Weekly Google Cloud アップデート情報 - 2025/10/28 ~BigQuery で会話型分析の早期アクセスが利用可能に~

2025年10月28日掲載

Weekly Google Cloud アップデート情報

皆さま、こんにちは。先週 (2025/10/17 - 2025/10/23) の主な Google Cloud(旧GCP)のアップデート情報を紹介します。
※本記事の引用元:Google Cloud リリースノート

目次

今週の注目のアップデート

  • BigQuery で会話型分析の早期アクセスが利用可能に
    BigQuery では、early access として会話型分析が提供されています。会話型分析は、自然言語を使用して迅速なインサイトを得ることで、データ分析を加速させます。
    ユーザーは BigQuery データとチャットしたり、カスタムエージェントを作成したり、BigQuery の外部でもこれらのエージェントにアクセスしたりすることが可能です。
    会話型分析の早期アクセスに登録するには、request form をご記入ください。

AI と機械学習

Generative AI on Vertex AI

Colab Enterprise

Text-to-Speech

AI Hypercomputer

コンピューティング

Compute Engine

  • Compute Engine における Rocky Linux 最適化およびアクセラレータイメージのカーネル dist-tag 更新
    Compute Engine での Rocky Linux 最適化およびアクセラレータイメージをサポートするカーネル dist-tag が、CIQ のカーネルツリー統合の一環として、elX_ycld_next から elX_y_ciq に更新されます。Secure Boot や GPG 署名キーには変更はありません。
    例えば、6.12.0-55.32.1.el10_0cld_next.2.1 から 6.12.0-55.39.1.el10_0_ciq.2.1 において、cld_next タグが ciq に置き換えられます。この変更は、今後 1 か月以内に予定されているカーネルアップデートで、Rocky Linux 8、9、および 10 の最適化およびアクセラレータイメージに影響を与えます。メジャーバージョン 8 および 9 のカーネルには、CIQ が進めている Rocky Linux の FIPS 140-3 検証作業の一環として、FIPS 140-3 パッチが含まれるようになりました。これらのパッチは、FIPS モードが有効になっていない場合には影響を与えません。メジャーバージョン 10 のカーネルにはコード変更はありません。カーネルソースツリーは、CIQ の kernel-src-tree GitHub リポジトリで利用可能です。

  • G4 マシンシリーズの一般提供開始
    accelerator-optimized machine series は、NVIDIA Omniverse シミュレーション、ビデオトランスコーディング、仮想デスクトップなどのグラフィックス集約型ワークロード向けに設計されています。G4 マシンシリーズは、単一ホストの推論やモデルチューニングに対するコスト効率の高いソリューションも提供します。
    G4 マシンシリーズは、以下のリージョンおよびゾーンで利用可能になりました。

    APAC
    ・Jurong West, Singapore: asia-southeast1-b

    Europe:
    ・Eemshaven, Netherlands: europe-west4-a

    North America
    ・Council Bluffs, Iowa: us-central1-b
    ・Ashburn, Virginia: us-east4-c
    ・Columbus, Ohio: us-east5-c

    G4 マシンタイプの使用を開始するには、「 Create a G2 or G4 instance 」をご参照ください。

コンテナ

Google Kubernetes Engine

  • G4 VM の一般提供が開始されました
    G4 VM は、NVIDIA の RTX PRO 6000 Blackwell Server Edition GPU と
    AMD EPYC Turin CPU プラットフォームを搭載しており、GKE で一般提供が開始されました。G4 インスタンスは最大 384 vCPU、1,440 GB のメモリ、12 TiB の Titanium SSD ディスクを搭載し、
    最大 400 Gbps の標準ネットワーク性能を提供します。G4 VM は、AI 開発やグラフィックスレンダリングなどのワークロードにおいて、G2 インスタンスの最大 9 倍のスループットを実現するパフォーマンスの向上を提供します。G4 VM は現在、1、2、4、または 8 GPU 構成で利用可能です。GKE Standard を使用する場合は、GKE バージョン 1.34.0-gke.1662000 以降をご利用ください。
    開始するには、「 Run GPUs in GKE Standard node pools 」をご参照ください。

データ分析

BigQuery

Looker

  • Serverless for Apache Spark: Lightning Engine の一般提供開始
    Serverless for Apache Spark: Lightning Engine の一般提供が開始されました。これに伴い、Native Query Execution (NQE) 機能を有効にするプロパティが更新されました。Lightning Engine を使用するには、Premium ティアでジョブを送信する必要があります。Lightning Engine の下で NQE 機能を使用する場合は、新しいフラグを設定してください: spark.dataproc.lightningEngine.runtime=native ユーザーはこの機能を試して、Lightning Engine の持つ可能性を最大限に体験することが推奨されています。後方互換性のために、以前 NQE を有効化するために使用されていた従来のプロパティ
    spark.dataproc.runtimeEngine=native は、既存のランタイム 1.2、2.2、2.3 では引き続きサポートされますが、今後のリリース(3.0+ ランタイム)ではサポートされません。

ネットワーキング

Cloud NAT

Virtual Private Cloud

運用

Cloud Monitoring

セキュリティと ID

Security Command Center

サーバレスコンピューティング

Cloud Run

 

今週の Weekly Google Cloud アップデート情報は以上です。

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