Weekly AWS アップデート情報 - 2023/4/11~サプライチェーンのデータ分析を支援する新サービスAWS Supply Chain~

2023年4月11日掲載

キービジュアル

皆さま、こんにちは。

先週 (2023/4/3- 2023/4/9) の主な AWS アップデート情報をお送りいたします。

目次

今週の注目アップデート

  • AWS Supply Chain is now generally available
    AWS Supply Chain が一般提供開始(GA)になりました。このサービスはクラウドベースのアプリケーションであり、サプライチェーンのデータを統合し、機械学習を利用したコネクタと実用的な洞察を提供して、在庫不足を減らし、在庫超過によるコストを減らし、サプライチェーンの弾力性を高めることができます。このサービスは米国東部(北バージニア)、米国西部(オレゴン)、およびヨーロッパ(フランクフルト)で利用可能です。

コンピューティング

  • The sixth generation of Amazon EC2 instances powered by AMD processors now support faster Amazon EBS-optimized instance performance
    Amazonは、EC2 C6a、M6aインスタンスにおいて、EBSパフォーマンスを改善し、最大IOPSを60%、最大帯域幅を50%増加させました。これにより、ストレージ重視のワークロードでコストを削減しながら、アプリケーションパフォーマンスに影響を与えることなく、ワークフローを高速化できます。
  • AWS App Runner adds 7 new compute configurations
    AWS App Runnerが7つの新しいコンピュート構成をサービス設定に追加しました。これにより、11のコンピュート構成から選べるようになったため、コンピュートに必要なリソースに基づいてアプリケーションのコンピュート構成を最適化し、コストを削減できます。
  • AWS Lambda introduces response payload streaming
    AWS Lambdaがレスポンスペイロードのストリーミングをサポートし、6MBを超える大きなペイロードでも、リクエストの完了を待たずにクライアントに部分的なレスポンスを送信できるようになりました。これにより、ウェブやモバイルアプリケーションのパフォーマンスが向上し、レスポンスのサイズが大きい場合でも応答時間が短縮されます。レスポンスのストリーミングは現在、Node.js 14.xおよびそれ以降のランタイムをサポートしています。

データベース

  • Amazon Aurora now supports PostgreSQL 15
    Amazon Aurora PostgreSQL-Compatible EditionがPostgreSQL 15をサポートするようになりました。新機能として、「MERGE」コマンドやSQLクエリ用の条件分岐、メモリとディスクの両方に対応したソート性能の向上などがあります。
  • RDS Custom for SQL Server now supports Multi-AZ deployments
    Amazon RDS Custom for SQL ServerがMulti-AZデプロイメントモデルをサポートし、高可用性と信頼性を提供することができるようになりました。Multi-AZデプロイメントモデルは、高可用性が必要なプロダクションデータベース作業負荷に適しています。
  • Amazon RDS for MySQL now supports up to 15 read replicas for RDS Multi-AZ deployment option with two readable standby database instances
    Amazon RDS for MySQLが最大15個の非同期リードレプリカをサポートするようになり、以前の8倍のリードキャパシティを提供するようになりました。これにより、読み取りが重いワークロードに強く、2つしかない読み取り可能なインスタンスの容量制限を超えて弾力的にスケールアウトすることができます。

分析

  • Amazon Athena adds view support for external data sources
    Amazon AthenaではFederated Query というAmazon S3データレイクのデータなど多様なデータをクエリできる機能があります。今回このFederated Query経由のデータに対してビューを作成が行えるようになりました。

機械学習

  • Import data from 45+ sources for no-code ML with Amazon SageMaker Canvas
    ノーコードMLインターフェースであるSageMaker Canvasが、Amazon Athena、Snowflake、Salesforce、SAP ODataなど45以上のデータソースをサポートするようになりました。これまでは、データを手動で取得し、対応するCanvasのソースに転送する必要がありましたが、CanvasではAmazon AppFlowとの提携により、さまざまなソースからデータを取り込むことができるようになりました。
  • Amazon Kendra releases Microsoft OneDrive Connector
    Amazon Kendraは、機械学習によって動作するインテリジェントな検索サービスです。今回Microsoft OneDriveからのメッセージを検索するためのKendra Microsoft OneDrive Connectorが利用可能になりました。
  • Amazon Polly offers full support in the AWS Asia Pacific (Osaka) Region
    Text to SpeachサービスであるAmazon Pollyの利用可能リージョンが拡大され大阪リージョンでも利用可能になりました。
  • Amazon SageMaker now supports sharing predictions with Amazon QuickSight
    Amazon SageMaker Canvasは、機械学習モデルの予測をQuickSightで連携できるようになりました。予測結果を共有し、インタラクティブなダッシュボードで分析することができます。

その他

  • AWS Billing Conductor pricing change
    AWS Billing Conductor (ABC)の課金方式が、アカウントベースのティアドモデルへ変更されます。こちらの変更は2023年6月1日より適用されます。新しい課金方式では、アカウント数に応じて月額料金が設定されます。また、既存のユーザには4月1日から新料金プランの無料トライアルが62日間適用されています。
  • AWS Service Catalog announces support for Terraform open source
    AWS Service CatalogでTerraform open sourceのサポートをするようになりました。AWS Service Catalogコンソールを使用して、アカウント全体でTerraform open source製品を作成、管理、共有できる機能が追加されました。
  • Announcing general availability for macOS Support on Amplify Library for Swift
    AWS Amplify for Swift (v2.7.1)のmacOSサポートが一般公開されました。これにより、iOSおよびmacOSアプリケーションのクラウド接続アプリケーションを開発できるようになります。
  • Amazon WorkSpaces Core introduces Microsoft Office 2019 Professional Plus bundle
    Amazon WorkSpaces でWindows 10およびWindows 11のBYOL Amazon WorkSpaces Coreインスタンスを通じて、Microsoft Office 2019 Professional Plusを選択できるようになりました。

 

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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