株式会社世界文化社

出版業界の老舗が示す 旗艦情報誌のデジタル化の要点

課題
データ基盤(CDP)構築

業界
サービス

組織の規模
非公開

導入サービス
Treasure Data CDP

2021年に創業75周年を迎えた出版業界の⽼舗、世界文化社。同社ではインキュデータのコンサルティングサービスにより「Treasure Data CDP」を使って読者データ活⽤のための基盤を整え、読者ニーズの具現化を⽬的とした事業の改⾰に取り組んでいます。⽬指す世界は、創業より培ってきた“特別な読者”にふさわしい“おもてなし”をデジタル領域で実現し、新たな事業モデルを確⽴すること。その取り組みの全容をご紹介いたします。

※ 当導入事例は、インキュデータ株式会社 が作成したものです。

Contents

• 紙媒体の強⼒なブランド⼒
• 特別な読者を個別に“もてなす”ために
• ⾛り始めたデータ活⽤
•「Treasure Data CDP」を選択した理由
• 初めてのCDP活⽤をインキュデータと乗り越える
• 紙媒体のブランド⼒をデジタルで⽣かしきる

紙媒体の強⼒なブランド⼒

あらゆる世代に夢と感動を贈り届ける──。この理念のもとで⼥性・男性・児童・シニアなど、さまざまな読者層に向けた雑誌・書籍・Webメディアなどを発⾏・運営しているのが世界⽂化社グループです。媒体のブランド⼒を⽣かした「新出版ビジネス」として、旅⾏・イベント・カルチャースクール・地⽅創⽣といった事業も⼿掛けています。

旗艦媒体は1958年創刊のラグジュアリーライフスタイル⽉刊誌『家庭画報』。夢と美を楽しむ華やかな世界観が⽀持され、インターネット全盛とされる今⽇でも号単位で10万⼈規模の読者を抱えています。

『家庭画報』と同じジャンルの媒体は複数ありますが、その中で同規模の媒体は他にはなく、『家庭画報』は⽂字通り⽇本屈指のブランド⼒を持った媒体といえます。

「10万を超える読者に毎⽉購読されているということは、コンテンツ単位で10万を超えるユーザを集客できるWebメディアと同じ影響⼒を持っているということです。それだけのユニークユーザをダイレクトにコンテンツへ集められるメディアはそうはなく、『家庭画報』のブランド⼒・集客⼒はWebメディアを含めた⽇本の全媒体の中でも、かなり⾼い位置にあると考えています」と世界文化社のID戦略室リーダー、⽇下部タカシ⽒は説明します。

特別な読者を個別に“もてなす”ために

もっとも、紙媒体にはアクセス解析やパラメータといった読者と直接つながれる接点はなく、個々の読者の属性データや⾏動データに基づいてコンテンツを出し分けるといった個別化の施策は打てません。世界文化社は、そうした紙媒体の限界を乗り越えるべく読者データ活⽤を軸にしたWebメディアの改⾰に乗り出しました。その推進を担っているのがID戦略室です。

⽇下部⽒は読者データ活⽤の意義について次のように説明します。

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  • 掲載内容は2022年3月現在のものです。

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