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もうすぐ新学期。“わが家のスマホルール”家族で考えてみませんか?

もうすぐ新学期。“わが家のスマホルール”家族で考えてみませんか?

進学・入学を機にお子さんにスマホを買い与えるか、迷っているご家庭も多いのでは?
子どもがスマホやタブレットを使うのが当たり前になったのは、ごく最近のこと。だから、「自分が子どものころにはそんなものなかった!」という今の親世代は、子どもにとって何が危険なのか、どんなルールが必要なのか、そしてそれをどう教えるべきか悩んでしまいますよね。

この機会に、家族で“スマホの使い方ルール”を話し合ってみませんか?

参考にしたい! 小学生・高校生の子どもがいる、S家のスマホルール

高校1年生の長女(15)と小学校5年生の長男(10)の、二人のお子さんがいるS家。5年生になったと同時に、長男(10)がみまもりケータイからスマホへの乗り換えを検討中です。長男がスマホを持つことで、家族全員が“スマホユーザー”になるこの機会に、家族全員でルールを決めることにしたようですよ!

 

ネットトラブルを未然に防ぐ! 見ていいサイトとダメなサイト

母:どうしてスマホを持ちたいの? 今のみまもりケータイで電話もメールもできるし、十分だとお母さんは思うけどな~。

長男(10):連絡を取り合うだけじゃなくて、スマホでいろいろ調べ物をしたいんだよね。「調べ学習」にも役立つし。あと塾に行くとき、乗り換え時間を検索したりさ。

父:なるほど、じゃあスマホを持つ目的はネット検索ということだな。でもフィルタリングサービスは「利用時間制限」もつけるぞ※1。小学生はまだ見ちゃいけないサイトが多いし、夜遅くまでの使い過ぎも良くない。

長男(10):うん、それはもちろん分かってるよ。だって姉ちゃんだって設定してるもんね、フィルタリング。

長女(15):それなんだけど、私もう高校生だから、もっとスマホでできること増やしたいんだけど。LINEとかSNSとかも使いたいな。

母:SNSって、出会い系とかそういうやつじゃないでしょうね? SNSで知り合って犯罪に巻き込まれるニュース、毎日のように見るわよ。心配だな。

父:何、出会い系! 絶対ダメーー!!

長女(15):そんなんじゃないよ。LINEやTwitterにもそれぞれ安全な利用設定があるから※2「SNSでは知らない人とのやり取りはしないこと」を我が家のルールにすればいいんじゃない?

父:うーん、それなら大丈夫かなぁ。

母:閲覧できるサイトについては、今はどの携帯電話会社もしっかりフィルタリングしてくれているし、使い過ぎを制限する料金プランもあるんだって※3。だから、動画を見過ぎて高額な通信料を請求された! ってことも、以前ほどはないみたい。

トラブルを回避! SNSで絶対やっちゃいけないこと

母:それよりも基本の「キ」として、まずはSNSで、何かを発信するということが、どういう意味を持つのか、二人ともちゃんと分かってる?

長男(10):ネットに書き込むと、世界中の人が誰でも見れちゃうんでしょ。

父:そのとおり。そして、一度書き込んだものは絶対消せない。

長女(15):誰かのTwitterやFacebookで広められちゃうんだよね。拡散とか炎上とか、よく聞くよ。

父:そうそう、だから特に個人情報は絶対に書き込んじゃいけないし、学校や日ごろの生活の様子など個人を特定されるような情報を書かないのはもちろん、誰でも見られるネット上で悪口を書き込んだりするのも絶対ダメ。写真なんかも、世界中の誰が見ているか分からないと思ったら、やたらにアップするのもちょっと怖いと思わないか?

長女(15):基本的に、ネットにいったんアップされたら、自分の手の届かないところに行っちゃう可能性があるってことだよね。学校でも、ネットの書き込みが原因でトラブルになったっていう子がいたなぁ。

母:ネットで何か困ったことがあったり、知らない人から連絡があったらトラブルになる前にすぐお母さんに教えてね。

長男(10):うん、絶対報告する~。ていうか、よく知らない人には教えないように気をつける!

親しき仲にも礼儀アリ! 家族のスマホマナー

父:よし、あとは家でのスマホの使い方だな。まずお父さんが気になっているのは、食事中のスマホ操作。せっかくみんなで食べているのに、スマホが鳴るとパッと席を立って行ってしまう。

長男(10):それ一番多いの、お母さんじゃん(笑)。

母:いや…だって…PTAの集まりとか、急いで返事しないといけないことも多くて。

長女(15):私だって部活の朝練のこととか、緊急連絡の時もあるんだよ。でも「食事中はスマホ禁止」って言われてるから、守ってるんだけど!

父:分かった分かった。じゃあとりあえず、一週間“全員スマホ禁止”でやってみよう。食卓にはスマホは持ってこないで、別室に置いておく。もしくは電源を切っておく。これで不都合があったら、またルールを見直すってのはどうかな?

母:そうね。まずは試してみて、うちに合うやり方に変えていくのが大事だね。ちなみに、これまでどおり勉強中はスマホ禁止。このルールは譲れないよ?

子どもたち:分かってまーす。

母:あと、夜9時以降はスマホの電源を切る。

長女(15):それ、これから10時にしてくれないかな? 9時に寝てる高校生なんていないでしょ。

父:まあ、学年が変わったらルールに差をつけるのもありかもな。生活時間帯も違ってくるし。

母:じゃあ、うちでは高校生は10時に電源オフ。小学生は9時に電源オフ。

子どもたち:了解でーす!

いかがですか? S家ではきちんと話し合うことによって、お互いが納得できるスマホルールを決められたようですね。
スマホは毎日使うもの。「一度決めたら絶対に守る」と堅苦しく考えず、その都度ルールを見直していく柔軟性も必要ですね。

S家のスマホルール
  • 年齢・学年に応じたフィルタリングサービスを利用する。
  • 個人情報の書き込みはしない。
  • 自分の電話番号やメールアドレスをむやみに教えない。
  • ネット上で知らない人からアプローチがあったら、すぐに保護者に伝える。
  • 高校生は夜10時以降、中学生以下は夜9時以降は電源を切る。
  • 勉強中・食事中はスマホを別室に置くか、電源を切る。
  • ※1
    ソフトバンクのフィルタリングサービスは専用アプリをインストールして、ネット上の有害情報へのアクセスを制限(月額無料)。オプションで「利用時間制限」「位置情報把握」「利用状況把握」が設定できます(月額300円)。
  • ※2
    詳細については、運営会社のホームページなどでご確認ください。
  • ※3
    ソフトバンクでは「ソフトバンクまとめて支払い」でお子さまのご利用料金を制限することができます。詳細については、こちらよりご確認ください。

子どもと家庭のルールづくり

「みんなで考えよう、ケータイ・スマートフォン」
~ソフトバンクの「子どものスマホ」への取り組み~

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ソフトバンクは、お子さまが携帯電話・スマートフォンをより安全にご利用いただけるよう、学校関係者や地域の団体などを対象に、情報モラル教育プログラム「考えよう、ケータイ」シリーズなどのDVD教材を無償で配布しています。学校の授業で、地域の学習会で、そして保護者会やPTA研修会などにぜひ、ご活用ください。

(掲載日:2017年3月2日)
文:ソフトバンクニュース編集部