2024.06
アルコールチェックを徹底し法改正に対応
リアルタイムに勤怠報告できる体制も構築

お客さま
新日本化学工業株式会社

従業員規模
1〜100人

業種
製造

導入サービス
スマートフリート

概要

溶剤業界のリーディングカンパニーを目指し、品質やコストなど多岐にわたりお客さまの信頼に応えている新日本化学工業株式会社(以下、新日本化学工業)は、各種充填製品の製造・充填・出荷までトータルなものづくりを支援しています。事業の特性上、郊外に立地している同社は、営業活動の効率化のため直行直帰が通常の営業スタイルとなっていたため、本社に設置されているアルコールチェック機器を用いた乗車前のアルコールチェックが実施できない状況でした。そこで営業担当者に貸与しているスマートフォンを用いて各自で厳密なアルコールチェックを実施できる環境を構築。勤怠管理も同時に行えるようになり、法改正への対応だけでなく業務の効率化も実現しました。

導入前の課題

法改正への対応が必要だったが、社用車を使う際の営業担当者のアルコールチェックが徹底されていなかった。

導入後の効果

アルコールチェッカーの使用と勤怠入力を統合したことでチェックを徹底できた上、法改正にも対応できた。

導入前の課題

勤怠管理が申告ベースでの報告だったため、正確な勤務時間を把握するのに時間がかかり、給与計算の締め切りに間に合わないこともあった。

導入後の効果

アルコールチェッカーの使用によって営業活動開始時間と終業時間をすぐに把握できるようになり、勤怠管理や人事業務の効率化が図れた。


目次


会社概要と抱えていた課題

1977年の会社創業以来、化学工業溶剤・シンナーの製造並びに販売を中心に事業の拡大発展を図り、化学薬品を中心とした製造・充填・出荷におけるお客さまのニーズに応えてきている新日本化学工業は、営業社員が日常的に使用する社用車について、2022年4月に義務化された安全運転管理者によるアルコールチェックをどのように効率よく対応するべきか悩んでいました。

「弊社は化学薬品の製造が中心事業のため、本社に工場を併設しており、所在地も郊外です。電車の最寄り駅も非常に遠い場所にあるので、基本的に全社員がマイカー通勤をしています。その中でも営業担当者は日々営業活動として各取引先を訪問することを最優先としているため、本社へ通勤をして出社確認をするのではなく、自宅から取引先まで会社の営業車で直行することで営業活動の効率化を図っています」(林氏)

自社製品を運送する配送課のドライバーについては、本社に設置しているアルコールチェック機を用いて、出社時にチェックを行うという体制がすでに整っていましたが、直行直帰をする営業担当者については、本社に立ち寄ることなく客先へ向かうため、アルコールチェックをできないことが課題となっていました。

「営業へのチェック体制が整備されないままコロナ禍になり、お客さま先に訪問する頻度が大幅に減ったということもあって対応の優先度が低くなってしまいました。しかし総務部長が交代するのを機に、アルコールチェックの対応に向けて再び協議することになりました。義務化の開始まで時間があまりなかったので、どのように対策をとるのかを明確にすることや、発令期限までに設備の準備を間に合わせることが問題でした」(林氏)

課題解決に向けて、「スマートフリート」の導入を決めた背景

こうしてアルコールチェック義務化への対応について、あらためて検討が開始され、営業担当者に手軽なアルコールチェッカーを持たせて、自宅を出発する際に自分で検査をし、その結果を本社に報告させる仕組み作りを総務部が主体となって進めたと言います。

「人事が管理している出退勤のソフトとうまく融合できるものを模索しました。インターネット上で検索したり、あとは自社便として提携している複数の運送業者さんから実際にどういったものをチェッカーとして使用しているのか、どういう使い方をしているのかなど、具体的な情報を聞いたりして参考にしました」(林氏)

検討を進めた結果、「スマートフリート」の導入を決めた理由をお聞きしました。

「社員に貸与していた連絡専用のスマートフォンを活用することを第一に考えていました。さらに、会社支給のPCをスマートフォンと一緒に活用してアルコールチェッカーの結果を報告させる仕組みを整えたいと思っていたところ、法人登録しているソフトバンクさんの回線がもともとあったことと、付帯機能として営業活動の状況も把握可能となる位置情報システムを同時に設定できるという点から、『スマートフリート』の導入を決めました。位置情報システムについては、日々の活動状況の把握というよりも万一の交通事故やガラスなどの損傷事故発生時のバックアップデータとして活用しています。運転中の飛び石など誰にでも起こり得る事象の際に、どこでいつ何をやったのかということを時系列で把握でき、そしてそれが正確な根拠となるためとても役に立っています」(林氏)

「スマートフリート」の管理画面。営業担当者の運行状況を目視、一括管理できる。

「スマートフリート」の管理画面。営業担当者の運行状況を目視、一括管理できる。

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本事例での導入サービス

アルコールチェック義務化
スマートフリート

アルコールチェック義務化にも対応した車両情報を一括管理できるクラウドサービスです。アルコール検知器とスマートフリートを連携することで、アルコールチェック結果を自動的に記録・報告することができます。

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