高精度測位サービス「ichimill」 の新プランとして公共測量に対応した「Ntrip(G-VRS)」を提供開始
2025年10月1日
ソフトバンク株式会社
ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)は、高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」の新プランとして、国土交通省が定める公共測量の作業規程の準則(※)に基づくRTK-GNSS(VRS方式)を活用したNtrip(G-VRS)の提供を2025年10月1日に開始します。
「Ntrip(G-VRS)」は、国土地理院の電子基準点ネットワークを活用することで、公共測量に対応したサービスを提供します。既存のNtrip対応機器やドローン、建設機械と組み合わせて利用できる他、低コストでご利用いただくことが可能です。これにより測量業務の効率化を推進するとともに、既存プランの「Ntrip」とあわせ、高精度測位サービスにおいて幅広い選択肢を提供します。
※公共測量における作業の標準化と精度確保を目的として、測量法に基づき国土交通省が告示している基準です。
背景
近年、建設・測量業界ではICT施工やRTK-GNSS測量の導入が進み、作業効率の向上や人手不足の解消に寄与しています。一方で、公共測量に必要な高精度測位データにおいては、サービスの向上やコスト削減のニーズがありました。
この課題に対し、ソフトバンクは、ソフトバンクの子会社で位置補正情報の生成・配信事業を手がけるALES株式会社の協力のもと、ソフトバンク独自の技術を活用し、国土交通省が定める公共測量の作業規程の準則に準拠した新サービス「Ntrip(G-VRS)」を提供します。本サービスはNtrip方式を採用しており、安価かつ高精度な測位環境を実現します。
Ntrip(G-VRS)の特長
- 公共測量の作業規程の準則に準拠
国土地理院の電子基準点を利用し、公共測量業務での利用が可能です。
- センチメートル級の測位精度を実現
近傍の複数の電子基準点から算出される仮想基準点(VRS)の補正データにより、リアルタイムでセンチメートル級の測位精度を実現します。
- 日本全国での安定測位を実現
国土地理院が管理する全国の電子基準点ネットワークを活用し、移動中も安定して補正情報を受信可能。ハンドオーバーにより、広域で安定した測位を実現します。
- 低コストで利用可能
月額1万8,000円(税抜)でご利用いただけます。
- 既存の機材で利用可能
RTK測位対応機器(Ntrip対応)であれば、既存のGNSS受信機やドローン、建設機械と組み合わせてご利用いただけます。
既存プラン「Ntrip」との比較
- ※
Ntripサービスも引き続き提供し、用途に応じてお選びいただけます。
サービスに関するお問い合わせ
- 法人企業向けお問い合わせフォーム
導入や詳細仕様に関するお問い合わせは以下から承ります。
https://www.softbank.jp/biz/contact-us/demand/analytics/ichimill-inquiry/ - 資料ダウンロード
サービス仕様・料金表は公式Webサイトよりダウンロード可能です。
https://www.softbank.jp/biz/services/analytics/ichimill/