ichimill(イチミル) ichimill(イチミル)
ichimill(イチミル)

ユースケース

ichimillがどのように活用されているかご紹介します。

農機の自動化でスマート農業の実現
移植機・収穫機の走行軌跡の取得に活用

人口減少が加速する中、広大な耕地を耕すためには農機の自動化が有効です。北海道鹿追町では、広大な農地内でのキャベツの収穫に「ichimill」を採用。キャベツの移植機・収穫機の走行軌跡の習得に利用しました。具体的には農機に取り付けた「ichimill」で位置情報を取得し、キャベツを植えた場所、面積、時間などをデータとして保存します。

ichimillを活用することで、人工衛星やドローンの撮影画像で生育状況を確認する際にも、ピンポイントで場所を特定、農地ごとの収穫時期予測の精度を上げたり、自動収穫機や運搬機の走行ルートの設定に活用できます。


「キャベツ収穫機などは高価なので、効率的に利用するためには、いつ、どこで、どれくらいの量が収穫できるか把握する必要があり、「ichimill」の位置情報はとても重要です。将来的には取得したデータを農協支援システムに組み入れ、リアルタイムで分析したり、別データと連携できるようにしていきたいですし、農家の方々が簡単に使えるようにカスタマイズしていきたいと考えています」

鹿追町農業組合、今田 氏

ichimill(イチミル)_移植機・収穫機の走行軌跡の取得に活用

BIM/CIMに欠かせない3次元測量
LiDAR機能と組み合わせて、高精度な測量を手軽に実現

建設業においては、「2023年までに小規模を除く全ての公共事業にBIM/CIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング/コンストラクション・インフォメーション・モデリング)を原則適用」することが決定されています。BIM/CIMを実現するためには、対象物の3次元データが不可欠です。この3次元測量の精度を高める手段として、「ichimill」が活用されています。

スマートフォンやタブレットに搭載されたLiDAR機能とGNSS位置情報を組み合わせることで高精度な3次元測量を実現させる方法は、国土交通省の出来型管理要領(案)でも取り上げられ、注目を集めています。
また、ドローンと組み合わせることで、さらに広範囲なエリアの正確な測量も可能となり、これまで時間のかかっていた測量業務の効率化につながると期待されています。

ichimill(イチミル)_LiDAR機能と組み合わせて、高精度な測量を実現

ドローン× 「ichimill」で測量工数の削減が実現
標定点の設置の手間を省き、高精度な測量が行える

ドローン空撮による写真測量は、土量計算や出来形管理などの業務を効率化させる手法として取り入れられています。ドローン測量においては、下準備として標定点の設置位置を決め、対空標識を置くなどの作業が必要です。これらの手間をなくすために「ichimill」での位置情報が活用できます。

東亜建設工業株式会社 経営企画本部DX推進部 工事支援課では、RTKドローンと「ichimill」を用いて写真測量の検証を実施しました。従来行っていた標定点の設置をせずに測量結果の誤差を検証しました。結果として、三次元データ上の測量点とRTKドローン×「ichimill」での測量点との誤差が9㎜と非常に高い精度を得ることができました。

標定点設置数の削減をした測量は精度について不安視される側面がありますが、「ichimill」の高精度な位置情報を用いることでより精密な測量が行えます。

また、標定点の設定から撤去までには1点当たり30分ほどかかることもあり、設定工数の削減も期待されています。

ichimill(イチミル)_標定点の設置の手間を省き、高精度な測量が行える

高精度なドローン制御による点検の効率化
作業の効率化、人身事故リスクを低減

電柱や鉄塔、送電線、線路、メガソーラー施設、ダムなど高所や広範囲なエリアの構造物において、ドローンでの点検は「安全性」「作業時間の短縮」「人件費削減」などのメリットをもたらしました。点検業務には狭所や外壁に近い位置での飛行など、高度な自動航行の精度が求められるため「ichimill」などの高精度測位技術が有効です。

