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申(さる)年は終わったけど・・・“お猿の温泉”見物に、冬の地獄谷へ♪

新年を迎え、今年の干支は酉(とり)だけど、思わずホッコリした気分になるのは、頭に雪をかぶりながら露天の温泉につかっているお猿さんの姿、ニュースなどで一度は見たことがあるのでは?

あの“お猿の温泉”が見られるのは、長野県山ノ内町にある地獄谷野猿公苑。
周辺には、湯田中温泉や渋温泉など有名な温泉地が集中しており、湯田中渋温泉郷として知られています。少し足を伸ばせば志賀高原・北志賀高原にも多くの名湯が点在し、4月には、数mにもおよぶ“雪の回廊”を眺めながらのドライブが楽しめるなど、長野・山ノ内町は冬~早春も見どころ満載です☆


湯田中渋温泉郷

今しか会えない、ホッコリぬくもるお猿たち

温泉につかった猿に出会える地獄谷野猿公苑は、志賀高原を源とする横湯川の渓谷に位置します。切り立った崖に囲まれた地底からモクモクと温泉の噴気があがる光景は、“地獄谷”と呼ばれるのも納得の迫力! 温泉に入りに来るのは、全て周辺に生息する野生の猿たち。当然寒い季節こそ“入浴客”の数も増えるので、確実に猿に会いたければやはり厳冬期がベストシーズンです。

しかし雪深い渓谷にあるがゆえ、冬場はアクセスに注意が必要。
例年、冬季は渋温泉~地獄谷間の一般道路が閉鎖され、一番近い駐車場は上林温泉となります。上林温泉に車を置いて、約2km遊歩道を歩くルートが主なアクセス手段となり、防寒着やスノーブーツ、滑り止めなどの装備が必須です。また、土日祝日限定で渋温泉からシャトルバスもありますが、完全予約制のためこちらも事前の情報収集を。

・・・と大変なことばかり取り上げましたが、あったか~い温泉でくつろぐ愛らしいお猿のしぐさを見れば苦労も吹き飛びます☆ 真っ白な雪道トレッキングも、この季節ならではの貴重な体験。意外と「雪道歩きが思い出深く、一番楽しかった」という観光客の方も多いそうですよ♪

野猿公苑への冬季アクセス情報はこちら

湯めぐりが楽しめる「温泉天国」は冬が最高!

山ノ内町は日本屈指の温泉天国。
湯田中渋温泉郷から車で30分ほどの志賀高原には、蒸気を窯に入れてお湯に戻し、沢水と混ぜて適温にするという珍しい「発哺(ほっぽ)温泉」に、翡翠色の珍しい温泉に子熊が入って怪我が治ったといういわれもある「熊の湯温泉」。近くに原生するゲンジボタルから名を取った「ほたる温泉」など数多くの温泉があり、湯田中渋温泉郷を挟んで志賀高原と反対方向に位置する北志賀高原にも「竜王温泉」や「よませ温泉」があります。


北志賀高原

また、日本最大級のウインターリゾートである志賀高原・北志賀高原は、標高2,000mのパウダースノーは格別で、長期滞在しても飽きることなく湯めぐりやスキー、スノーシューハイキングなどウインタースポーツが楽しめますよ♪

信州に遅い春が訪れる4月下旬には、冬季閉鎖中だった「志賀草津高原ルート」が全面開通し、冬に降り積もった雪の壁を見上げながらのドライブは、爽快感でいっぱい! 積雪の多い年には8m以上にもなるという“雪の回廊”に囲まれて、冬の名残を惜しむのもこの季節ならではの醍醐味です。この冬は雪に恵まれているので、とくに今年の春は見ごたえがあるかも☆


国道292号 雪の回廊

山ノ内町の桜の見ごろはちょうど4月中旬からゴールデンウィーク前後。例年、春スキーもこの時期まで楽しめるので、大型連休は真っ白な残雪とピンクの桜のコントラストを愛でるのが楽しみですね❤


上林温泉

宿泊補助券や名産品が当たる! 旅行券1万円も!

猿が温泉に浸かるスポットとしても知られる地獄谷温泉(長野県山ノ内町)。
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(掲載日:2017年1月31日)