2017年のヒット商品などにも選ばれ、身近な存在になってきたスマートスピーカー。実はこのスマートスピーカーを全戸に導入するマンションがあるってご存じですか? それは横浜市住宅供給公社の新築分譲マンション「横浜MIDベースタワーレジデンス」。2018年1月中旬の入居開始前に少しだけ体験させてもらっちゃいましたよ♪
スマートスピーカー付きマンションは「多世代に優しい」マンションだった!
横浜駅から徒歩圏内、横浜市営地下鉄ブルーライン高島町から徒歩3分という抜群の立地にある「横浜MIDベースタワーレジデンス」。有名なみなとみらい21地区にも近いベイエリアでありながら、ベランダから富士山を望むことができる部屋もあるんだとか。すてきなところですね~。
このマンションでは全199戸にスマートスピーカー「Amazon Echo Plus」、エネルギー分析プラットフォームサービス「エネトーク」、そして自宅の家電を声で操作できるWi-Fi学習リモコン「スマート家電コントローラ RS-WFIREX3」が導入予定となっています。「Amazon Echo Plus」の頭脳(AI)である「Amazon Alexa(アマゾン アレクサ)」のスキルと呼ばれる機能を利用してこれらを連携させることで、スピーカーに話しかけるだけで電気代や電気の使用状況についてアドバイスがもらえたり、スマート家電コントローラに対応している家電を操作することができるんです!
でも、どうしてこのような“ちょっと未来なマンション”を作ろうと思ったのでしょうか? 物件を手掛けた横浜市住宅供給公社の担当者に聞いてみました。
地域課題の解決に向けて、誰もが安心して暮らせる街づくりを
横浜市住宅供給公社 街づくり事業部 街づくり事業課
赤堀係長
横浜市が推進する「よこはま多世代・地域交流型住宅」にも認定されているんですよ。
また、近年関心が高まっている環境・エネルギーへ配慮としてエネトークを導入し、それを高齢者の方々にもスムーズに使っていただくためにスマートスピーカーの導入も決めました。AIやIoTを活用して、日々の暮らしを快適にサポートできる仕組みを作っていきたいと考えています。
なるほど~。単純に未来っぽいマンションを作ったわけではなく、高齢者も使いやすい方法を考えた結果、行き着いたのがスマートスピーカーだったんですね。
せっかくなのでスマートスピーカーを試してみました!
「Amazon Echo Plus」は「アレクサ!」と呼びかけると反応しますよ。さっそく試してみましょう!
電気代調査 編
「アレクサ、エネトークで今日の電気代を教えて!」
アレクサ:「今日の電気代は約110円で、昨日より約4円節電できていますね。このペースでがんばりましょう」
ほ、褒められた! 反応するスピードも早いし、前日との比較も良い感じ。「節電できているかな?」と気になるときは頻繁に聞いちゃいそうです♪ ちなみにエネトークはAIも活用しながら電気使用量をリアルタイムで測定しているので、留守中の防犯や高齢者の見守りとしても使えるのだとか。いろいろな使い道がありますね。
エアコン設定 編
「アレクサ、家電リモコンを使って冷房を27度に設定して」
アレクサ:「冷房を27度に設定しました」
こちらもスムーズに反応! 操作が可能なのはスマートスピーカーと連携している「スマート家電コントローラ RS-WFIREX3」が対応している家電のみですが、今後は「家電の操作は声でする」がスタンダードになっていくかもしれませんよ。
AIやIoTと聞くと難しい感じもしますが、住宅という具体的なかたちになると一気に身近な感じがしますよね。今後もAIやIoTでマンションがどのように進化していくのか目が離せません!
(掲載日:2018年1月11日)
文:ソフトバンクニュース編集部