました
Cloud NAT の Public NAT では、IPv6 から IPv4 へのネットワークアドレス変換(NAT64)の一般提供が開始されました。詳細については、「NAT64 in Public NAT」をご参照ください。
VPC スポークの IPv4 および IPv6 アドレス範囲フィルタリングが一般提供されました
VPC スポークの IPv4 および IPv6 アドレス範囲フィルタリングが一般提供で利用可能になりました。
この機能を使用すると、ハブにエクスポートされる VPC スポークの IPv4 および IPv6 アドレス範囲を変更することが可能になります。
IPv6 専用サブネットとインスタンスの一般提供が開始されました
IPv6 専用サブネットとインスタンスの一般提供が開始されました。詳細については、以下をご参照ください。
・Add an IPv6-only subnet
・Create an IPv6-only instance
・Configure IPv6-only subnets and instances with DNS64 and NAT64
また、IPv6 専用 NAT サブネットを使用して、Private Service Connect を使用してサービスを公開することも可能になります。
IPv6 専用構成をサポートするサービスについては、「IPv6 support in Google Cloud」をご参照ください。
VPC Flow Logs が RDMA フローのログ記録をサポート
VPC Flow Logs では、RDMA flows over Converged Ethernet(A3 Ultra、A4、および A4X VM からの GPU-to-GPU フローなど)のログ記録がサポートされるようになりました。この機能は一般提供が開始されました。詳細については、「About VPC Flow Logs records」をご参照ください。
トレーススコープのプログラムによる作成と管理が可能になりました
トレーススコープをプログラムで作成および管理することが可能になります。この機能はパブリックプレビューで提供されています。詳細については、以下のドキュメントをご参照ください。
・Create and manage trace scopes
・Trace scopes API overview
Compliance Manager の新機能: フレームワークからリソースを削除可能に
Compliance Manager(プレビューで提供されています)では、今後、デプロイされたフレームワークからリソースを削除することが可能になります。
今週の Weekly Google Cloud アップデート情報は以上です。
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