時速20km未満で公道を走ることができる、電動車を活用した小さな移動サービス
環境への負荷が少なく、高齢者などの移動手段として期待される新たなモビリティ
グリーンスローモビリティとは、電気自動車をはじめとする電動車を活用し、時速20km未満で公道の走行を可能とする小さな移動サービスでありその車両も含めた総称です。国土交通省は、「グリスロ」の通称で普及活動を行っています。
グリーンスローモビリティには以下の特徴があります。
- Green：電動車の活用による環境への負荷軽減や、二酸化炭素排出量の削減が期待できること。
- Slow：時速20kmの最高速度制限のため、市街地などでの近距離移動や観光地での景観鑑賞に向いていること。また、重大事故発生の抑制効果が期待できること。
- その他の特徴：コンパクトな車両が多く狭い場所などでも通行可能であり、車両によっては窓やドアをなくし解放感や乗降しやすさを実現していること。
また、従来の公共交通を補完する役割も果たしており、コミュニティバスなどでもカバーできなかった港と離島集落や郊外の団地と生活拠点などのような、より小規模な生活圏の移動を実現しています。このような地域における交通課題の解決や、脱酸素社会を目指した取り組みとして推進されています。
ソフトバンクのグループ会社であるBOLDLY株式会社は、地域の交通課題解決に向け複数の自治体でグリーンスローモビリティ導入などに取り組んでいます。
関連情報
- 松戸市のグリーンスローモビリティ導入において「Dispatcher」を提供（2022年10月4日、BOLDLY株式会社）
（掲載日：2023年8月2日）
文：ソフトバンクニュース編集部