ソニーグループ株式会社と協力し、産業活用を想定した「Airpeak S1※1」と「ichimill」を用いて鉄塔点検を実施しました。「Airpeak S1」は最大20m/s※2の耐風性能があり、上空の不規則な風にも流されにくく強風下においても安定飛行が可能です。それに加えて「ichimill」とビジョンセンサを併用することで、センチメートル級の自己位置推定を実現することができ、安全かつ正確なインフラ点検を行うことができます。飛行時の水平方向のみならず上下方向への機体の揺れを軽減でき、より正確な位置精度で点検対象の撮影を可能にするほか、点群データなどを取得することができます。また、定期的な点検においても再現性の高い飛行を行うことができるため、経年劣化を分かりやすく確認することが可能です。

  • ※1業務用ドローン「Airpeak S1」にRTK GNSS受信機の「RTK-1」を装着した機体。「Airpeak S1」はソニーグループ株式会社の登録商標です。
  • ※2ペイロードなし時。
ichimill(イチミル)_点検の効率化

高精度な位置情報の取得で監視業務の効率化を実現
水位計で地域のため池を守る

これまで誤差がネックとなってGPS測位が普及しなかったインフラ分野ですが、 位置情報を高精度に測定できるRTK測位であれば高度の測位も高精度に測定できるため活用範囲が広がり ます。

例えば、農業用のため池の水位監視は、これまでほぼ全て目視で行われてきました。 このようなアナログな運営を改善するため、無人の小舟に「ichimill」を搭載し水面の高度を測定して水 位計として活用しています。取得した水位情報をモバイルネットワークを通じてリアルタイムで把握する ことで管理者の運用を簡便にするサービスを2022年から提供しています。

ため池の護岸構造に影響なく設置が可能となり設置工事等を大幅に縮小することが可能です。

ichimill(イチミル)_水位計で監視業務の効率化

高精度な位置情報の取得で自動運転を実現
遠隔操作や衝突事故の減少をサポート

車両を制御するには正確な位置情報が必須なため、自動運転の実現はいかに位置測位を高精度に行えるか にかかっています。

株式会社e5(イーファイブ)ラボが2020年に実施した海上での実証実験では、船体の四隅に「ichimill」 の受信機を設置。船の位置だけではなく、船体の向きや傾きもセンチメートル単位で取得しました。

この実証実験に参加したソフトバンクの舟井は「航路の軌跡を取ることはもちろん、船の衝突事故防止に も利用できます。特に、船の運転で一番神経を使う着岸時の船体操作も、『ichimill』を使うことで精度 の高い操舵アシストが実現できると考えています。今後、船舶の遠隔操作、自動運行にも応用していきた いですね」と語っています。

ichimill(イチミル)_遠隔操作や衝突事故の減少をサポート

お客さま導入事例

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共同実証企業

さまざまな技術を持つ企業と連携して実証実験を行なっています。

ichimill(イチミル)実証実験_農機の自動運転をアシスト

ヤンマーアグリ株式会社

農機の自動運転および運転アシスト

ichimill(イチミル)実証実験_ドローンの自動制御

鹿島建設株式会社

ドローンの自動制御を用いた現場管理

ichimill(イチミル)実証実験_バスなどの自動運転・アシスト

BOLDLY株式会社

バスなどの自動運転および運転アシスト

地域・産業の発展や社会課題の解決

「ichimill」の提供を通して、物流・監視・点検・測量・農業などのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。

ichimill(イチミル)_農業の自動化

農業の自動化

ichimill(イチミル)_建設の自動化

建設の自動化

ichimill(イチミル)_自動運転やMaaSへの活用

自動運転やMaaSへの活用

ichimill(イチミル)_飛行経路の自動制御

飛行経路の自動制御

ichimill(イチミル)_スポーツ分野などへの活用

スポーツ分野などへの活用

ichimill(イチミル)_インフラ保全の効率化

インフラ保全の効率化

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