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今後も新しいライフスタイルとしてテレワークの実施が推奨される中、「見える化」を進めることでお互いが見えないことによる弊害をなくし、働きやすい環境を整えることができます。本稿ではその「見える化」について説明します。
「見える化」とは、姿や状況が見えないなかで働いている社員の状況や会社の情報をお互いに把握できる状態を目指すことです。「見える化」が進むことでテレワーク中も、誰が今何をしているか、業務の進捗、スケジュールが分かるようになり、社員どうしの連携が取りやすくなります。また、コミュニケーションを取りやすい環境を作ることができ、社員のモチベーションを向上させることもできます。
テレワーク中のお互いが見えない状況での「見える化」と聞くと、これまでとは違う特別なことをしなければいけないと考える方も多いかもしれません。しかし、これまでもテレワーク同様、お互いが見えない状況で働く場面は数多くあったのです。例えば、出張や外回りで離れた場所にいる社員やシフト勤務で勤務時間が重ならない社員とのやり取り、営業先のお客さまへのアプローチなどです。こうした場面において、情報を共有するために資料やメモを机に置いておいたり、お客さまに事前に資料を送付し電話で感想を聞いたりして対処していなかったでしょうか。こうした行動はすべて、時間と場所を共有できない人と仕事をうまく進めるための工夫であり、「見える化」です。テレワーク中も同じことが言えます。お互いが見えない状況でも仕事を円滑に進めるためには工夫が必要であり、その工夫が「見える化」なのです。
テレワークでの「見える化」は、「オンライン化」がポイントです。これまでも郵送から電話、そしてメールとツールが発達してきたように、ビデオ会議、オンラインチャット、スケジュール共有、クラウドなどのオンラインツールを活用する必要があります。資料共有はクラウド、メモはオンラインチャットを活用することで同じ効果を得ることができます。全てのツールを使えばいいというわけではなく、テレワーク中のお互いが見えないという制約と自社の現状を理解し、適材適所でオンラインツールを活用することがテレワークの「見える化」で求められていることです。
まずは自社の現状を把握し、どんな業務で「見える化」が必要なのか検討してみましょう。そのためには自社の現状を把握するとともに、どのようなオンラインツールがあり、どのようなことができるのか調べることも必要です。活用例やメリットをご確認することで具体的な活用場面をイメージできるでしょう。
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